Veritas InfoScale™ Operations Manager 7.4 ユーザーズガイド

Veritas InfoScale Operations Manager は、Veritas InfoScale Operations Manager から FSS 操作を実行するために、CVM（Cluster Volume Manager）クラスタが FSS 対応かどうかと、クラスタノードの管理対象ホストのバージョンが Veritas InfoScale Operations Manager 6.1 以降かどうかを確認します。

Veritas InfoScale Operations Manager はディスクグループで FSS が有効化されているかどうかを検出し、その情報をディスクグループの管理サーバーに表示します。ネットワーク共有ディスクを追加する前に、ディスクグループで FSS を有効化する必要があります。

Veritas InfoScale Operations Manager はディスクがエクスポートされているか（ネットワーク共有ディスクか）、リモートか、このどちらでもないかを検出し、コンソールにディスクの FSS 状態を表示します。

ディスクのエクスポートは、ホストに対して部分的に表示されているディスクで実行される FSS 固有の操作で、このディスクを CVM クラスタのすべてのホストで表示されるようにします。リモートディスクは、クラスタの別のホストからエクスポートされたディスクです。

Management Server コンソールには、FSS 操作のためのウィザードがあり、既存のディスクグループでの FSS の有効化または無効化と、CVM クラスタで共有して使うためのディスクのエクスポートまたはエクスポート解除をサポートします。既存の SF 操作のためのウィザードは、必要に応じて FSS 操作をサポートします。

CVM クラスタ（FSS 対応、FSS 非対応の両方）は、サーバーパースペクティブのツリーにリスト表示されます。サーバーパースペクティブのクラスタ表示では、クラスタの各ホストのストレージ使用状況、ローカル化の割合、リモート化の割合など、ストレージを可視化して表示します。ディスクグループ作成操作は、クラスタレベルで利用できます。他の SF 操作は、選択したクラスタのオブジェクトから利用できます。

サーバーパースペクティブの検索機能でクラスタオブジェクトのクエリーを作成できます。たとえば、FSS 対応属性が設定されているクラスタを検索できます。

FSS 対応のディスクグループのためのボリューム作成時に、複数ホストにわたるボリュームのミラー化を行うか指定できます。 ミラー化されたボリュームがローカルストレージに基づいていないことを単一のホストから検証可能にするために、ホストの Cross Enclosure/Host Mirroring ポリシーシグネチャを登録できます。