Storage Foundation for Oracle® RAC 7.3.1 管理者ガイド - Linux

SF Oracle RAC クラスタでの SCSI-3 PR キーの管理

I/O フェンシングは、SCSI-3 PR キーをコーディネータ LUN に配置します。 キーの形式は、7 個のダッシュ文字の前のシステムの LLT ID に ASCII の "A" が接頭辞として付く、命名規則に従います。

次に例を示します。

node 0 uses A-------

node 1 uses B-------

SF Oracle RAC/SF CFS/SF HA 環境では、VxVM/CVM はキーをデータディスクに登録します。そのキーの形式は、ディスクグループがインポートされる ith 共有グループであるような、「xxxx」 = i となっている文字「PGRxxxx」が続く、システムの LLT ID に ASCII の「A」が接頭辞として付く形式です。

たとえば、ノード 0 は APGR0001（最初にインポートされた共有グループの場合）を使います。

VCS/CVM は登録キーに加え、データ LUN に予約キーもインストールします。LUN を予約できるのは 1 つのキーだけなので、クラスタごとの予約キーは 1 つです。

???を参照してください。

次のコマンドを実行すると、データディスクグループのキーが一覧表示されます。

#vxdg list |grep data

sys1_data1 enabled,shared,cds 1201715530.28.pushover

sys1_data1 に属するデータディスクを選択します。

#vxdisk -o alldgs list |grep sys1_data1

次のコマンドを実行すると、PR キーが一覧表示されます。

# vxdisk -o listreserve list sdh

........

........

また、vxfenadm コマンドを使って PR キーを一覧表示することもできます。

#echo "/dev/vx/dmp/sdh" > /tmp/disk71

# vxfenadm -s all -f /tmp/disk71

Device Name: /dev/vx/dmp/sdh
Total Number Of Keys: 2
key[0]: 
        Key Value [Numeric Format]:  66,80,71,82,48,48,48,52
        Key Value [Character Format]: BPGR0004
key[1]: 
        Key Value [Numeric Format]:  65,80,71,82,48,48,48,52
        Key Value [Character Format]: APGR0004