Cluster Server 7.3.1 Agent for DB2 インストール/設定ガイド - Linux
- Cluster Server Agent for DB2 の概要
- Cluster Server Agent for DB2 について
- Cluster Server Agent for DB2 が DB2 の高可用性を実現するしくみ
- DB2 エージェントがインテリジェントなリソース監視をサポートするしくみ
- VCS agent for DB2 の場合サポートするソフトウェア
- VCS Agent for DB2 のエージェント関数について
- VCS agent for DB2 の場合オンラインエージェント関数について
- VCS agent for DB2 の場合オフラインエージェント関数について
- VCS agent for DB2 の場合監視エージェント関数について
- VCS agent for DB2 の場合クリーンエージェント関数について
- VCS agent for DB2 の場合情報エージェント関数について
- アクションエージェント関数についてVCS agent for DB2 の場合
- VCS agent for DB2 の IMF 統合関数について
- VCS agent for DB2 の場合データベース情報を取得するための情報エージェント関数の実行について
- Cluster Server での標準的な DB2 設定
- VCS 環境に DB2 UDB を設定するためのロードマップ
- DB2 のインストールと設定
- Cluster Server Agent for DB2 のインストールと削除
- DB2 のための VCS サービスグループの設定
- DB2 のための VCS サービスグループの管理
- 付録 A. Cluster Server Agent for DB2 のトラブルシューティング
- 付録 B. Cluster Server Agent for DB2 のリソースの種類情報
- 付録 C. DB2 のリソースの種類属性
- 付録 D. 設定例
詳細監視中の DB2 エラーコードの処理
DB2 用のエージェントでは、詳細監視中に発生する DB2 エラーの処理機能が強化されています。エージェントは、DB2 のエラーを重大度別に分類し、定義済みのアクションを各エラーコードに関連付けます。
カスタム エラー処理ファイル db2error.dat を作成できます。このファイルには、DB2 のエラーと、そのエラーに関連付けられたアクション(エージェントがそのエラーを検出したときに実行する必要のあるアクション)が記載されます。
このファイルには、次の形式で情報が格納されています。
SQL_error_string:action_to_be_taken
次に例を示します。
SQL1034N: IGNORE
SQL1039N: WARN
SQL1234N: FAILOVER表: 詳細監視に利用できるアクション では詳細監視に利用できるアクションを示します。
表: 詳細監視に利用できるアクション
Action | 説明 |
|---|---|
IGNORE | エラーを無視します。 |
UNKNOWN | リソースの状態を UNKNOWN と判断し、Notifier リソースが設定されている場合は通知を送信します。 VCS の通知について詳しくは、『Cluster Server 管理者ガイド』を参照してください。 このアクションは、通常、設定エラーに関連付けられます。 |
WARN | リソースの状態を ONLINE と判断し、Notifier リソースが設定されている場合は通知を送信します。 このアクションは、通常、重大度が低いエラーに関連付けられます。 |
FAILOVER (デフォルト) | リソースの状態を OFFLINE と判断します。これはサービスグループのエラーで、次の使用可能なシステムにフェールオーバーされます。 このアクションはエージェントのデフォルト動作です。検出された DB2 エラーコードが db2error.dat ファイル内に存在しない場合、エージェントはデフォルトの動作を実行します。 |
NOFAILOVER | サービスグループを一時的にフリーズし、リソースの状態を OFFLINE と判断します。Notifier リソースが設定されている場合は、通知も送信します。 このアクションは、通常、システム固有ではないエラーに関連付けられます。 たとえば、別のノードへのフェールオーバーは破損したデータベースで役に立ちません。 |