Veritas NetBackup™ Appliance SNMP トラップリファレンスガイド

Last Published:
Product(s): Appliances (5.0)
Platform: NetBackup Appliance OS

[設定 (Settings)]>[通知 (Notification)]>[警告の構成 (Alert configuration)]

NetBackup Appliance Web コンソールの[設定 (Settings)]>[通知 (Notification)]>[警告の構成 (Alert configuration)]ページに、SNMP、SMTP、コールホームの警告通知を有効にできる単一の場所があります。ページは 3 つのセクションに分かれています。各セクションは、それぞれ[SNMP]、[SMTP]、[コールホーム (Call Home)]警告通知の詳細を説明しています。

[警告の構成 (Alert Configuration)]の下に、[通知の間隔 (Notification Interval)]フィールドがあります。SNMP と SMTP の構成の場合は、通知から次の通知の間隔を分単位で入力する必要があります。時間間隔は 15 の倍数で、ゼロ以外にします。

SNMP の構成

表: SNMP サーバーの構成 に、NetBackup Appliance Web コンソールの[SNMP] (Simple Network Management Protocol) セクションのフィールドを一覧表示します。

表: SNMP サーバーの構成

フィールド

説明

SNMP サーバー (SNMP Server)

SNMP サーバーのホスト名を入力します。このコンピュータを定義するためのホスト名または IP アドレスを入力できます。IP アドレスは、IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスのいずれかになります。グローバルスコープと一意的ローカルの IPv6 アドレスのみが許可されます。

アプライアンスで生成される警告またはトラップの通知は、この SNMP マネージャに送信されます。

メモ:

NetBackup Appliance は市場に提供されているすべての SNMP サーバーをサポートします。ただし、ManageEngine™ SNMP サーバーと HP OpenView SNMP サーバーは、バージョン 2.6 に対してテスト認定済みです。

???を参照してください。

SNMP ポート (SNMP Port)

SNMP サーバーのポート番号を入力します。デフォルトのポートは、162 です。

メモ:

ファイアウォールで、このポートを介してアプライアンスから SNMP サーバーにアクセスできるようにする必要があります。

SNMP コミュニティ (SNMP Community)

警告またはトラップを送信するコミュニティを入力します。たとえば「Backup Reporting Department」などです。

SNMP サーバーで構成した値を入力できます。たとえば、会社名です。会社名を開示しないようにする場合のために、admin_grouppublicprivate などのシステム定義の値が用意されています。デフォルトは public です。

SNMP MIB ファイルは、SNMP メッセージの生成と解釈に使われるデータ辞書として機能します。SNMP を構成する場合は、SNMP トラップを解釈できるように監視ソフトウェアに MIB ファイルをインポートする必要があります。[SNMP サーバーの構成 (SNMP Server Configuration)]ペインから、SNMP MIB ファイルの詳細を確認できます。SNMP MIB ファイルの詳細を確認するには、[SNMP の MIB ファイルを表示 (View SNMP MIB file)]をクリックします。SNMP の MIB ファイルが開きます。

またアプライアンスシェルメニューから次のコマンドを使用して、SNMP サーバーを構成できます。

Main_Menu > Settings > Alerts > SNMP Set Server [Community] [Port]

例: Main_Menu > Settings > Alerts > SNMP Set Server 10.80.97.223

構成後にテスト用 SNMP トラップを送信する方法については、Veritasサポートの Web サイトで次のテクニカルノートを参照してください。

https://www.veritas.com/content/support/en_US/article.100009877

SMTP の構成

SMTP メールサーバープロトコルは、電子メールの発信に使用します。NetBackup Appliance Web コンソール ([設定 (Settings)]、[警告の構成 (Alert configuration)]、[SMTP サーバーの構成 (SMTP Server Configuration)] の順に選択) で、SMTP を構成できます。

またアプライアンスシェルメニューから次のコマンドを使用して、SMTP サーバーを構成し、新しい電子メールアカウントを追加することもできます。

Main_Menu > Settings > Alerts > Email SMTP Add Server [Account] [Password]Server は、電子メールの送信に使用されるターゲット SMTP サーバーのホスト名です。[Account][Password] は、認証が必要な場合にアカウントの名前とパスワードを識別するためのオプションのパラメータです。

詳しくは、お使いのアプライアンスのマニュアルを参照してください。

表: SMTP サーバーの設定に、NetBackup Appliance Web コンソールの[SMTP]セクションのフィールドを一覧表示します。

表: SMTP サーバーの設定

フィールド

説明

SMTP サーバー (SMTP Server)

SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) サーバーのホスト名を入力します。アプライアンスで生成される警告の通知は、この SMTP サーバーを使って送信されます。IP アドレスは、IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスのいずれかになります。グローバルスコープと一意的ローカルの IPv6 アドレスのみが許可されます。

???を参照してください。

ソフトウェア管理者の電子メール (Software Administrator Email)

Veritas NetBackup Appliance ソフトウェアに固有のソフトウェア警告を受信する、ソフトウェア管理者の電子メール ID を入力します。指定した電子メール ID に、次のソフトウェア状態の警告が送信されます。

  • 次のようなホストの情報。

    • ディスクの情報。

    • バックアップ全体の状態。

    • 各クライアントの過去 7 回のバックアップの結果。

  • カタログバックアップのディザスタリカバリファイルの電子メール

  • パッチのインストール成功レポート。

ハードウェア管理者の電子メール (Hardware Administrator Email)

Veritas NetBackup Appliance ハードウェアに固有のハードウェア警告を受信する、ハードウェア管理者の電子メール ID を入力します。たとえば、ardwareadmin@usergroup.com を入力します。

電子メールテスト (Email Test)

前述のフィールドで設定した電子メールアドレスに、テスト用電子メールが送信されます。テスト用電子メールが届かない場合は、エラーメッセージに従ってネットワーク接続、SMTP 設定、電子メール設定を確認してください。詳しくはシステム管理者にお問い合わせください。

送信者の電子メール (Sender Email)

アプライアンスが送信した警告またはレポートの応答を受信する電子メール ID を入力します。

SMTP アカウント (SMTP Account)

SMTP アカウントにアクセスするユーザー名を入力します。

パスワード (Password)

前述の SMTP ユーザーアカウントのパスワードを入力します。

プロキシサーバーまたは Veritas のコールホームサーバーに電子メールのレポートを送信するように、このサーバーを構成できます。

次のプロキシサーバーがサポートされます。

  • Squid

  • Apache

  • TMG

メモ:

プロキシ構成の NTLM 認証もサポートされます。

アプライアンスによって生成されるすべての電子メール通知に、同じ SMTP 設定を使用します。この電子メールには、ハードウェア監視の通知および NetBackup ジョブの通知が含まれます。構成設定は、NetBackup Appliance Web コンソールの[設定 (Settings)]、[通知 (Notification)]、[警告の構成 (Alert Configuration)]または NetBackup Appliance シェルメニューの Main_Menu > Settings > Alerts にあります。この設定は、NetBackup ジョブの通知を送信するのに以前使った可能性のある以前の SMTP セットアップを上書きします。

コールホームの構成

表: コールホームの構成の設定 に、[コールホームの構成 (Call Home Configuration)]セクションのフィールドを一覧表示します。

表: コールホームの構成の設定

フィールド

説明

コールホームの有効化 (Enable Call Home)

コールホームの警告の構成を有効にするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。

プロキシサーバーの有効化 (Enable Proxy Server)

プロキシを有効にするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。

プロキシのトンネリングの有効化 (Enable Proxy Tunneling)

プロキシサーバーが SSL トンネリングをサポートしている場合は、このチェックボックスにチェックマークを付けます。

プロキシサーバー (Proxy Server)

プロキシサーバーの名前を入力します。

プロキシポート (Proxy Port)

プロキシサーバーのポート番号を入力します。

プロキシのユーザー名 (Proxy Username)

プロキシサーバーにログインするユーザー名を入力します。

プロキシのパスワード (Proxy Password)

プロキシサーバーにログインするユーザー名のパスワードを入力します。

コールホームを有効にしている場合は、[コールホームの構成 (Call Home Configuration)]設定の下で利用可能な[コールホームのテスト (Test Call Home)]オプションをクリックすることで、コールホームが正しく動作しているかどうかをテストできます。

メモ:

[コールホームのテスト (Test Call Home)]オプションは、コールホームが有効な場合にのみ、NetBackup Appliance Web コンソールでアクティブになります。

5.0 以降のリリースでは、コールホームを有効にして[保存 (Save)]をクリックすると、コールホームのテストが自動的に実行されます。

次のプロキシサーバーがサポートされます。

  • Squid

  • Apache

  • TMG

NTLM は、コールホームプロキシ設定のサポート対象の認証方法です。