Veritas NetBackup™ Appliance SNMP トラップリファレンスガイド
- 概要
- SNMP ハードウェアトラップ
- 付録 A. MIB (Management Information Base) ファイルのコンテンツ
[設定 (Settings)]>[通知 (Notification)]>[警告の構成 (Alert configuration)]
NetBackup Appliance Web コンソールの[設定 (Settings)]>[通知 (Notification)]>[警告の構成 (Alert configuration)]ページに、SNMP、SMTP、コールホームの警告通知を有効にできる単一の場所があります。ページは 3 つのセクションに分かれています。各セクションは、それぞれ[SNMP]、[SMTP]、[コールホーム (Call Home)]警告通知の詳細を説明しています。
[警告の構成 (Alert Configuration)]の下に、[通知の間隔 (Notification Interval)]フィールドがあります。SNMP と SMTP の構成の場合は、通知から次の通知の間隔を分単位で入力する必要があります。時間間隔は 15 の倍数で、ゼロ以外にします。
表: SNMP サーバーの構成 に、NetBackup Appliance Web コンソールの[SNMP] (Simple Network Management Protocol) セクションのフィールドを一覧表示します。
表: SNMP サーバーの構成
フィールド |
説明 |
---|---|
SNMP サーバー (SNMP Server) |
SNMP サーバーのホスト名を入力します。このコンピュータを定義するためのホスト名または IP アドレスを入力できます。IP アドレスは、IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスのいずれかになります。グローバルスコープと一意的ローカルの IPv6 アドレスのみが許可されます。 アプライアンスで生成される警告またはトラップの通知は、この SNMP マネージャに送信されます。 メモ: NetBackup Appliance は市場に提供されているすべての SNMP サーバーをサポートします。ただし、ManageEngine™ SNMP サーバーと HP OpenView SNMP サーバーは、バージョン 2.6 に対してテスト認定済みです。 ???を参照してください。 |
SNMP ポート (SNMP Port) |
SNMP サーバーのポート番号を入力します。デフォルトのポートは、162 です。 メモ: ファイアウォールで、このポートを介してアプライアンスから SNMP サーバーにアクセスできるようにする必要があります。 |
SNMP コミュニティ (SNMP Community) |
警告またはトラップを送信するコミュニティを入力します。たとえば「Backup Reporting Department」などです。 SNMP サーバーで構成した値を入力できます。たとえば、会社名です。会社名を開示しないようにする場合のために、admin_group、public、private などのシステム定義の値が用意されています。デフォルトは public です。 |
SNMP MIB ファイルは、SNMP メッセージの生成と解釈に使われるデータ辞書として機能します。SNMP を構成する場合は、SNMP トラップを解釈できるように監視ソフトウェアに MIB ファイルをインポートする必要があります。[SNMP サーバーの構成 (SNMP Server Configuration)]ペインから、SNMP MIB ファイルの詳細を確認できます。SNMP MIB ファイルの詳細を確認するには、[SNMP の MIB ファイルを表示 (View SNMP MIB file)]をクリックします。SNMP の MIB ファイルが開きます。
またアプライアンスシェルメニューから次のコマンドを使用して、SNMP サーバーを構成できます。
Main_Menu > Settings > Alerts > SNMP Set Server [Community] [Port]
例: Main_Menu > Settings > Alerts > SNMP Set Server 10.80.97.223
構成後にテスト用 SNMP トラップを送信する方法については、Veritasサポートの Web サイトで次のテクニカルノートを参照してください。
https://www.veritas.com/content/support/en_US/article.100009877
SMTP メールサーバープロトコルは、電子メールの発信に使用します。NetBackup Appliance Web コンソール ([設定 (Settings)]、[警告の構成 (Alert configuration)]、[SMTP サーバーの構成 (SMTP Server Configuration)] の順に選択) で、SMTP を構成できます。
またアプライアンスシェルメニューから次のコマンドを使用して、SMTP サーバーを構成し、新しい電子メールアカウントを追加することもできます。
Main_Menu > Settings > Alerts > Email SMTP Add Server [Account] [Password]。Server は、電子メールの送信に使用されるターゲット SMTP サーバーのホスト名です。[Account] と [Password] は、認証が必要な場合にアカウントの名前とパスワードを識別するためのオプションのパラメータです。
詳しくは、お使いのアプライアンスのマニュアルを参照してください。
表: SMTP サーバーの設定に、NetBackup Appliance Web コンソールの[SMTP]セクションのフィールドを一覧表示します。
表: SMTP サーバーの設定
フィールド |
説明 |
---|---|
SMTP サーバー (SMTP Server) |
SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) サーバーのホスト名を入力します。アプライアンスで生成される警告の通知は、この SMTP サーバーを使って送信されます。IP アドレスは、IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスのいずれかになります。グローバルスコープと一意的ローカルの IPv6 アドレスのみが許可されます。 ???を参照してください。 |
ソフトウェア管理者の電子メール (Software Administrator Email) |
Veritas NetBackup Appliance ソフトウェアに固有のソフトウェア警告を受信する、ソフトウェア管理者の電子メール ID を入力します。指定した電子メール ID に、次のソフトウェア状態の警告が送信されます。
|
ハードウェア管理者の電子メール (Hardware Administrator Email) |
Veritas NetBackup Appliance ハードウェアに固有のハードウェア警告を受信する、ハードウェア管理者の電子メール ID を入力します。たとえば、ardwareadmin@usergroup.com を入力します。 |
電子メールテスト (Email Test) |
前述のフィールドで設定した電子メールアドレスに、テスト用電子メールが送信されます。テスト用電子メールが届かない場合は、エラーメッセージに従ってネットワーク接続、SMTP 設定、電子メール設定を確認してください。詳しくはシステム管理者にお問い合わせください。 |
送信者の電子メール (Sender Email) |
アプライアンスが送信した警告またはレポートの応答を受信する電子メール ID を入力します。 |
SMTP アカウント (SMTP Account) |
SMTP アカウントにアクセスするユーザー名を入力します。 |
パスワード (Password) |
前述の SMTP ユーザーアカウントのパスワードを入力します。 |
プロキシサーバーまたは Veritas のコールホームサーバーに電子メールのレポートを送信するように、このサーバーを構成できます。
次のプロキシサーバーがサポートされます。
Squid
Apache
TMG
メモ:
プロキシ構成の NTLM 認証もサポートされます。
アプライアンスによって生成されるすべての電子メール通知に、同じ SMTP 設定を使用します。この電子メールには、ハードウェア監視の通知および NetBackup ジョブの通知が含まれます。構成設定は、NetBackup Appliance Web コンソールの[設定 (Settings)]、[通知 (Notification)]、[警告の構成 (Alert Configuration)]または NetBackup Appliance シェルメニューの Main_Menu > Settings > Alerts にあります。この設定は、NetBackup ジョブの通知を送信するのに以前使った可能性のある以前の SMTP セットアップを上書きします。
表: コールホームの構成の設定 に、[コールホームの構成 (Call Home Configuration)]セクションのフィールドを一覧表示します。
表: コールホームの構成の設定
フィールド |
説明 |
---|---|
コールホームの有効化 (Enable Call Home) |
コールホームの警告の構成を有効にするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。 |
プロキシサーバーの有効化 (Enable Proxy Server) |
プロキシを有効にするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。 |
プロキシのトンネリングの有効化 (Enable Proxy Tunneling) |
プロキシサーバーが SSL トンネリングをサポートしている場合は、このチェックボックスにチェックマークを付けます。 |
プロキシサーバー (Proxy Server) |
プロキシサーバーの名前を入力します。 |
プロキシポート (Proxy Port) |
プロキシサーバーのポート番号を入力します。 |
プロキシのユーザー名 (Proxy Username) |
プロキシサーバーにログインするユーザー名を入力します。 |
プロキシのパスワード (Proxy Password) |
プロキシサーバーにログインするユーザー名のパスワードを入力します。 |
コールホームを有効にしている場合は、[コールホームの構成 (Call Home Configuration)]設定の下で利用可能な[コールホームのテスト (Test Call Home)]オプションをクリックすることで、コールホームが正しく動作しているかどうかをテストできます。
メモ:
[コールホームのテスト (Test Call Home)]オプションは、コールホームが有効な場合にのみ、NetBackup Appliance Web コンソールでアクティブになります。
5.0 以降のリリースでは、コールホームを有効にして[保存 (Save)]をクリックすると、コールホームのテストが自動的に実行されます。
次のプロキシサーバーがサポートされます。
Squid
Apache
TMG
NTLM は、コールホームプロキシ設定のサポート対象の認証方法です。
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