NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 10.4 について
- 新機能、拡張機能および変更
- NetBackup の新しい拡張と変更について
- NetBackup 10.4 の新機能、変更点、拡張機能
- Veritas 用語の変更点
- NetBackup 10.4 の RESTful API
- NetBackup Web UI でのポリシーによるクライアント側の重複排除制御
- NetBackup Web UI でのダッシュボードの変更
- マルウェアスキャンの改善点
- 多要素認証の機能強化
- 異常検出の拡張機能
- マルチパーソン認証の拡張機能
- OCSF 形式の監査イベントに対する NetBackup のサポート
- NetBackup Replication Director のサポート終了 (EOSL) と後継の NetBackup Snapshot Manager (NBSM)
- NetBackup 10.4 のサポートの追加および変更点
- Red Hat Enterprise Linux 7 のサポート廃止
- Red Hat Enterprise Linux 8 マシンの CIS レベル 2 v2 ベンチマークのサポート
- 将来のリリースで廃止される予定のいくつかのシャットダウンコマンド
- NetBackup 10.4 以降のインストールとアップグレードに関する Windows コンパイラとセキュリティの要件
- 廃止予定のクラウドリカバリサーバーを伴うイメージ共有を設定するスクリプト
- AWS クラウド環境で仮想マシンを作成するために使用される AMI
- アップグレードされたコンテナ化サービス
- クラウド作業負荷のための Oracle Cloud Infrastructure のサポート
- VMware vSAN Express Storage Architecture (ESA) のサポート
- NetBackup Web UI での VMware ポリシーを使用した vApp の参照機能
- NetBackup Web UI での NetBackup for VMware の新機能
- XFS フォーマット済みボリュームと LVM2 シンプールボリュームのサポート
- NetBackup for Microsoft SQL Server の新機能および変更点
- NetBackup for Oracle の新機能および変更点
- マルウェアスキャンのための Kubernetes 作業負荷の種類のサポート
- プライマリサーバーとメディアサーバーに対するパッチ適用メカニズム
- Dynamic NAS (D-NAS) の新機能
- 操作上の注意事項
- NetBackup 10.4 の操作上の注意事項について
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
- NetBackup クラウドオブジェクトストアの作業負荷の操作上の注意事項
- NetBackup Snapshot Manager (以前の NetBackup CloudPoint)
- NetBackup データベースとアプリケーションエージェントの操作上の注意事項
- NetBackup NAS の操作上の注意事項
- NetBackup for OpenStack の操作上の注意事項
- NetBackup OpenStack 10.4 からの NetBackup for OpenStack Appliance の再初期化機能の削除
- バックアップからのボリュームの除外が NetBackup for OpenStack 10.4 ではサポートされない
- NetBackup for OpenStack 10.4 は古いバージョンのポリシーのみをインポートする
- haproxy 接続で NetBackup for OpenStack Datamover API (NBOSDMAPI) サービスがタイムアウトする
- 増分バックアップのインスタンスボリュームをマウントできない
- リカバリポイントがある保護を削除すると、エラーメッセージとともに成功メッセージが表示される
- リストアされた VM に空のメタデータ config_drive が接続される
- SSL 対応 Keystone URL に対して安全でない方法での操作が許可されない
- OpenStack プロジェクトが削除されると NetBackup for OpenStack 10.4 でポリシーのインポートが機能しない
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
NetBackup for Oracle の新機能および変更点
このリリースでは次の変更点と機能を利用できます。
役割ベースのアクセス制御 (RBAC) は、すべての種類の Oracle 資産に適用できます。たとえば、Web UI でデータベースをクリックします。次に、[アクセス権 (Permissions)]タブで、データベースへのアクセス権を付与する RBAC の役割を選択します。
NetBackup Web UI には、次の変更点と追加が加えられています。
RAC 以外のデータベースと RAC データベースは、[データベース (Databases)]タブで管理されます。[作業負荷 (Workloads)]、[Oracle]ページの[インスタンス (Instances)]タブは削除されました。インスタンスは、データベース名をクリックし、[インスタンス (Instances)]タブをクリックすることで管理されるようになりました。
RMAN カタログは[RMAN カタログ (RMAN catalogs)]タブで管理されます。RMAN カタログの登録は、[クレデンシャルの管理 (Credential management)]で保存したクレデンシャルを使用して行えます。[データベース (Databases)]タブでは、Oracle データベースと関連付ける RMAN カタログを選択できます。
Data Guard は[RMAN カタログ (RMAN catalogs)]タブで管理されます。
新しいコマンド nboracmd は、コマンドラインから Oracle 資産、クレデンシャル、Oracle ジョブを管理する機能を提供します。コマンド nboraadm -add_dba で構成された委任権限は RBAC に変換されないことに注意してください。管理者は、必要な RBAC の役割を Oracle 管理者に個別に適用する必要があります。
以下の項目は NetBackup 10.4 リリースで廃止されました。
NetBackup 管理コンソールの[アプリケーション (Applications)]、[Oracle]ノードは削除されました。Oracle 資産は NetBackup Web UI から管理できます。
Oracle インテリジェントポリシー (OIP) は NetBackup 管理コンソールから削除されました。OIP ポリシーは NetBackup Web UI で管理できます。
インスタンスグループは、NetBackup 管理コンソール、NetBackup Web UI、およびコマンドラインオプションから削除されました。インスタンスグループの後継は CMS (Credential Management System) です。インスタンスグループを含む OIP ポリシーは、アップグレード中に更新されます。以前のポリシーに含まれるデータベースを使用して、新しいポリシーが作成されます。その後、新しいクレデンシャルが作成され、新しいポリシーのデータベースに適用されます。
コマンド nboraadm は廃止されました。
インスタンスグループとクレデンシャルを構成するためのコマンドラインオプションは適用できなくなり、新しいコマンド nboracmd では利用できません。CMS がインスタンスグループの後継となり、クレデンシャルは CMS で管理されるようになりました。