Veritas NetBackup™ リリースノート
- NetBackup 8.3.0.2 について
- 新機能、拡張機能および変更
- 操作上の注意事項
- NetBackup 8.3.0.2 の操作上の注意事項について
- NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項
- NetBackup の管理と一般的な操作上の注意事項
- nbdeployutil ユーティリティで従来ライセンスの使用状況レポートの生成に失敗する可能性がある
- BigData ポリシーを使用する作業負荷で子バックアップジョブがキューに投入された状態になることがある
- 非 WORM 対応のストレージから NetBackup がイメージを期限切れにしようとすると、ジョブの詳細にエラーが表示される
- NetBackup CA の移行またはアップグレードの開始時における NetBackup Web サーバー証明書の更新の失敗
- リソースグループ名にピリオド (.) が含まれると Microsoft Azure のバックアップが失敗する
- 子ジョブが失敗した、または取り消された場合に、SLP がマルチストリームバックアップを再試行しない
- 個別リストアではターゲットに十分な空き容量が必要
- デバイスツリーに表示されている古いデバイス
- NetBackup 管理インターフェースの操作上の注意事項
- NetBackup Bare Metal Restore の操作上の注意事項
- NetBackup クラウドの操作上の注意事項
- NetBackup と Veritas CloudPoint に関する操作上の注意事項
- NetBackup CloudPoint 8.3 で作成されたスナップショットを使用したリストア後に、オンホストエージェントを利用できない場合がある
- 元のインスタンスのアプリケーションの状態で、代替の場所へのホスト整合リストアのエラーが報告される場合がある
- Gov クラウドまたは中国地域でパブリッククラウドがサポートされない
- AWS マーケットプレース AMI から作成されたインスタンスでインデックス付けがサポートされない
- 一貫したホストスナップショットが失敗する場合がある
- Microsoft Azure の作業負荷のイメージのクリーンアップが失敗することがある
- [認証方式 (Authentication Method)]フィールドに空白が表示された IAM ロールを持つ AWS プラグインの構成
- MongoDB のスナップショットの作成ジョブがフリーズする場合がある
- ジョブの実行中にクラウドプラグインを更新するとジョブが失敗する
- ユーザーとパスワードの両方が更新されると権限拒否エラーが発生する
- Google Cloud Platform の異なるソースおよびターゲットゾーンがサポートされない
- 壊れたファイルシステムが検出される
- NetBackup Deduplication に関する注意事項
- NetBackup for NDMP の操作上の注意事項
- NetBackup の国際化と日本語化の操作に関する注意事項
- NetBackup Snapshot Client の操作上の注意事項
- NetBackup 仮想化の操作上の注意事項
- 付録 A. NetBackup ユーザーの SORT について
- 付録 B. NetBackup のインストール要件
- 付録 C. NetBackup の互換性の要件
- 付録 D. 他のNetBackup マニュアルおよび関連マニュアル
NetBackup のインストール要件について
今回の NetBackup のリリースには、インストールに必要な最小システム要件と手順への変更が含まれている可能性があります。これらの変更は、Windows と UNIX の両方のプラットフォームの最小システム要件に影響します。『NetBackupリリースノート』のインストール指示に関する多くの情報は、利便性を考慮して提供されています。インストール指示について詳しくは、『NetBackup インストールガイド』および『NetBackup アップグレードガイド』に記載されています。
NetBackup のインストールとアップグレードの操作上の注意事項を参照してください。
NetBackup サーバーソフトウェアをアップグレードする前に、NetBackup カタログをバックアップして、カタログバックアップが正常に終了したことを確認する必要があります。
データベースの再構築は、多くの場合、NetBackup のメジャー、マイナー (一重ドット)、およびリリース更新 (二重ドット) の各バージョンで発生します。したがって、NetBackup 8.3.0.2 にアップグレードする前に、NetBackup データベースのサイズ以上の空きディスク領域が利用可能になっている必要があります。つまり、デフォルトインストールに対して、
/usr/openv/db/data(UNIX) または<install_path>\Veritas\NetBackupDB\data(Windows) のディレクトリを含むファイルシステムにそれだけの空き領域が必要です。これらのいずれかのディレクトリの一部のファイルの場所を変更する場合は、その場所にファイルのサイズ以上の空き領域が必要です。代替の場所への NBDB データベースファイルの格納について詳しくは、『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1』を参照してください。メモ:
この空きディスク領域の要件は、アップグレードを始める前に、カタログバックアップを正常に終了するためのベストプラクティスを実行していることを前提としています。
プライマリサーバーとメディアサーバーでは、NetBackup を正常に実行するために、プロセス単位のファイル記述子の最小ソフト制限を 8000 にする必要があります。
ファイル記述子の数が不十分な場合の影響の詳細については、Veritas のサポート Web サイトの次の記事を参照してください。
NetBackup のプライマリサーバーとメディアサーバーは、起動時および 24 時間ごとにサーバーのバージョン情報を交換します。この交換は自動的に行われます。アップグレード後の起動時に、アップグレードされたメディアサーバーは vmd サービスを使って自身のバージョン情報をサーバーリストに示されているすべてのサーバーにプッシュします。
Veritas は、メディアサーバーのアップグレードの実行中は、プライマリサーバーのサービスを起動して利用可能な状態にしておくことをお勧めします。
すべての圧縮ファイルは gzip を使用して圧縮されています。これらのファイルのインストールには gunzip と gzip が必要なので、NetBackup をインストールする前にコンピュータにこれらがインストールされていることを確認します。HP-UX を除くすべての UNIX プラットフォームでは、バイナリは /bin または /usr/bin に存在し、このディレクトリが root ユーザーの PATH 変数に含まれていると想定されています。HP-UX システムでは、gzip コマンドおよび gunzip コマンドは /usr/contrib/bin に存在すると想定されています。インストールスクリプトを実行すると、PATH 変数にこのディレクトリが追加されます。UNIX でインストールを正常に実行するには、これらのコマンドが存在する必要があります。