Microsoft SCVMM コンソール用 Veritas NetBackup™ アドインガイド
- 概要およびメモ
- NetBackup Add-in for SCVMM のインストール
- 仮想マシンのリカバリ
- トラブルシューティング
SCVMM の NetBackup アドインにおけるマスターサーバーの通信エラーのトラブルシューティング
VM のリカバリを行うには、有効で正しい認証トークンがある NetBackup マスターサーバーがアドインに登録されている必要があります。NetBackup 管理者は、特定の SCVMM コンソールホストの特定の NetBackup マスターサーバーで認証トークンを生成します。このトークンにより、トークンが生成された NetBackup マスターサーバーに SCVMM コンソールホストがアクセスできるようになります。(注意: アドインのリカバリポータルの[マスターサーバーの管理 (Manage Master Servers)]オプションを使用して、現在登録されているマスターサーバーの認証トークンを検証できます。)
SCVMM コンソールホストの TCP/IP アドレスまたはホスト名が認証トークンの情報と厳密に一致しない場合、マスターサーバーの管理操作および VM のリカバリ操作は失敗します。次のようなエラーメッセージが表示されます。
Netbackup マスターサーバーに接続できません。このマスターサーバーを追加しますか?
認証に失敗しました。「マスターサーバーの管理 (Manage Master Servers)」ダイアログボックスを使ってマスターサーバートークンが有効で正しいか確認してください。
問題と訂正処理を正しく判断するには、VxUL ログファイルを確認する必要があります。マスターサーバーで、次のコマンドを入力します。
vxlogview -i nbwebservice -p nb - L -E
ログファイルには、次のようなメッセージが含まれています。
02/17/2017 10:03:37.831 [Error] Remote host name does not match the name in the certificate, remote name:scvmm02.domain.com, name from certificate:scvmm02
上に示すログの一部で、トークン内の名前は scvmm02
、必要な名前は scvmm02.domain.com
です。
ベリタスでは、既存のトークンを取り消し、必要な名前で新しいトークンを生成して、SCVMM コンソールホストでその新しいトークンを使用することをお勧めします。これを実行できない場合、次のように、既存のトークンのエイリアスとして SCVMM コンソールホストの完全修飾ドメイン名を追加します。
manageClientCerts -addAlias scvmm02 -HOST scvmm02.domain.com
代わりに、-ANY オプションを使用できます。
manageClientCerts -addAlias scvmm02 -ANY
-ANY では、任意のホストまたは任意の IP アドレスが、このトークンを使用して NetBackup サーバーと通信できるようになります。
注意:
-ANY オプションは、安全なリストア方法ではありません。manageClientCerts コマンドについて詳しくは、『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してください。
ログファイルには、次のようなメッセージが含まれています。
02/17/2017 16:18:13.951 [Error] Remote host name does not match the name in the certificate, remote name:10.10.10.11, name from certificate:scvmm02
上に示すログの一部で、トークン内の名前は scvmm02
、必要な名前は 10.10.10.11
です。
ベリタスでは、既存のトークンを取り消し、必要な名前で新しいトークンを生成して、SCVMM コンソールホストでその新しいトークンを使用することをお勧めします。これを実行できない場合、次のように、既存のトークンのエイリアスとして SCVMM コンソールホストの TCP/IP アドレスを追加します。
manageClientCerts -addAlias scvmm02 -IP 10.10.10.11
代わりに、-ANY オプションを使用できます。
manageClientCerts -addAlias scvmm02 -ANY
-ANY では、任意のホストまたは任意の IP アドレスが、このトークンを使用して NetBackup サーバーと通信できるようになります。
注意:
-ANY オプションは、安全なリストア方法ではありません。
詳細情報が利用可能です。
認証トークンのホスト名または IP アドレスの追加または追加したホスト名または IP アドレスの削除を参照してください。
『NetBackup コマンドリファレンスガイド』の manageClientCerts コマンドを参照してください。