Veritas NetBackup™ ログリファレンスガイド
- ログの使用
- バックアッププロセスおよびログ記録
- メディア、デバイスプロセスおよびログ記録
- リストアプロセスおよびログ記録
- 高度なバックアップおよびリストア機能
- ストレージのログ記録
- NetBackup 重複排除ログ
- OpenStorage Technology (OST) のログ記録
- SLP (Storage Lifecycle Policy) および自動イメージレプリケーション (A.I.R.) のログ記録
- NetBackup の安全な通信のログ記録
- スナップショット技術
- ログの場所
- Java ベースの管理コンソールのログ記録
統合ログを使うエンティティのオリジネータ ID
多くのサーバープロセス、サービス、およびライブラリでは統合ログを使用します。UNIX クライアントと Windows クライアントも統合ログを使用します。オリジネータ ID (OID) は NetBackup のプロセス、サービス、ライブラリに対応します。
OID はプロセス、サービス、またはライブラリを識別します。プロセスは自身のログファイルにエントリを作成します。プロセスは、同じファイルに同様にエントリを作成する、一意の OID を持つライブラリを呼び出すことができます。このため、ログファイルはさまざまな OID のエントリを含む場合があります。複数のプロセスで同じライブラリを使うことができるため、ライブラリの OID が複数の異なるログファイルに出力されることがあります。
表: 統合ログを使うサーバーエンティティのオリジネータ ID に統合ログを使う NetBackup サーバーと NetBackup クライアントのプロセス、サービス、ライブラリを示します。
表: 統合ログを使うサーバーエンティティのオリジネータ ID
オリジネータ ID |
エンティティ |
説明 |
---|---|---|
18 |
nbatd |
認証サービス ( ( |
103 |
pbx_exchange |
PBX (Private Branch Exchange) サービスは、Veritas 製品サービスに接続されるファイアウォール外部のクライアントへのシングルポートアクセスを可能にします。 サービス名は VRTSpbx です。ログは、/opt/VRTSpbx/log (UNIX の場合) または install_path\VxPBX\log (Windows の場合) に書き込まれます。PBX プロダクト ID は 50936 です。 |
111 |
nbemm |
Enterprise Media Manager (EMM) は NetBackup のデバイスとメディアの情報を管理する NetBackup サービスです。マスターサーバー上でのみ実行されます。 |
116 |
nbpem |
|
117 |
nbjm |
|
118 |
nbrb |
NetBackup Resource Broker ( |
119 |
bmrd |
NetBackup BMR (Bare Metal Restore) マスターサーバーデーモンです。 |
121 |
bmrsavecfg |
BMR Save Configuration は、NetBackup サーバーではなくクライアントで実行されるデータ収集ユーティリティです。 |
122 |
bmrc |
BMR Client Utility は、BMR ブートサーバーで起動され、リストアを実行中のクライアントで実行されます。UNIX クライアントはリストア中にこのユーティリティを使用して BMR マスターサーバーと通信します。 |
123 |
bmrs |
BMR Server Utility です。 |
124 |
bmrcreatefloppy |
フロッピーディスクを作成する BMR コマンドは BMR Create Floppy ユーティリティを使用します。 このユーティリティは BMR ブートサーバーで実行され、Windows 専用です。 |
125 |
bmrsrt |
BMR Create SRT ユーティリティは共有リソースツリーを作成します。BMR ブートサーバーで実行されます。 |
126 |
bmrprep |
BMR Prepare to Restore ユーティリティは、クライアントのリストアのために BMR サーバーを準備します。 |
127 |
bmrsetup |
BMR Setup Commands ユーティリティは BMR のインストール、構成、アップグレード処理をセットアップします。 |
128 |
bmrcommon |
BMR Libraries and Common Code カタログは BMR ライブラリにログメッセージを提供します。 |
129 |
bmrconfig |
BMR Edit Configuration ユーティリティはクライアント構成を修正します。 |
130 |
bmrcreatepkg |
BMR Create Package ユーティリティはリストア操作のために BMR マスターサーバーに Windows ドライバ、Service Pack、修正プログラムを追加します。 |
131 |
bmrrst |
BMR Restore ユーティリティは Windows の BMR クライアントをリストアします。Windows システムでのみ、リストアを実行中のクライアントで実行されます。 |
132 |
nbsl |
NetBackup Service Layer は NetBackup の GUI と NetBackup のロジック間の通信を簡易化します。 nbsl は、NetBackup の複数の環境を管理し、監視するアプリケーションである、NetBackup OpsCenter を実行するために必要です。 このプロセスは、マスターサーバー上だけで実行されます。 |
134 |
ndmpagent |
NDMP エージェントデーモンは NDMP のバックアップとリストアを管理します。メディアサーバー上で実行されます。 |
137 |
ライブラリ |
libraries は NetBackup ライブラリのログレベルを制御します。 アプリケーションメッセージおよび診断メッセージはユーザーが、デバッグメッセージは Veritas の技術者が使用します。 |
140 |
mmui |
メディアサーバーのユーザーインターフェースは EMM (Enterprise Media Manager ) のために使われます。 |
142 |
bmrepadm |
BMR External Procedure はリストア操作の間に使われる BMR 外部プロシージャを管理します。 |
143 |
mds |
EMM Media and Device Selection プロセスは EMM (Enterprise Media Manager) のメディア選択コンポーネントとデバイス選択コンポーネントを管理します。 |
144 |
da |
EMM Device Allocator は共有ドライブのために使われます。 |
146 |
NOMTRS |
NetBackup OpsCenter レポートサービスは NetBackup OpsCenter の一部です。 |
147 |
NOMClient |
NetBackup OpsCenter Client は NetBackup OpsCenter の一部です。 |
148 |
NOMServer |
NetBackup OpsCenter Server は NetBackup OpsCenter の一部です。 |
151 |
ndmp |
|
154 |
bmrovradm |
BMR Override Table Admin Utility は Bare Metal Restore のカスタム上書き機能を管理します。 |
156 |
ace |
NBACE プロセスは、CORBA インターフェースを使用する任意のプロセス用の (ACE/TAO) CORBA コンポーネントのログレベルを制御します。デフォルトのレベルは 0 (重要なメッセージのみをログに記録) です。このログ機能は、ベリタス社の技術者が使用します。 ベリタス社テクニカルサポートからログレベルを上げるように指示された場合、オリジネータ ID 137 のデバッグレベルを 4 以上に上げます。 警告: デバッグのログレベルが 0 より大きい場合、大量のデータが生成されます。 |
158 |
ncfrai |
NetBackup クライアントのリモートアクセスインターフェース。 |
159 |
ncftfi |
NetBackup クライアントのトランスポータ。 |
163 |
nbsvcmon |
NetBackup Service Monitor はローカルコンピュータで実行される NetBackup サービスを監視し、異常終了したサービスの再起動を試行します。 |
166 |
nbvault |
NetBackup Vault Manager は NetBackup Vault を管理します。 すべての NetBackup Vault の操作中は nbvault を NetBackup Vault サーバー上で実行している必要があります。 |
178 |
dsm |
DSM (Disk Service Manager) は、ディスクストレージおよびディスクストレージユニット上の設定操作および取得操作を実行します。 |
199 |
nbftsrvr |
ファイバートランスポート (FT) サーバープロセスは、NetBackup ファイバートランスポート用に設定したメディアサーバー上で実行されます。FT 接続のサーバー側で、nbftsrvrは、データフローの制御、SCSI コマンドの処理、データバッファの管理、およびホストバスアダプタのターゲットモードドライバの管理を行います。nbftsrvr は SAN クライアントの一部です。 |
200 |
nbftclnt |
FT (ファイバートランスポート) クライアントプロセスは SAN クライアントの一部で、クライアント上で実行されます。 |
201 |
fsm |
FSM (FT Service Manager) は EMM (Enterprise Media Manager) のコンポーネントで、SAN クライアントの一部です。 |
202 |
stssvc |
このストレージサービスはストレージサーバーを管理し、メディアサーバー上で実行されます。 |
210 |
ncfive |
NetBackup クライアントの Exchange ファイアドリルウィザード。 |
219 |
rsrcevtmgr |
Resource Event Manager (REM)。nbemm 内部で実行される CORBA でロード可能なサービスです。REM は、Disk Polling Service と連携して、空き領域およびボリュームの状態を監視し、ディスクに空きがない状態を検出します。 |
220 |
dps |
NetBackup クライアントの Disk Polling Service。 |
221 |
mpms |
MPMS (Media Performance Monitor Service) は、RMMS 内のすべてのメディアサーバー上で実行され、ホストの CPU 負荷および空きメモリの情報を収集します。 |
222 |
nbrmms |
RMMS (Remote Monitoring and Management Service) は、EMM でメディアサーバー上のディスクストレージの検出および構成に使用するコンジットです。 |
226 |
nbstserv |
このストレージサービスは、ライフサイクルイメージの複製操作を制御します。 |
230 |
rdsm |
RDSM (Remote Disk Service Manager) インターフェースは Remote Manager and Monitor Service で動作します。RDMS はメディアサーバー上で動作します。 |
231 |
nbevtmgr |
Event Manager Service は、システムの連携のために非同期イベント管理サービスを提供します。 |
248 |
bmrlauncher |
Windows BMR Fast Restore イメージの BMR Launcher Utility は、BMR 環境を構成します。 |
254 |
SPSV2RecoveryAsst |
NetBackup クライアントの Recovery Assistant (SharePoint Portal Server 用)。 |
261 |
aggs |
アーティファクトジェネレータによって生成されたソース。 |
263 |
wingui |
Windows 版 NetBackup 管理コンソール。 |
271 |
nbecmsg |
レガシーエラーコード。 |
272 |
expmgr |
Expiration Manager はストレージライフサイクル操作の容量管理およびイメージの期限切れを処理します。 |
286 |
nbkms |
暗号化キーマネージメントサービスは、メディアサーバーの NetBackup Tape Manager プロセスに暗号化キーを提供する、マスターサーバーベースの対称キー管理サービスです。 |
293 |
nbaudit |
NetBackup Audit Manager。 |
294 |
nbauditmsgs |
NetBackup 監査メッセージ。 |
309 |
ncf |
NetBackup Client Framework。 |
311 |
ncfnbservercom |
NetBackup クライアント/サーバー通信。 |
317 |
ncfbedspi |
NetBackup クライアント Beds プラグイン。 |
318 |
ncfwinpi |
NetBackup クライアント Windows プラグイン。 |
321 |
dbaccess |
NetBackup Relational Database アクセスライブラリ。 |
348 |
ncforaclepi |
NetBackup クライアント Oracle プラグイン。 |
351 |
ncflbc |
ライブ参照クライアントです。 |
352 |
ncfgre |
個別リストアです。 |
355 |
ncftarpi |
NetBackup TAR プラグイン。 |
356 |
ncfvxmspi |
NetBackup クライアント VxMS プラグイン。 |
357 |
ncfnbrestore |
NetBackup リストア。 |
359 |
ncfnbbrowse |
NetBackup ブラウザ。 |
360 |
ncforautil |
NetBackup クライアント Oracle ユーティリティ。 |
361 |
ncfdb2pi |
NetBackup クライアント DB2 プラグイン。 |
362 |
nbars |
NetBackup Agent Request Service。 |
363 |
dars |
データベースエージェント要求によるサーバーのプロセスコールです。 |
366 |
ncfnbcs |
NetBackup Client Service。 |
369 |
impmgr |
NetBackup インポートマネージャ。 |
371 |
nbim |
Indexing Manager。 |
372 |
nbhsm |
保留サービスです。 |
375 |
ncfnbusearchserverpi |
NetBackup クライアント検索サーバープラグイン。 |
377 |
ncfnbdiscover |
NetBackup クライアントコンポーネント検出。 |
380 |
ncfnbquiescence |
NetBackup クライアントコンポーネントの静止または静止解除。 |
381 |
ncfnbdboffline |
NetBackup クライアントコンポーネントのオフライン化またはオンライン化。 |
386 |
ncfvmwarepi |
NetBackup NCF VMware プラグイン。 |
387 |
nbrntd |
NetBackup Remote Network Transport。複数のバックアップストリームが同時に実行された場合、Remote Network Transport Service はログファイルに大量の情報を書き込みます。このような場合、OID 387 のログレベルを 2 以下に設定します。 ログレベルの変更を参照してください。 |
395 |
stsem |
STS Event Manager です。 |
396 |
nbutils |
NetBackup ユーティリティ。 |
400 |
nbdisco |
NetBackup Discovery。 |
401 |
ncfmssqlpi |
NetBackup クライアント MSSQL プラグイン。 |
402 |
ncfexchangepi |
NetBackup クライアント Exchange プラグイン。 |
403 |
ncfsharepointpi |
NetBackup クライアント SharePoint プラグイン。 |
412 |
ncffilesyspi |
NetBackup クライアントファイルシステムプラグイン。 |
480 |
libvcloudsuite |
NetBackup vCloudSuite ライブラリ。 |
486 |
nbpxyhelper |
vnetd プロキシヘルパープロセス。 |
490 |
nbpxytnl |
vnetd プロキシの HTTP トンネル。 |
491 |
ncfcloudpi |
NetBackup クラウド検出プラグイン |
497 |
ncfcloudpi |
NetBackup クラウド検出プラグイン |