Veritas NetBackup™ Appliance の廃止と再構成ガイド
- NetBackup Appliance の廃止
- NetBackup Appliance の再構成
- NetBackup Appliance の再構成について
- NetBackup Appliance の再構成について
- 付録 A. Cloud Catalyst から MSDP ダイレクトクラウド階層化への移行
- 付録 B. LUN の再構成
役割の互換性とバージョンの互換性のインストール前チェックの実行
NetBackup Appliance 5.0 以降では、役割の互換性とバージョンの互換性のチェックが役割の構成プロセスに追加されました。NetBackup Appliance を再イメージ処理し、役割を構成するときに、Support > Storage Reset または Support > FactoryReset コマンドを使用してもストレージ設定が消去されない場合は、役割を構成する前に次のチェックが実行されます。
役割の互換性のチェック
既存のストレージ設定で、以前の役割が現在の役割と一致しているかどうかがチェックされます。役割が少しでも異なる場合は、警告メッセージが表示され、役割の構成プロセスが停止されます。たとえば、アプライアンスがインストールされ、プライマリサーバーとして構成されている場合、そのアプライアンスを再イメージ処理してメディアサーバーとして構成しようとすると、役割の構成は停止されます。
この問題は、次の手順を実行すると修正できます。
Support > Storage Reset
Support > FactoryReset
役割を以前の役割として構成するように切り替えます。
バージョンの互換性のチェック
アプライアンスは、外部ディスクにアプライアンスバージョンを記録してアップグレードします。現在のリリースバージョンより新しいバージョンのアプライアンスを再イメージ処理しようとすると、バージョンのチェックがトリガされます。アプライアンスのバージョンが同じままの場合にのみ、アプライアンスを再イメージ処理し、役割を再構成できます。以前のバージョンと現在のバージョンが一致しない場合は、役割の構成プロセスが停止されます。
この問題は、次の手順を実行すると修正できます。
Support > Storage Reset
Support > FactoryReset
役割を以前のバージョンとして構成するように切り替えます。