Veritas NetBackup™ Plug-in for VMware vSphere Web Client ガイド
- 概要およびメモ
- NetBackup Plug-in for vSphere Web Client のインストール
- NetBackup plug-in for vSphere Web Client の要件
- vSphere Web Client 用 NetBackup プラグインで vCenter と一致する名前付けを使う
- NetBackup プラグインのインストールを管理するための vCenter 権限
- VMware Platform Services Controller (PSC) 環境でのプラグインの使用に関する注意事項
- NetBackup Plug-in for vSphere Web Client のインストール
- 外部証明書を使用するためのプラグインの構成
- NetBackup CA が署名した証明書を使用するためのプラグインの再構成
- vSphere Web Client 用 NetBackup プラグインのアップグレード
- vSphere Web Client 用 NetBackup プラグインの無効化
- NetBackup plug-in for vSphere Web Client のアンインストール
- NetBackup リカバリウィザードとインスタントリカバリウィザードの構成の概要
- NetBackup の従来の Web サービス用のポート構成
- NetBackup vSphere Web Client プラグインのためのポートの使用
- NetBackup plug-in for vSphere Web Client のための認証トークンの作成
- 仮想マシンをリストアするための NetBackup プラグインの承認
- 仮想マシンのリカバリのための vCenter 権限の設定
- 認証トークンのホスト名または IP アドレスの追加または追加したホスト名または IP アドレスの削除
- 認証トークンの取り消し
- 認証トークンの更新
- すべての現在の認証トークンのリスト
- NetBackup プラグイン認証トークンファイルのアクセス権の変更が必要になる場合がある
- バックアップからの仮想ディスクの除外
- バックアップ状態の監視
- 仮想マシンのリストア
- トラブルシューティング
- プラグインのインストール中に NoPermission というメッセージが表示される
- vSphere Web Client 用 NetBackup プラグインのロード時間の短縮
- インスタントリカバリのために VM を検索するときに、マスターサーバーリストで NetBackup マスターサーバーを利用できない
- vSphere Web Client 用 NetBackup プラグインが、リストされたイベント内でバックアップイメージを見つけられない
- vSphere Web Client 用 NetBackup リカバリウィザードは特定のバックアップイメージを検索できない
- vCenter Server 名の不一致(大文字と小文字)により VMware 接続性テストが失敗する
- NFS マウント制限値の超過により IR 操作が完了しない
- インスタントリカバリ準備完了バックアップイメージを選択できない
- vCenter Server 名と NetBackup マスターサーバー名を検索できない
- 優先 IR 宛先オプションが保存されない
- リカバリ前チェックの前に仮想マシンの表示名の競合が表示されない
- リカバリ前チェックのエラー原因
- NetBackup マスターサーバーのリスト生成に時間がかかりすぎる
- NetBackup プラグインが登録後も vSphere Web Client インターフェースに表示されない
- IR ウィザードの特定の vCenter サーバーに対して、適切な NetBackup マスターサーバーが選択対象として表示されない
- vSphere Web Client 用 NetBackup プラグインに表示されるエラースタック
- プラグインのリカバリポータルでのマスターサーバーの通信エラーのトラブルシューティング
- 付録 A. インスタントリカバリ操作
- 付録 B. NetBackup メディアサーバーおよびプラグインパッケージホストからの vSphere Web Client プラグインのインストール
NetBackup の従来の Web サービス用のポート構成
NetBackup リカバリウィザードはマスターサーバーの NetBackup Web サービスのために Web ポートの適切な構成を必要とします。適切な構成がない場合、マスターサーバーによってバックアップされた仮想マシンをリストアするために NetBackup プラグインを承認できません。
NetBackup のインストールプロセスで、自動的に configurePorts スクリプトが実行され、次のポートの組み合わせのいずれかで NetBackup の従来の Web サービスを実行するように設定されます。
表: NetBackup の従来の Web サービス用ポートセット
|
ポートセット |
HTTPS ポート |
シャットダウンポート |
|---|---|---|
|
最初のセット |
8443 |
8205 |
|
2 番目のセット |
8553 |
8305 |
|
3 番目のセット |
8663 |
8405 |
メモ:
シャットダウンポートは、ローカルのホスト内接続のみで有効になります。 したがって、外部接続の場合は開く必要はありません。
使用する HTTPS ポートは、マスターサーバーの受信用に開く必要があります。
configurePorts スクリプトで未使用のセット (たとえば 8443 と 8205) が 1 つも見つからない場合は、次のファイルにエラーが記録されます。
Windows の場合:
install_path\NetBackup\wmc\webserver\logs\nbwmc_configurePorts.log
UNIX および Linux の場合:
/usr/openv/wmc/webserver/logs/nbwmc_configurePorts.log
UNIX および Linux の場合、次のものが NetBackup システムコンソールに表示されます。
configurePorts: WmcPortsUpdater failed with exit status <status_code>
このエラーが発生するとき、マスターサーバーに次の手順を使って手動でポートを構成してください。configurePorts コマンドは次の場所にあります。
Windows の場合:
install_path\NetBackup\wmc\bin\install\configurePorts
UNIX または Linux の場合:
/usr/openv/wmc/bin/install/configurePorts
メモ:
マスターサーバー上の NetBackup Web サービスはポート 1024 以上が必要です。1024 未満のポート番号は使用しないでください。1024 未満のポートは権限設定されており、NetBackup Web サービスでは使用できないようになっています。
NetBackup Web サービスのためにポートを構成するには
- マスターサーバーで、次を入力して現在構成されたポートをリストします。
configurePorts -status
出力例は次のとおりです。
Current Https Port: 8443 Current Shutdown Port: 8205
- 次の形式の configurePorts コマンドを使ってポートを再構成してください。
configurePorts -httpsPort https_port | -shutdownPort shutdown_port
一度に 1 つまたは 2 つのポートを構成できます。たとえば、HTTPS ポートを 8553 に構成するには、次のようにします。
configurePorts -httpsPort 8553
出力例は次のとおりです。
Old Https Port: 8443 New Https Port: 8553
必要に応じたコマンドを使って、HTTPS、シャットダウンの 1 セットのポートを構成します。
ポートセットのリストについては、表: NetBackup の従来の Web サービス用ポートセット を参照してください。
マスターサーバーがクラスタ環境にある場合、次のように指定します。
ポートの同じセットがすべてのクラスタノードで自由であることを確かめてください。各ノードで手順1を行います。
各ノードのポートを必要に応じて再構成してください。手順2を行ってください。
すべてのノードで使われるポートを無視するには、次を入力します。
configurePorts - overrideCluster true
このコマンドは共有ディスクの次のファイルを更新します。
Windows の場合:
install_path/NetBackup/var/global/wsl/portfileUNIX または Linux の場合:
/usr/openv/netbackup/var/global/wsl/portfileWeb サービス用の NetBackup インストーラはクラスタモードのインストール中にこのファイルを使います。