Veritas NetBackup™ 5230 Appliance ハードウェア取り付けガイド
2U12 シェルフのアプライアンスまたは他のストレージシェルフへの接続
稼働中のアプライアンスまたは既存の 2U12 または 3U16 シェルフに新しい 2U12 シェルフを接続できます。詳しくは、次のトピックを参照してください。
シェルフを持たないアプライアンスへの 2U12 シェルフの接続
既存の 3U16 シェルフ 1 台への 2U12 シェルフの接続
既存の 3U16 シェルフ 2 台への 2U12 シェルフの接続
3 台の既存の 3U16 シェルフへの 1 台の 2U12 シェルフの接続
必ずサポートされる構成に従ってください。
NetBackup 5230 アプライアンス 1 台に、最大4 台のストレージシェルフを設置できます。
3U16 ストレージシェルフは 2U12 シェルフの前に設置する必要があります。
ケーブル接続は標準のデイジーチェーンプロトコルに従います。
このセクションでは、NetBackup 5230 アプライアンスと 1 台の 2U12 ストレージシェルフの間を SAS2-SAS3 ケーブルで接続する方法について説明します。
1 台のアプライアンスに 1 台の 3U16 ストレージシェルフを接続するには
- 2U12 ストレージシェルフに付属する 2 本の SAS2-SAS3 ケーブルを用意します。
- アプライアンスのスロット 1 の RAID コントローラを特定します。コントローラには 2 つの SAS2 ポートがあります。
- 1 本目のケーブルの SAS2 の端を RAID コントローラの左側のポートに接続します。
- 同じケーブルの SAS3 の端を 2U12 ストレージシェルフの上部キャニスタのポート A に接続します。ポート A は上部キャニスタの左端のポートです。
- 2 本目のケーブルの SAS2 の端を RAID コントローラの右側のポートに接続します。
- 同じケーブルの SAS3 の端を 2U12 ストレージシェルフの下部キャニスタのポート A に接続します。ポート A は下部キャニスタの右端のポートです。
新しい 2U12 シェルフに既存の 2U12 シェルフを接続するには
- NetBackup 5230 アプライアンスと 2U12 ストレージシェルフが次のように正しくケーブル接続されていることを確認します。
SAS2 コネクタはアプライアンスに接続されます。
SAS3 コネクタはストレージシェルフに接続されます。
- ストレージシェルフの SAS3 コネクタが上部と下部のキャニスタのポート A に挿入されていることを確認します。
- 2 本の SAS3 ケーブルを用意します。
- 既存のシェルフの上部キャニスタのポート B を、新しいシェルフの上部キャニスタのポート A に接続します。
既存のシェルフの下部キャニスタのポート B を、新しいシェルフの下部キャニスタのポート A に接続します。
- 同様の要領で、次の図のように SAS3 ケーブルを使用して4 台までの 2U12 ストレージシェルフを接続します。
新しい 2U12 ストレージシェルフに既存の 3U16 ストレージシェルフを接続する方法
- NetBackup 5230 アプライアンスと 3U16 ストレージシェルフが次のように正しくケーブル接続されていることを確認します。
SAS2 コネクタはアプライアンスを 3U16 ストレージシェルフに接続します。
- 2 本の SAS2-SAS3 ケーブルを用意します。
- 3U16 ストレージシェルフの各 I/O モジュールで SAS_OUT ポートを特定します。菱形で示されるのが SAS_OUT ポートです。
- SAS2-SAS3 ケーブルの SAS2 コネクタを、3U16 ストレージシェルフの SAS_OUT ポートに接続します。
- 2U12 ストレージシェルフの上部と下部キャニスタでポート A を特定します。2 つのキャニスタではポートラベル A、B、C の順序が逆になることに注意してください。
- SAS2-SAS3 ケーブルの SAS3 コネクタを、2U12 ストレージシェルフの上部と下部キャニスタのポート A に接続します。
この構成には、2 台の 2U12 ストレージシェルフを追加できます。アプライアンスに取り付けるストレージシェルフは、タイプを問わず 4 台までに限られます。
- 2 本の SAS3 ケーブルを用意します。
- 最初の 2U12 シェルフから上部キャニスタのポート B を、新しいシェルフの上部キャニスタのポート A に接続します。
最初の 2U12 シェルフから下部キャニスタのポート B を、新しいシェルフの下部キャニスタのポート A に接続します。
- 同様の要領で、3 番目の 2U12 シェルフを追加します。
新しい 2U12 ストレージシェルフに既存の 3U16 ストレージシェルフ 2 台を接続するには
- NetBackup 5230 アプライアンスと 3U16 ストレージシェルフ 2 台が次のように正しくケーブル接続されていることを確認します。
SAS2 コネクタはアプライアンスと 3U16 ストレージシェルフを接続します。
- 2 本の SAS2-SAS3 ケーブルを用意します。
- 3U16 ストレージシェルフの各 I/O モジュールで SAS_OUT ポートを特定します。菱形で示されるのが SAS_OUT ポートです。
- SAS2-SAS3 ケーブルの SAS2 コネクタを、3U16 ストレージシェルフの SAS_OUT ポートに接続します。
- 2U12 ストレージシェルフの上部と下部キャニスタでポート A を特定します。2 つのキャニスタではポートラベル A、B、C の順序が逆になることに注意してください。
- SAS2-SAS3 ケーブルの SAS3 コネクタを、2U12 ストレージシェルフの上部と下部キャニスタのポート A に接続します。
- SAS3 コネクタ上の長く青いタブが 2U12 シェルフ中央に向いていることを確認します。
- 2 台目の 2U12 シェルフを接続する場合は、2 本の SAS3 ケーブルを用意します。
最初の 2U12 シェルフで上部キャニスタのポート B を、新しい 2U12 シェルフの上部キャニスタのポート A に接続します。
最初の 2U12 シェルフで下部キャニスタのポート B を、新しい 2U12 シェルフの下部キャニスタのポート A に接続します。
ストレージシェルフ 3 台を装備している NetBackup 5230 アプライアンスでは、追加のストレージシェルフ 1 台のみがサポートされます。次の図に、1 台の 2U12 シェルフと 3 台の 3U16 シェルフを示します。