Veritas NetBackup™ Appliance リリースノート
- NetBackup appliance 3.1.2 について
- NetBackup appliance 3.1.2 の機能、拡張機能、変更
- NetBackup Appliance ハードウェアの機能
- NetBackup Appliance の互換性
- 操作上の注意
- 付録 A. リリース内容
- 付録 B. 関連ドキュメント
アップグレードとロールバックの注意
次のリストに、アップグレードとロールバックに関する注意事項と既知の問題を示します。
現在 NetBackup Appliance ソフトウェアバージョン 3.1 以前を使用しており、バージョン 3.1.1 にアップグレードすると、アップグレードが完了した後にすべての iSCSI コマンドが使用できなくなります。この問題は、すべての NetBackup Appliance モデルでのすべての 3.1.1 アップグレードで発生します。ただし、確立されているイニシエータとターゲットの接続は影響を受けません。
アップグレード後、次のタスクを実行できません。
新しい接続の追加
既存の接続の削除
ISCSI の状態およびパラメータを表示するコマンドの使用
バージョン 3.1.1 にアップグレードしていない場合、修正が含まれているバージョン 3.1.2 にアップグレードすることでこの問題を回避できます。
すでにバージョン 3.1.1 にアップグレードしており、すべての iSCSI コマンド機能をリストアする場合、次のいずれかの操作を行います。
アプライアンスをバージョン 3.1.1 で再イメージ処理する
バージョン 3.1.2 にアップグレードする
3.1.2 へのアップグレード中、チェックポイントが作成された直後にキャンセルされた複製操作が再開された場合、アップグレードは失敗し、システムは自動的にロールバックされます。ロールバック後は、メディアサーバーがアクティブではなくなるため、バックアップは機能しません。 この問題を解消するためには、次の手順でメディアサーバーを手動でアクティブ化します。
NetBackup の管理コンソールに管理者としてログオンします。
左のパネルで、[メディアおよびデバイスの管理 (Media and Device Management)]>[デバイス (Devices)]>[メディアサーバー (Media Servers)]に移動します。
右のパネルで対象のメディアサーバーを右クリックし、ショートカットメニューから[アクティブ化する (activate)]を選択します。
メモ:
この問題を回避するためには、サーバーをアップグレードする前にすべてのバックアップジョブが停止していることを確認する必要があります。
マスターサーバーをアップグレードする前に、すべてのジョブおよび SLP(ストレージライフサイクルポリシー)を一時停止します。
メディアサーバーをアップグレードする前に、現在動作しているすべてのジョブを停止し、アップグレード中に開始するようにスケジュールされた可能性のあるジョブを一時停止します。アップグレード中にメディアサーバーでジョブが開始されないようにする必要があります。