NetBackup™ コマンドリファレンスガイド
- 概要
- 付録 A. NetBackup コマンド
名前
nbemmcmd — EMM データベースの情報の更新および表示
概要
nbemmcmd [-addhost] [-changesetting] [-deletehost] [-errorsdb] [-getemmserver] [-help] [-listhosts] [-listmedia] [-listsettings] [-machinealias] [-renamehost] [-resethost] [-servercontrol] [-setemmserver] [-updatehost]
nbemmcmd -addhost [-activenodename string] [-brief] [-clustername string] [-displayname string] [-machinedescription string] -machinename string -machinetype api | app_cluster | cluster | master | media | ndmp [-masterserver string] [-netbackupversion level[.major_level[minor_level]]] [-operatingsystem hpux | linux | rs6000 | solaris | windows] [-scanability unsigned_integer]
nbemmcmd -changesetting -machinename string [-ALLOW_MULTIPLE_RETENTIONS_PER_MEDIA 0|1|no|yes] [-AUDIT_ RETENTION_PERIOD number_of_days] [-COMMON_SERVER_FOR_DUP default | preferred | required] [-DISABLE_AUTOMATIC_HOST_NAME_ADD 0|1|no|yes] [-DISABLE_BACKUPS_SPANNING_DISK 0|1|no|yes] [-DISABLE_DISK_STU_JOB_THROTTLING 0|1|no|yes] [-DISABLE_STANDALONE_DRIVE_EXTENSIONS 0|1|no|yes] [-DISALLOW_NONNDMP_ON_NDMP_DRIVE 0|1|no|yes] [-DO_NOT_EJECT_STANDALONE 0|1|no|yes] [-DONT_USE_SLAVE 0|1|no|yes] [-DRIVE_ERROR_THRESHOLD unsigned_integer] [-DRIVE_NAME_SEED 0|1|no|yes] [-emmname string] [-emmport unsigned_integer] [-MAX_REALLOC_TRIES unsigned_integer] [-MEDIA_ERROR_THRESHOLD unsigned_integer] [-MEDIA_REQUEST_DELAY unsigned_integer] [-MPMS_DISABLE_EVENTS 0|1|no|yes] [-MPMS_DISABLE_RANK unsigned_integer] [-MUST_USE_LOCAL_DRIVE 0|1|no|yes] [-NBUFS_DESTINATION_DSU string] [-NBUFS_DUP_TSU_TO_DSU 0|1|no|yes] [-NBUFS_RETENTION_LEVEL unsigned_integer] [-NON_ROBOTIC_MEDIA_ID_PREFIX string] [-PREFER_NDMP_PATH_FOR_RESTORE 0|1|no|yes] [-PREFER_SPAN_TO_SCRATCH 0|1|no|yes] [-RETURN_UNASSIGNED_MEDIA_TO_SCRATCH_POOL 0|1|no|yes] [-SCSI_PROTECTION NONE | SPR | SR] [-SHAREDISK_MOUNT_POINT string] [-TIME_WINDOW unsigned_integer] [-UNRESTRICTED_SHARING 0|1|no|yes] [-USE_POTENTIAL_FREESPACE_FOR_ALLOCATION 0|1|no|yes] [-VALIDATE_HOST_NAME 0|1|no|yes] [-VAULT_CLEAR_MEDIA_DESC 0|1|no|yes]
nbemmcmd -deletealldevices [-allrecords] | [-machinename string] | [-machinetype api | app_cluster | appliance | client | cluster | disk_array | foreign_media | master | media | nbwss_endpoint | ndmp | remote_master | replication_host | virtual_machine] [-emmname string] [-emmport unsigned_integer]
nbemmcmd -deletehost [-brief] -machinename string -machinetype api | app_cluster | cluster | master | media | ndmp | master | media | ndmp-mediaid string
nbemmcmd -errorsdb [-brief] [-prune [-days no_of_days] [-hours no_of_hours] [-minutes no_of_minutes]]
nbemmcmd -getemmserver [-masterserver string] [-timeout unsigned_integer]
nbemmcmd -listhosts [-brief] [-verbose] [-parsable] [-list_snap_vault_filers -machinename string] [-list_snap_vault_media_servers -masterserver string] [-list_sts_hosts -machinename string] [-list_sts_media_servers -masterserver string] [-list_app_clusters -masterserver string] [-servers_in_emm_cluster -clustername string] [-servers_in_app_cluster -clustername string] [-nbservers [-masterserver string]] [-display_server -machinename string -machinetype string] [-netbackupversion level[.major_level[minor_level]]]
nbemmcmd -listmedia [-allrecords] [-mediaid string] [-mediatype unsigned_integer] [-poolname string] [-robotnumber unsigned integer] [-vaultcontainer string]
nbemmcmd -listsettings -machinename string [-brief] [-emmname string] [-emmport unsigned_integer]
nbemmcmd -machinealias [-addalias -alias string -machinename string] [-deletealias -alias string] [-deleteallaliases -machinename string] [-getaliases -machinename string] -machinetype api | app_cluster | cluster | master | media | ndmp
nbemmcmd -releasecache -machinename string [-brief] [-emmname string] [-emmport unsigned_integer]
nbemmcmd -renamehost [-brief] -machinename string -machinetype api | app_cluster | cluster | master | media | ndmp -newmachinename string
nbemmcmd -resethost -machinename string
nbemmcmd -servercontrol [-brief] [-resume] [-suspend]
nbemmcmd -setemmserver [-brief] -emmservername string [-masterserver string] -newemmservername string [-timeout unsigned_integer]
nbemmcmd -updatehost [-activenodename string] [-add_server_to_app_cluster] [-brief] [-clustername string] [-delete_server_from_app_cluster] [-displayname string] [-machinedescription string] -machinename string [-machinestateop clr_admin_pause | clr_admin_pause_and_set_active | clr_disk_active | clr_ltid_restart | clr_master_server_connectivity | clr_tape_active | reset_all | set_admin_pause | set_disk_active | set_master_server_connectivity | set_tape_active] [-machinetype pi | app_cluster | cluster | master | media | ndmp] [-masterserver string] [-netbackupversion level[.major_level[minor_level]]] [-operatingsystem hpux | linux | rs6000 | solaris | windows]
On UNIX systems, the directory path to this command is /usr/openv/netbackup/bin/admincmd/
On Windows systems, the directory path to this command is install_path\NetBackup\bin\admincmd\
説明
nbemmcmd コマンドを実行すると、特定の EMM データベース情報を更新できます。また、ホストエントリ、構成オプションなど、EMM データベースのさまざまな項目を管理することもできます。
オプション
次に示すコマンドには、EMM データベースを管理できるさまざまなオプションが存在します。オプションの使用方法をより良く理解できるようにするため、オプション名は意図的に長く記述しています。オプション名の簡略化のために、オプションを一意に識別できるコマンドの最初の 1 文字または数文字だけを入力する必要があります。たとえば、-changesetting オプションを使用する場合は、-c と入力します。これは、c という文字で始まるコマンドオプションがこれ以外に存在しないためです。
- -addhost
このオプションを指定すると、指定したホストが EMM データベースに追加されます。このコマンドオプションでは、次のエントリを調整できます。
- -activenodename string
クラスタ内のアクティブノードを指定します。
- -brief
コマンドの出力を詳細ではない形式に設定します。
- -clustername string
このコンピュータが属するクラスタを指定します。
- -displayname string
コンピュータの表示名を設定します。
- -machinedescription string
使用中のコンピュータまたはシステムについて説明します。
- -machinename string
更新するコンピュータの名前を指定します。
- -machinetype api | app_cluster | cluster | master | media | ndmp
コンピュータをどのように使用するかを定義します。
- -masterserver string
特定のドメイン内のホストマスターサーバーを定義します。
- -netbackupversion level[.major_level[minor_level]]
追加したホストで実行するバージョンを指定します。level 変数の範囲は 0 から 99 です。major_level および minor_level 変数は、任意の 1 桁のフィールドです。major_level 変数と minor_level 変数の間には空白を挿入しないでください。
たとえば、NetBackup 7.0 を指定するには、次の情報を入力します。
-netbackupversion 7.0 or -netbackupversion 7
- -operatingsystem hpux | linux | rs6000 | solaris | windows
指定したオペレーティングシステムでホストが追加されます。
- -scanability unsigned_integer
このオプションは、Shared Storage Option (SSO) 機能を使用する NetBackup Enterprise Server だけに適用されます。
スキャンアビリティ係数に指定可能な範囲は 0 から 9 で、デフォルトは 5 です。この係数を指定すると、ドライブのスキャンホストが変更された場合、そのスキャンホストに優先度を割り当てることができます。スキャンアビリティ係数がより大きいスキャンホストが、先に選択されます。
注意:
ドライブへのスキャンホストの割り当てが可能になるまでは、そのドライブを使用することはできません。特定のドライブに登録されるすべてのホストが scan_factor = 0 を使用する場合は、そのドライブは使用できません。ゼロ以外の scan_factor をともなうホストがそのドライブに登録されるまでは、ドライブは使用できないままです。0 (ゼロ) 以外の scan_factor を持つすべてのホストでドライブが停止状態である場合、ドライブは利用できなくなります。
サーバーに scan_factor = 0 を使用すると、SSO 構成で障害に対する耐性が低くなります。ドライブのスキャンホストになる可能性のあるサーバーには注意してください。ドライブのスキャンホストが存在しない場合、そのドライブはすべてのサーバーで利用できなくなります。
- -changesetting -machinename string
指定したホストの構成設定を変更し、以前に存在しなかった設定を追加します。
これらの構成オプションは、オプション名と有効化識別子 (1 または yes) または無効化識別子 (0 または no) を指定して -changesetting を実行することで変更します。たとえば、次のコマンドでは、ホスト名を自動的に追加する EMM の機能が無効になります。
# nbemmcmd -changesetting -DISABLE_AUTOMATIC_HOST_NAME_ADD no
- -ALLOW_MULTIPLE_RETENTIONS_PER_MEDIA 0 | 1 | no | yes
メディア上での保持レベルの混在を NetBackup に許可します。デフォルト条件では、各ボリュームに単一の保持レベルのバックアップだけを含めることができます。
- -AUDIT_RETENTION_PERIOD number_of_days
-AUDIT_RETENTION_PERIOD オプションは推奨されません。次に示すコマンドを使用して、監査レコードの保持期間を設定または取得します。
nbseccmd -setsecurityconfig -auditretentionperiod number_of_days または nbseccmd -getsecurityconfig -auditretentionperiod
- -COMMON_SERVER_FOR_DUP default | preferred | required
データを複製するために NetBackup が必要なメディアサーバーをどのように見つけるかを決定します。
イメージを読み込むために使用するメディアサーバーは「読み込みメディアサーバー」です。イメージを書き込むために使われるメディアサーバーは「書き込みメディアサーバー」です。コピー元イメージがテープデバイスにあるときデフォルトでは、読み込みメディアサーバーはバックアップイメージを書き込むメディアサーバーです。また、コピー元イメージが複数のメディアサーバーに接続されたディスクプールにあるとき、それらのメディアサーバーのうちのいずれかが読み込みメディアサーバーとして使われることがあります。書き込みメディアサーバーの選択肢は、複製操作の宛先として指定されたストレージユニットまたはストレージユニットグループにアクセスできるメディアサーバーに制限されます。
このオプションの可能な設定は次のとおりです。
default。NetBackup は、利用可能な共通サーバー (同じ読み込みメディアサーバーと書き込みメディアサーバー) の徹底的な検索を実行しません。共通メディアサーバーがビジー状態または利用不能なら、NetBackup は読み込みメディアサーバーとは異なる書き込みメディアサーバーを使用します。Resource Broker のパフォーマンスに影響する徹底的な探索を行わないときにこのオプションを使用します。これは、複製ジョブに関する大きいジョブキューが、リソースが利用可能になるのを待機しているときなどです。
preferred。使用する共通メディアサーバーを検索します。1 つ以上の共通メディアサーバーが検出されても、リソース (DSU やテープドライブなど) がビジー状態の場合は、次の操作を行います。2 つの別々のメディアサーバーを使用することによって (ネットワークを介してイメージを送信して) 複製ジョブを実行します。
required。NetBackup は共通サーバーを見つけるために徹底的な探索を行います。共通メディアサーバーがビジー状態なら、NetBackup はリソース要求をキューに投入し、リソースが利用可能になるのを待機します。次の場合、NetBackup は 2 つの別々のメディアサーバーでジョブを実行し、ネットワークを介してイメージを送信します。共通サーバーが NetBackup ドメインにない場合、または共通サーバーが存在するけれども停止している場合。
- -DISABLE_AUTOMATIC_HOST_NAME_ADD 0|1|no|yes
ホスト名が有効な場合に、ホスト名を自動的に追加できる EMM の機能を無効にします。無効なホスト名の例には、別のホストと重複する名前があります。
- -DISABLE_BACKUPS_SPANNING_DISK 0|1|no|yes
ディスクストレージユニットのボリューム上でファイルシステムが空きなしの状態になったときに、ディスクに対するバックアップ操作機能を無効にします。この機能は、複数のストレージユニットボリューム上でイメージフラグメントを使用することによって無効になります。
- -DISABLE_DISK_STU_JOB_THROTTLING 0|1|no|yes
ディスクストレージユニットがその高水準点に近づいたときに、ディスクストレージユニットのジョブスロットル操作を無効にします。ディスクストレージユニットのスロットル操作では、高水準点により正確に近づくために、同時に開始されるジョブ数が制限されます。デフォルトでは、その高水準点に近づくディスクストレージユニットのスロットル操作が実行されます。
- -DISABLE_STANDALONE_DRIVE_EXTENSIONS 0|1|no|yes
非ロボットのドライブ操作が無効になります。バックアップ中、非ロボットのドライブ内で検出された任意のラベル付きメディアおよびラベルなしメディアが NetBackup によって自動的に使用されることはありません。デフォルトの状態では、スタンドアロンドライブ拡張機能が有効です。
- -DISALLOW_NONNDMP_ON_NDMP_DRIVE 0|1|no|yes
EMM サーバーの MDS ロジックによってこのオプションが読み込まれます。NetBackup では、要求の形式に基づいて、次のとおり利用可能なドライブの使用が試行されます。
非 NDMP のすべての要求では、NetBackup によって、非 NDMP の利用可能なドライブの検索が最初に試行されます。非 NDMP の利用可能なドライブが存在せず、NDMP ドライブが利用可能である場合、低速な NDMP ドライブが使用されます。非 NDMP の要求には、ストレージユニットに関する要求 (バックアップと書き込み側の複製) 以外のあらゆる形式の要求と、NDMP イメージのリストアが含まれます。
- -DO_NOT_EJECT_STANDALONE 0|1|no|yes
このエントリを有効にした場合、スタンドアロンドライブのテープは、そのホストでバックアップが完了しても取り出されません(バックアップ中にメディアの終わりに達した場合は、テープは取り出されます)。バックアップが正常に完了した後、スタンドアロンドライブを準備完了状態に保つ必要がある場合に使用します。
- -DONT_USE_SLAVE 0|1|no|yes
自動的にドライブに名前を割り当てるドライブ名規則の使用の選択を解除します。
- -DRIVE_ERROR_THRESHOLD unsigned_integer
NetBackup でドライブの状態が DOWN に変更される前に発生する可能性のあるドライブエラーのしきい値または数を変更します。デフォルトは 2 です。
- -DRIVE_NAME_SEED 0|1|no|yes
自動的にドライブに名前を割り当てるドライブ名規則の使用を選択します。
- -emmname string
このオプションでは、EMM データベースサーバー名を指定します。このサーバーには、メディア情報およびデバイス構成情報を格納するデータベースが含まれます。
- -emmport unsigned_integer
このオプションでは、EMM ポートを指定します。
- -machinename string
設定を変更するコンピュータの名前を指定します。
- -MAX_REALLOC_TRIES unsigned_integer
今後のバックアップ用にメディアを再割り当てするための NetBackup による最大再試行回数を指定します。
- -MEDIA_ERROR_THRESHOLD unsigned_integer
メディアの凍結前に発生する可能性のあるメディアエラーのしきい値または数を変更します。デフォルトは 2 です。
- -MEDIA_REQUEST_DELAY unsigned_integer
NetBackup がドライブの準備が完了するまでに待機する時間 (秒数) を指定します。非ロボットのドライブだけに適用されます。デフォルトは 0 秒です。たとえば、遅延が 150 秒であると想定します。
MEDIA_REQUEST_DELAY = 150
この情報をNetBackup サーバー上の
bp.conf
ファイルに追加するか、またはメディアホストプロパティの[メディア要求の遅延 (Media Request Delay)]に値を入力します。- -MPMS_DISABLE_EVENTS 0|1|no|yes, -MPMS_DISABLE_RANK 0|1|no|yes, -MUST_USE_LOCAL_DRIVE 0|1|no|yes
クライアントがマスターサーバーでもあるときにこのオプションが有効な場合は、このクライアントのバックアップは常にローカルドライブで実行されます。クライアントがマスターサーバーでない場合、このエントリは無効です。
このオプションをマスターサーバー上の
bp.conf
ファイルに追加します。または、ホストプロパティの[一般的なサーバー (General Server)]ダイアログボックスで[必ずローカルドライブを使用する (Must Use Local Drive)]設定にチェックマークを付けます。- -NBUFS_DESTINATION_DSU string, -NBUFS_DUP_TSU_TO_DSU 0|1|no|yes, -NBUFS_RETENTION_LEVEL unsigned_integer, -NON_ROBOTIC_MEDIA_ID_PREFIX string
非ロボットメディアを作成するために使用するメディア ID 接頭辞を指定します。-machinename オプションで指定されるホストに適用されます。メディア ID 接頭辞は、1 から 3 個までの英数字の文字列です。
- -PREFER_NDMP_PATH_FOR_RESTORE 0|1|no|yes (デフォルト値は 1 または no です)
NetBackup が NDMP リストア用のドライブをどのように選択するかを指定するために使用します。デフォルトでは、NetBackup は以下に示す順序でドライブを選択します。
NetBackup は、リストアデータを受信するように設定された NDMP ファイルシステムに対してローカルである NDMP テープサーバーを検索します。
NetBackup は、リストアクライアントに対してローカルではないものを含め、NDMP テープサーバーを検索します。
NetBackup は NDMP テープサーバーとして機能する NetBackup メディアサーバーを検索します。
-PREFER_NDMP_PATH_FOR_RESTORE 0 または -PREFER_NDMP_PATH_FOR_RESTORE yes を指定した場合、NetBackup が使用する順序は次のとおりです。
NetBackup は、リストアデータを受信するように設定された NDMP ファイルシステムに対してローカルである NDMP テープサーバーを検索します。
NetBackup は NDMP テープサーバーとして機能する NetBackup メディアサーバーを検索します。
NetBackup は、リストアクライアントに対してローカルではないものを含め、NDMP テープサーバーを検索します。
- -PREFER_SPAN_TO_SCRATCH 0|1|no|yes (デフォルトは 1 または yes)
テープメディア操作が複数のメディアにまたがる場合に、NetBackup が追加メディアをどのように選択するかを指定します。このパラメータをデフォルトの yes に設定すると、NetBackup は、テープジョブの実行中に、部分的に使用されているメディアではなくスクラッチプールから新しいメディアを選択します。このパラメータを noに設定すると、NetBackup は部分的に使用されているメディアを選択して、指定の操作を完了しようとします。no を設定すると、NetBackup は[部分的に使用されているメディアの最大数 (Maximum number of partially full media)]設定を使用します。vmpool -create または vmpool -update コマンドを使用して、[部分的に使用されているメディアの最大数 (Maximum number of partially full media)]オプションを設定します。
- -RETURN_UNASSIGNED_MEDIA_TO_SCRATCH_POOL 0|1|no|yes
この EMM グローバルオプションは、EMM サーバーを使用しているすべてのホストに適用されます。ホストオプションではありません。
オプションが YES に設定されている場合: スクラッチボリュームプールに含まれていた、割り当てられていない期限切れのメディアは、Media Manager によってスクラッチボリュームプールに自動的に戻されます。
オプションが NO に設定されている場合: メディアをスクラッチプールに自動的に戻す動作は無効になります。いずれかの Media Manager 管理インターフェースを使用してメディアを移動します。
- -SCSI_PROTECTION NONE | SPR | SR
テープドライブの排他アクセス保護を有効にします。アクセス保護が設定されていると、予約されている間は他のホストバスアダプタでコマンドを発行してドライブを制御することはできません。このオプションでは、次の 3 つの設定を指定できます。
NONE: 保護なし
SPR: SCSI Persistent RESERVE
SR: SPC-2 SCSI RESERVE (デフォルト条件)
- -TIME_WINDOW unsigned_integer
エラーの追跡が可能な時間の値を設定できます。この値をエラーのしきい値 (media_error_threshold など) と組み合わせて使用することで、この時間内に発生したメディアエラー数を監視できます。デフォルト設定は 12 時間です。
- -UNRESTRICTED_SHARING 0|1|no|yes
すべてのメディアサーバーに対して無制限のメディア共有を有効にします。
- USE_POTENTIAL_FREESPACE_FOR_ALLOCATION 0|1|no|yes
利用可能な空き容量のメモリ割り当てを許可します。高水準点は通常、BasicDisk ストレージユニットおよびディスクプールのイメージクリーンアップのトリガになります。ストレージライフサイクルポリシーの高水準点に達すると、それ以上のメモリ空間の使用を防ぐことができます。
たとえば、高水準点は 90% ですが、潜在的な空き容量は 50% です。ディスクに残っている空き容量を、高水準点を過ぎてからしか利用できない場合、バックアップは失敗します。潜在的な空き容量と高水準点の間の 40% の空き容量の使用を許可するには、このパラメータをオン (1) にします。
デフォルト設定は「許可しない」(0) です。
- -VALIDATE_HOST_NAME 0|1|no|yes
NetBackup 標準に準拠するホスト名の文字検証を有効にします。このオプションを無効にした場合は、標準に準拠しない「_host1」などの名前を使用できます。
- -VAULT_CLEAR_MEDIA_DESC 0|1|no|yes
このオプションは、EMM サーバーを使用しているすべてのホストに適用される EMM のグローバルオプションです。ホストオプションではありません。一般的なテープローテーションでは、オフサイト Vault から NetBackup メディアが返却された場合、そのメディアの期限は切れており、新しいバックアップですぐに再利用できます。混乱を避けるために、期限切れのテープがロボットから返却されたときは説明も消去したほうが便利です。このエントリを指定した場合、他の Vault 情報が Media Manager ボリュームデータベースから消去されるときに、メディアの説明フィールドも消去されます。
- -deletealldevices
すべてのテープデバイスを削除します。
- -allrecords
すべてのコンピュータのすべてのテープデバイスを削除します。このオプションは、-machinename オプションと併用できません。
- -emmname string
EMM サーバー名を指定します。
- -emmport unsigned_integer
EMM サーバー名のポート番号を指定します。
- -machinename string
指定したメディアサーバーに接続されたすべてのテープデバイスを削除します。このオプションは、-allrecords オプションと併用できません。
- -machinetype api | app_cluster | appliance | client | cluster | disk_array | foreign_media | master | media | nbwss_endpoint | ndmp | remote_master | replication_host | virtual_machine
コンピュータ名の形式を指定します。このオプションは、-allrecords オプションと併用できません。
- -deletehost
このオプションを指定すると、必須のコンピュータ名とコンピュータ形式を使用して EMM コンピュータレコードが削除されます。
- -brief
詳細ではないコマンドの出力を生成します。
- -machinename string
指定したホストを EMM データベースから削除します。
- -Machinetype api | app_cluster | cluster | master | media | ndmp
削除するコンピュータの形式を指定します。
- -errorsdb
- -brief
詳細ではないコマンドの出力を生成します。
- -prune [-days no_of_days] [-hours no_of_hours] [-minutes no_of_minutes]
エラーデータベースからエントリを削除します。オプションの日付、時間、分の引数によって、どのデータベースエントリを削除するかが決定されます。指定された時刻より前のエントリが削除されます。
- -getemmserver
このコマンドを実行すると、特定の EMM ドメイン内のすべてのホストに関する情報が表示されます。このコマンドを使用して、新しくインストールまたは変更したドメインの一貫性のレベルを確認します。
- -brief
詳細ではないコマンドの出力を生成します。
- -masterserver string
EMM ドメインのマスターサーバー名を指定します。このコマンドの使用時にこのオプションを省略すると、現在のコンピュータが想定されます。
- -timeout unsigned integer
このコマンドの実行中に使用される一時的なタイムアウト値 (秒単位) を指定します。
- -help
次の入力によって、指定のコマンドの使用法の情報を表示します。
nbemmcmd -help command
- -listhosts
このオプションを指定すると、認識されている各ホストの表構造がダンプされます。
- -display_server -machinename string -machinetype string
コンピュータ名とコンピュータ形式によって指定されたコンピュータだけを表示します。
- -list_app_clusters -masterserver string
指定されたマスターサーバーのすべてのアプリケーションクラスタを表示します。
- -list_snap_vault_filers -machinename string
指定されたコンピュータ名のすべての SnapVault ファイラを表示します。次の -machinename オプションの説明を参照してください。
- -list_snap_vault_media_servers -masterserver string
指定されたマスターサーバーのすべての SnapVault メディアサーバーを表示します。
- -list_sts_hosts -machinename string
指定されたコンピュータ名に接続されたすべての OpenStorage ホストを表示します。
- -list_sts_media_servers -masterserver string
指定されたマスターサーバーに接続されたすべての OpenStorage メディアサーバーを表示します。
- -machinename api | app_cluster | cluster | master | media | ndmp
表示するコンピュータの形式を定義します。
- -nbservers -masterserver string
メディアサーバーおよびマスターサーバーだけを表示します。-listhosts のデフォルトでは、すべてのサーバーが表示されます。
- -netbackupversion level[.major_level[minor_level]]
コンピュータのバージョンを指定します。level 変数の範囲は 0 から 99 です。major_level および minor_level 変数は、任意の 1 桁のフィールドです。major_level と minor_level の間には空白を挿入しないでください。
たとえば、NetBackup 7.0 を指定するには、次の情報を入力します。
-netbackupversion 7.0 or -netbackupversion 7
- -servers_in_emm_cluster -clustername string
指定されたクラスタ内のすべてのサーバーを表示します。
- -server_in_app_cluster -clustername string
指定されたクラスタのすべてのアプリケーションクラスタサーバーを表示します。
- -brief
コマンドの出力を詳細ではない形式に設定します。
- -parsable
コマンドの出力を解析可能な形式に設定します。
- -verbose
ホスト情報の表示方法を制御します。ホストのパラメータごとに 1 行ずつ、複数の行が出力されます。
- -listmedia
- -allrecords
このオプションを指定すると、すべてのメディアレコードが表示されます。
- -mediaid string
EMM メディアレコードのメディア ID を指定します。
- -mediatype unsigned integer
メディア形式によってボリュームを問い合わせます。
NetBackup Enterprise Server で有効なメディア形式は、次のとおりです。
4mm, 8mm, 8mm2, 8mm3, dlt, dlt2, dlt3, dtf, hcart, hcart2, hcart3, qcart, 4mm_clean, 8mm_clean, 8mm2_clean, 8mm3_clean, dlt_clean, dlt2_clean, dlt3_clean, dtf_clean, hcart_clean, hcart2_clean, hcart3_clean.
NetBackup サーバーで有効なメディア形式は、次のとおりです。
4mm, 8mm, dlt, hcart, qcart, 4mm_clean, 8mm_clean, dlt_clean, hcart_clean.
- -poolname string
プール番号 (ボリュームプールに挿入されたインデックス) によってボリュームを問い合わせます。vmpool -listall を実行して、特定のプール名のインデックスを確認します。
- -robotnumber unsigned_integer
このオプションを指定すると、ロボット番号によってボリュームが問い合わされます。ロボット番号とは、ボリュームが位置するロボットの一意の論理識別番号です。
- -vaultcontainer string
このオプションを指定すると、コンテナに格納されているボリュームが一覧表示されます。変数 string は vault_container_id で、29 文字以内の英数字の文字列です。
- -listsettings
- -machinename string
設定を表示するコンピュータを指定します。
- -brief
詳細ではないコマンドの出力を生成します。
- -emmname string
このオプションでは、関連する EMM サーバーのホスト名を指定します。-emmname が指定されていなければ、デフォルト名は
bp.conf
ファイルにあります。- -emmport unsigned_integer
呼び出しがなされる EMM サーバーのポート番号を指定します。-emmport が指定されていなければ、デフォルトポートは
bp.conf
ファイルで指定されます。
- -machinealias
次に示すパラメータは、特定のコンピュータのエイリアスリストのメンテナンスに使用します。これらを使用して、現在のエイリアスの表示、新しいエイリアスの追加、または指定したコンピュータの現在のエイリアスの削除を行うことができます。
- -addalias -alias alias -machinename name -machinetype type
コンピュータにエイリアス名を追加します。エイリアスを追加するコンピュータ名とコンピュータ形式を指定します。
たとえば、blue というエイリアス名を持つメディアサーバーを作成するには、次のコマンドを実行します。
machinealias -machinename 10.10.10.1 -machinetype media -addalias -alias blue
- -deletealias -alias name -machinetype type
データベースからエイリアス名を削除します。この操作を行うには、このオプションとともに -alias string コマンドとコンピュータ形式を使用して、削除するエイリアスを指定する必要があります。
- -deleteallaliases -alias name -machinetype type
特定のコンピュータのすべてのエイリアスを削除します。この操作を行うには、コンピュータ名およびコンピュータ形式を指定する必要があります。
- -getaliases
特定のコンピュータのすべてのエイリアスを取得します。この操作を行うには、コンピュータ名およびコンピュータ形式を指定する必要があります。
- -alias string
コンピュータのエイリアス名を識別する文字列を指定します。
- -machinename string
コンピュータの名前を指定します。
- -Machinetype api | app_cluster | cluster | master | media | ndmp
コンピュータをどのように使用するかを定義します。
- -releasecache
EMM サーバーが使ったキャッシュメモリを解放します。
- -brief
詳細ではないコマンドの出力を生成します。
- -emmname string
このオプションでは、関連する EMM サーバーのホスト名を指定します。-emmname が指定されていなければ、デフォルト名は
bp.conf
ファイルにあります。- -emmport unsigned_integer
呼び出しがなされる EMM サーバーのポート番号を指定します。-emmport が指定されていなければ、デフォルトポートは
bp.conf
ファイルで指定されます。
- -renamehost
必要なコンピュータ名と新しいコンピュータ名のオプションを指定してこのコマンドを実行すると、現在のコンピュータ名を新しいコンピュータ名に変更できます。
- -machinename string
現在のコンピュータ名を定義します。
- -newmachinename string
新しいコンピュータ名を定義します。
- -resethost
このコマンドを使用して、更新されたホストの[ホストプロパティ (Host Properties)]をリセットします。[ホストプロパティ (Host Properties)]セクションには、ホストの Web サービスが収集する新たな情報が表示されます。
コンピュータ上で NetBackup のバージョンをダウングレードした場合、または NetBackup 環境からホストを削除した場合は、このコマンドを実行します。NetBackup 8.0. 以前にダウングレードする場合は、このコマンドを実行するだけで済みます。変更を有効にするには、場合により NetBackup 管理コンソールを再起動する必要があります。
nbemmcmd - resethost コマンドを実行する前に、bpnbat -login -loginType WEB コマンドを実行する必要があります。このコマンドにより、Web サービスのログインが認証されます。bpnbat コマンドを正しく実行したらnbemmcmd - resethost コマンドを実行します。
- -machinename string
ダウングレードしたコンピュータまたは NetBackup 環境から削除したコンピュータの名前を定義します。
- -servercontrol
このコマンドによって、指定したサーバーの制御の一時停止および再開が行われます。ジョブはこの時間内に実行されるため、既存のデータを破損させることなくデータベースのメンテナンスを実行できます。
- -resume
指定されたサーバーの制御を再開します。
- -suspend
指定されたサーバーの制御を一時停止します。
- -setemmserver
このコマンドによって、古い EMM サーバー名と名前が一致する、ドメイン内の特定のホストの EMM サーバー名が変更されます。このコマンドでは次のオプションを使用できます。
- -emmservername string
変更する EMM サーバー名を指定します。
- -newemmservername string
EMM サーバーの新しい値 (置換する値) を指定します。
- -masterserver string
EMM ドメインのマスターサーバー名を指定します。このコマンドの使用時にこのオプションを省略すると、現在のコンピュータが想定されます。
- -timeout unsigned integer
このコマンドの実行中に使用される一時的なタイムアウト値 (秒単位) を指定します。
- -updatehost -machinename string
このコマンドを次のオプションと併用すると、必要な -machinename オプションを使用して指定したコンピュータレコードを変更できます。
- -add_server_to_app_cluster
-clustername オプションで指定したアプリケーションクラスタにコンピュータを追加します。
- -activenodename string
クラスタ内のアクティブノードを指定します。
- -clustername string
このコンピュータが属するクラスタを指定します。
- -delete_server_from_app_cluster
-clustername オプションで指定したアプリケーションクラスタからコンピュータを削除します。
- -displayname string
コンピュータに割り当てられた名前 (そのコンピュータの番号識別子) を指定します。
- -machinename string
更新するコンピュータ名を指定します。
- -machinestateop clr_admin_pause | clr_admin_pause_and_set_active | clr_disk_active | clr_ltid_restart | clr_master_server_connectivity | clr_tape_active | reset_all | set_admin_pause | set_disk_active | set_master_server_connectivity | set_tape_active
指定されたコンピュータの状態を設定またはクリアします。
- -Machinetype api | app_cluster | cluster | master | media | ndmp
コンピュータをどのように使用するかを定義します。
- -masterserver string
ドメイン内のホストのマスターサーバーを定義します。
- -netbackupversion level[.major_level[minor_level]]
ホストを追加して、そのホストで実行するバージョンを指定します。level 変数の範囲は 0 から 99 です。major_level および minor_level 変数は、任意の 1 桁のフィールドです。major_level 変数と minor_level 変数の間には空白を挿入しないでください。
たとえば、NetBackup 7.0 を指定するには、次のように入力します。-netbackupversion 7.0
- -operatingsystem hpux | linux | rs6000 | solaris | windows
このオプションにより、コンピュータのオペレーティングシステムを更新できます。