NetBackup™ コマンドリファレンスガイド

説明

nbcmdrun コマンドは、NetBackup ホストで NetBackup コマンドを実行するために使用されるラッパーです。NetBackup ホストは、プライマリサーバー、メディアサーバー、またはクライアントになります。

RBAC 権限に基づいてコマンドを実行できます。NetBackup コマンドラインの管理者の役割を使用すると、root 以外のユーザーアカウントでほとんどの NetBackup コマンドを実行できます。

パスや拡張子を付けずにコマンド名を入力し、その後に必要なすべての引数と任意の引数を入力する必要があります。読み取りおよび書き込み権限があるディレクトリから nbcmdrun を実行する必要があります。

nbcmdrun コマンドは、NetBackup ポリシー関連のコマンドで詳細な RBAC をサポートします。-listCmdsWithGranularRbac オプションを使用して、nbcmdrun が詳細な RBAC でサポートするコマンドのリストを表示します。

nbcmdrun を使用するには、NetBackup サービスユーザーをホストで有効にする必要があります。nbcmdrun と NetBackup サービスユーザーを有効にする方法について詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。

nbcmdrun コマンドは、NBAC (NetBackup アクセス制御) 機能ではサポートされません

nbcmdrun のログは次の場所にあります。

コマンド nbcmdrun の実行ログはそれぞれのログディレクトリにあります。

nbcmdrun 機能について詳しくは、『NetBackup セキュリティおよび暗号化ガイド』を参照してください。

オプション

例

例 1: nbcmdrun コマンド使用して、mklogdir コマンドを実行し、bpcd ディレクトリを root 以外のユーザーアクセス権で作成します。

nbcmdrun mklogdir -create bpcd
Creating [bpcd] with permissions [0700].
nbcmdrun: CMD EXIT STATUS = 0

例 2: vxlogcfg コマンドを、nbcmdun コマンド使用して、root 以外のユーザーアクセス権で実行します。

nbcmdrun vxlogcfg -l --prodid 51216 --orgid 140
Configuration settings for originator 140, of product 51216...
LogDirectory = /usr/openv/logs/
DebugLevel = 3
DiagnosticLevel = 3
DynaReloadInSec = 0
LogToStdout = False
LogToStderr = False
LogToOslog = False
RolloverMode = FileSize | LocalTime
LogRecycle = False
MaxLogFileSizeKB = 51200
RolloverPeriodInSeconds = 43200
RolloverAtLocalTime = 0:00
NumberOfLogFiles = 3
OIDNames = mmui
AppMsgLogging = ON
L10nLib = /usr/openv/lib/libvxexticu
L10nResource = mmui
L10nResourceDir = /usr/openv/resources
SyslogIdent = VRTS-NB
SyslogOpt = 0
SyslogFacility = LOG_LOCAL5
LogFilePermissions = 600
nbcmdrun: CMD EXIT STATUS = 0

例 3: root 以外のユーザーで指定したコマンドを実行するために必要な RBAC 権限を取得します。

nbcmdrun - listPermissionsForCmd bppolicynew policy1
[
  {
    "namespace": "|PROTECTION|POLICIES|",
    "requiredOperations": "|OPERATIONS|ADD|"
  }
]