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NetBackup ™ セキュリティおよび暗号化ガイド
Last Published:
2025-04-25
Product(s):
NetBackup & Alta Data Protection (11.0)
- NetBackup での安全な通信 (最初にお読みください)
- 通信エラーのシナリオ
- NetBackup セキュリティの強化
- セキュリティの配置モデル
- NetBackup 操作の監査
- 第 I 部 個人情報とアクセスの管理
- 個人情報とアクセスの管理について
- AD ドメインと LDAP ドメイン
- アクセスキー
- API キー
- auth.conf ファイル
- 役割に基づくアクセス制御
- OS 管理者の NetBackup インターフェースアクセス
- スマートカードまたはデジタル証明書
- シングルサインオン (SSO)
- NetBackup アクセス制御セキュリティ (NBAC)
- NetBackup アクセス制御 (NBAC) の構成
- プライマリおよびメディアサーバーの[アクセス制御 (Access Control)]ホストプロパティの構成
- クライアントの[アクセス制御 (Access Control)]ホストプロパティダイアログボックス
- アクセス管理のトラブルシューティング
- NetBackup へアクセス可能なユーザーの決定について
- NetBackup ユーザーグループの特定のユーザー権限の表示
- セキュリティ構成リスクの最小化
- 多要素認証の構成
- マルチパーソン認証の構成
- 第 II 部 移動中のデータの暗号化
- NetBackup CA および NetBackup 証明書
- セキュリティ管理ユーティリティについて
- ホスト管理について
- 共有マッピングとクラスタマッピングの追加
- 証明書の自動再発行の許可または禁止
- グローバルセキュリティ設定について
- ホスト名ベースの証明書について
- ホスト ID ベースの証明書について
- 証明書管理ユーティリティを使ったホスト ID ベースの証明書の発行と配備
- NetBackup 証明書の配備のセキュリティレベルについて
- プライマリサーバー (認証局) との信頼の設定
- ホスト ID ベースの証明書の再発行について
- ホスト ID ベースの証明書のトークン管理について
- ホスト ID ベースの証明書失効リストについて
- ホスト ID ベースの証明書の無効化について
- クラスタ化されたセットアップでのホスト ID ベースの証明書配備
- クラスタ化された NetBackup ホストでのホスト ID ベースの証明書の配備について
- NetBackup CA の移行
- 移動中のデータの暗号化 (DTE) の構成
- 外部 CA と外部証明書
- NetBackup での外部 CA のサポートについて
- 外部 CA が署名した証明書の構成オプション
- NetBackup サーバーとクライアントの ECA_CERT_PATH
- 外部 CA の証明書失効リストについて
- 証明書の登録について
- NetBackup Web サーバー用の外部証明書の構成
- クラスタプライマリサーバー用の外部証明書の構成について
- キーと証明書の再生成
- NetBackup CA および NetBackup 証明書
- 第 III 部 格納データの暗号化
- 格納データの暗号化セキュリティ
- NetBackup クライアントの暗号化について
- クライアントでの標準暗号化の構成
- クライアントでのレガシー暗号化の構成
- NetBackup Key Management Service
- FIPS 対応 KMS について
- KMS のインストール
- KMS の構成
- キーグループとキーレコードについて
- キーレコードの状態の概要
- KMS と連携するための NetBackup の構成
- 暗号化への KMS の使用について
- KMS データベースの要素
- コマンドラインインターフェース (CLI) を使用した KMS 操作
- KMS のトラブルシューティング
- 外部のキーマネージメントサービス
- NetBackup での HSM (ハードウェアセキュリティモジュール) のサポート
- 格納データの暗号化セキュリティ
- 安全な通信のために NetBackup で使用される暗号
- NetBackup での FIPS 準拠
- NetBackup に対する FIPS モードの無効化
- NetBackup での PQC (ポスト量子暗号化) のサポート
- NetBackup Web サービスアカウント
- 特権のないユーザー (サービスユーザー) アカウントでの NetBackup サービスの実行
- 特権のないユーザーアカウントでの NetBackup コマンドの実行
- NetBackup でのデータの変更不可と削除不可
- 異常検出
- 第 IV 部 マルウェアスキャン
Trend Micro マルウェアスキャナの構成
NetBackup 11.0 以降では、Trend Micro マルウェアスキャナを使用したマルウェアスキャンのサポートが提供されるようになりました。
メモ:
Trend Micro マルウェアスキャナは現在 Linux でのみサポートされています。
Trend Micro マルウェアスキャナを Linux 向けに構成するには
- Trend Micro のビジネスソフトウェアダウンロードセンターから Trend Micro Deep Security Manager と Agent をインストールします。
次の点に注意してください。
Deep Security Manager は、スキャンホスト以外の別のセットアップにインストールできます。
Deep Security Agent は、スキャンホストにインストールする必要があります。
Deep Security Agent の必要な最小バージョンは 20.0.1-690 です。
- Trend Micro マルウェアスキャナは、root ユーザーによるマルウェアスキャンのみをサポートします。これは、Trend Micro 社で dsa_scan コマンドが次のようにサポートされているためです。
Linux で root アクセス権を持っている場合は、dsa_scan コマンドを使用して、指定したファイルまたはディレクトリ (サブディレクトリを含む) でスキャンタスクを実行できます。
- 次のように
.bashrc
ファイルで TREND_MICRO_AGENT_PATH 環境変数を設定します。例: export TREND_MICRO_AGENT_PATH=/opt/ds_agent
メモ:
スキャンホストとして NetBackup クライアントを使用している場合は、
/usr/openv/netbackup/bp.conf
構成ファイルに同じエントリを追加することをお勧めします。例:
TREND_MICRO_AGENT_PATH=/opt/ds_agent
- コマンドプロンプトで次のコマンドを実行し、出力を確認します。
/opt/ds_agent/dsa_scan --action pass --target <path to scan>