Enterprise Vault™ Compliance Accelerator 管理者ガイド
- Compliance Accelerator の概要
- Veritas Surveillance の概要
- レポートの作成と表示
- Compliance Accelerator レポートについて
- Microsoft SQL Server Reporting Services (SSRS) を介したデータへのアクセス
- 拡張レポート
- OData Web サービスを介したレポートへのアクセス
- レポート用の Power BI テンプレートの設定
- 付録 A. トラブルシューティング
- Veritas Surveillance ユーザーインターフェースが英語以外の環境で正しく表示されない
- アイテムのランダムサンプリングの問題
- Internet Explorer 10 以降で Compliance Accelerator Web サイトを開くときの表示の問題
- Veritas Surveillance Web クライアントで表示されないボルトストア
- インターネットメール(.eml)メッセージをレビューセットからエクスポートした後に、その TNEF エンコードの添付ファイルが読めなくなることがある
- SQL Server コンピュータ名の変更後の同期エラー
- Accelerator マネージャサービス起動時のパフォーマンスカウンタエラー
- カスタマーデータベースを異なるサーバーに復元するときに SQL Service Broker で警告が発生する
- IR (インテリジェントレビュー) API の認証と認可が失敗したときのエラーメッセージ
- FIPS を有効にした後の既知の問題
Compliance Accelerator の処理
図: Compliance Accelerator の処理手順 にコンプライアンス処理の手順の概要を示します。
通常は Compliance Accelerator の処理手順を次の順序で実行します。
管理者、スーパーバイザ、またはレビューアとして Compliance Accelerator にアクセスするあらゆるユーザーのための従業員プロファイルを作成します。また、通信の監視対象となるあらゆる従業員のためのプロファイルも作成する必要があります。少数の従業員詳細を入力してから、対応する Active Directory アカウントまたは Domino ディレクトリアカウントに同期させると、残りのフィールドをポピュレートできます。
Compliance Accelerator で管理タスクを実行するユーザーまたはユーザーグループにロールを割り当てます。
Compliance Accelerator システムのデフォルトでは、多数の事前定義済みアプリケーションロールと部門ロールがあります。ほとんどのロールは必要に応じて修正したり、新しいロールを作成したりすることができます。それぞれのロールには多数の権限が関連付けされています。ユーザーは、アプリケーションロールによってシステム全体のタスクを実行でき、また部門ロールによって指定した部門のみで特定のタスクを実行できます。
すべての部門で検索対象とするアーカイブを選択します。部門管理者は、必要に応じて部門のこのアーカイブのセットをさらにカスタマイズできます。
1 つ以上の部門を作成します。
各部門で、次の操作を実行します。
その他のユーザーにロールを割り当て、その他のユーザーが、管理タスク、スーパーバイザタスク、レビューアタスクを部門内で実行できるようにします。
監視対象の部門に従業員を追加します。
必要に応じて、部門検索に含めるアーカイブをカスタマイズします。
Compliance Accelerator で従業員を監視し、部門レビューセットにアイテムを追加してレビューアがアイテムを操作できるようになりました。
各部門のレビューセットで各アイテムをレビューし、必要に応じてレビュー状態のマークとコメントを追加します。
アイテムをオフラインでレビューしたり、第三者に送信する場合は、アイテムを適切な形式でエクスポートします。エクスポート形式は、PST、Domino NSF データベース、HTML、MSG、ZIP などがあります。
レポート機能を使ってレビューアの進行状況、役割、担当など、Compliance Accelerator のさまざまな側面からレポートを生成します。