NetBackup™ for VMware 管理者ガイド
- 概要
- 必須タスク: 概要
- 注意事項および前提条件
- NetBackup for VMware の前提条件
- NetBackup for VMware: 注意事項および制限事項
- VVol (VMware Virtual Volumes) に関する注意事項
- VMware IPv6 環境のバックアップに必要な NetBackup IPv6 パラメータ
- NetBackup for VMware: Linux 仮想マシンの注意事項
- VMware バックアップホストとしての NetBackup Appliance に関する注意事項
- NetBackup for VMware による SAN マルチパスのサポート
- 耐障害性 VM に対する NetBackup for VMware のサポート
- プライマリ VM 識別子に対する NetBackup の文字制限
- ポリシーのクエリビルダーでは、表示名、リソースプール名、vApp 名の大文字と小文字を区別します。
- hotadd トランスポートモードに関する注意事項
- VMware Intelligent Policy の問い合わせにおけるタグの使用の注意事項と制限事項
- VMware タグ関連付けのバックアップとリストアのための注意事項と制限事項
- NetBackup と VMware の通信の構成
- NetBackup への VMware バックアップホストの追加
- VMware の NetBackup クレデンシャルの追加
- NetBackup の VMware サーバーのホスト名の変更
- vCenter にイベントをホストする権限の設定
- NetBackup vSphere プラグインのための認証トークン
- VMware リソースの使用に関するグローバル制限の設定
- NetBackup での VMware 仮想化サーバー証明書の検証
- NetBackup サーバーとクライアントの ECA_TRUST_STORE_PATH
- NetBackup サーバーとクライアントの ECA_CRL_PATH
- NetBackup サーバーとクライアントの ECA_CRL_PATH_SYNC_HOURS
- NetBackup サーバーとクライアントの ECA_CRL_CHECK
- サーバーとクライアントの VIRTUALIZATION_HOSTS_CONNECT_TIMEOUT
- サーバーとクライアントの VIRTUALIZATION_HOSTS_SECURE_CONNECT_ENABLED
- NetBackup サーバーとクライアントの VIRTUALIZATION_CRL_CHECK
- NetBackup サーバーとクライアントの VMWARE_TLS_MINIMUM_V1_2
- NetBackup for VMware ポリシーの構成
- VMware ポリシーの構成
- [属性 (Attributes)]タブでポリシーごとのジョブ数を制限する (VMware)
- [VMware]タブのバックアップオプション
- VMware バックアップホスト
- [最適化 (Optimizations)]オプション (VMware)
- [プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]オプション (VMware)
- [既存のスナップショット処理 (Existing snapshot handling)]のオプション (VMware)
- [トランスポートモード (Transport modes)]オプション (VMware)
- アプリケーション保護オプション (VMware)
- [VMware - 詳細属性 (VMware - Advanced Attributes)]ダイアログ
- ポスト vCenter イベントオプション (VMware 詳細属性) について
- [ディスクを除外 (Exclude Disks)]タブ
- VMware 仮想マシンの参照
- 仮想マシンを参照するときに NetBackup が検索する VMware サーバーの制限
- VM がポリシーで手動で選択される場合は、仮想マシンのホスト名と表示名が一意である必要があります。
- [プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]オプションと仮想マシンの手動選択
- 仮想マシンの増分バックアップについて
- 増分バックアップの構成
- 仮想マシンの Storage Foundation Volume Manager ボリューム
- VMware インテリジェントポリシーの構成
- NetBackup for VMware における仮想マシンの自動選択について
- VMware タグ関連付けのサポートと使用
- NetBackup の問い合わせ規則の基本原則
- 仮想マシンの自動選択に関する重要事項
- 仮想マシンの自動選択の NetBackup の要件
- 仮想マシンの自動選択: タスクの概要
- VMware 仮想マシンの選択オプション
- 仮想マシンの自動選択の構成
- 基本モードでの既存の問い合わせの編集
- 詳細モードでの問い合わせビルダーの使用
- クエリーの AND と OR
- NetBackup 問い合わせビルダーの例
- 問い合わせの IsSet 演算子
- 複数のポリシーによる仮想マシンの選択について
- 問い合わせの演算の順序 (優先度規則)
- 複合問い合わせのカッコ
- リソースプールの問い合わせ規則
- データセンターフォルダ (ホストフォルダ) の問い合わせ規則
- 重複した名前の問い合わせ規則
- タグの問い合わせ規則
- 問い合わせビルダーのフィールドの参照
- VMware の「問い合わせのテスト (Test Query)」画面
- 問い合わせのテスト: 失敗した仮想マシン
- [問い合わせのテスト (Test Query)]の結果の[選択項目 (Selecction)]列に対するプライマリ VM の識別子パラメータの効果
- 問い合わせのテストの結果の[VM 名 (VM Name)]列に対する[プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]パラメータの影響
- 問い合わせビルダーでの仮想環境の変更表示の更新
- 大規模な VMware 環境で VM 検出に必要な時間を短縮する
- バックアップサイズの縮小
- 仮想マシンのバックアップ
- アクセラレータを使用した仮想マシンのバックアップ
- 仮想マシンの NetBackup Accelerator について
- アクセラレータ: 完全スケジュールと増分スケジュール
- NetBackup アクセラレータが仮想マシンとどのように連携して働くか
- Accelerator 仮想マシンの注意および要件
- 仮想マシンのアクセラレータ強制再スキャン (スケジュールの属性)
- アクセラレータには OptimizedImage 属性が必要
- アクセラレータバックアップおよび NetBackup カタログ
- バックアップジョブ詳細ログのアクセラレータメッセージ
- 仮想マシンでのアクセラレータの NetBackup ログ
- ネットワークを介して転送されたアクセラレータバックアップのデータ量の報告について
- NetBackup コマンド出力でのネットワーク転送されたデータとのアクセラレータのイメージサイズの置換
- 仮想マシンのリストア
- リストアの注意事項および制限事項
- Linux でのリストアの注意事項および制限事項
- VMware 仮想マシン全体のリストア
- [仮想マシンのリカバリ (Virtual Machine Recovery)]ダイアログボックス (元の場所へのリストア)
- [仮想マシンのリカバリ (Virtual Machine Recovery)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
- [リカバリ先 (Recovery Destination)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
- [リカバリオプション (Recovery Options)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
- [ESX Server の選択 (Select ESX server)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
- [フォルダの選択 (Select Folder)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
- [データストアまたはデータストアクラスタを選択 (Select Datastore or Datastore Cluster)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
- [仮想マシンオプション (Virtual Machine Options)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
- [ストレージの宛先 (Storage destination)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
- [ネットワーク接続およびその他の回復オプション (Network Connections and Other Recovery Options)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
- [リカバリの実行 (Perform Recovery)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
- VMware 仮想マシンディスクのリストアについて
- [バックアップ、アーカイブおよびリストア (Backup, Archive, and Restore)]を使用して VMware 仮想マシンディスクをリストアする
- NetBackup コマンドを使用した VMware 仮想マシンディスクのリストア
- 個々のファイルのリストアについて
- 個々のファイルのリストア
- NetBackup がリストア時に VMware タグ関連付けを処理する方法
- リストアする仮想マシンの参照と検索
- リカバリホストがバックアップホストと同じ NetBackup リリースレベルでない場合
- インスタントリカバリを使用した仮想マシンのリストア
- VMware のインスタントリカバリについて
- VMware のインスタントリカバリのタスク概要
- VMware 機能のインスタントリカバリにおけるパフォーマンスに関する推奨事項
- VMware のインスタントリカバリの要件
- VMware のインスタントリカバリの注意事項
- Windows リストアホストで Client for NFS サービスを再起動する
- nbrestorevm コマンドのインスタントリカバリオプション
- VMware のインスタントリカバリを使った仮想マシンのリストア
- VMware のインスタントリカバリを使用して、仮想マシンを別の場所にリストアする
- 現在の仮想マシン実行中の VMware 機能のインスタントリカバリによる個別のファイルのリストア
- VMware のインスタントリカバリのジョブ形式
- VMware のインスタントリカバリを使ったリストアされた仮想マシンの再有効化
- vCloud Director での NetBackup の使用
- vCloud Director の NetBackup について
- vCloud のための NetBackup ポリシーの作成における注意点
- 仮想マシンの vCloud Director へのリストアに関する注意事項
- vCloud Director への仮想マシンのリストア
- 大規模な vCloud 環境で VM 検出に必要な時間を短縮する
- vCloud Director の[仮想マシンのリカバリ (Virtual machine recovery)]ダイアログボックス
- [リカバリ先 (Recovery Destination)]ダイアログボックス
- [リカバリオプション (Recovery Options)]ダイアログボックス (vCloud Director )
- [vCloud Director のリカバリ vApp オプション (Recovery vApp Options for vCloud Director)]ダイアログボックス (元の場所へのリカバリ)
- vCloud Director の[仮想マシンオプション (Virtual Machine Options)]ダイアログボックス
- vCloud Director の[リカバリの実行 (Perform Recovery)]ダイアログボックス
- vCloud Director の[リカバリの実行 ( Recovery)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
- [vCloud Director のリカバリ vApp オプション (Recovery vApp Options for vCloud Director)]ダイアログボックス (代替場所へのリカバリ)
- [vApp を選択 (Select a vApp)]ダイアログボックス
- [vCloud Director のリカバリ先オプション (Recovery Destination Options for vCloud Director)]ダイアログボックス (代替場所へのリカバリ)
- [仮想マシンオプション (Virtual Machine Options)](代替場所へのリストア)
- [ネットワーク接続 (Network connections)](代替場所へのリストア)
- vCloud Director の[リカバリの実行 (Perform Recovery)]ダイアログボックス (代替場所へのリストア)
- 推奨する実施例および詳細情報
- トラブルシューティング
- NetBackup for VMware のトラブルシューティングの注意事項
- サポートされていないバックアップホスト
- NetBackup がバックアップまたはリストアに使用する ESX ネットワークの決定方法
- VMware の NetBackup ログ
- VxMS ログの構成
- VxMS core.log と provider.log のファイル名形式
- VDDK ログレベルの設定
- DNS 問題によって引き起こされる参照遅延の回避
- 仮想マシン検出の参照タイムアウトの変更
- vSphere のタイムアウトおよびログの値の変更
- VMware サーバーのクレデンシャルが有効でない
- スナップショットエラーの発生 (状態コード 156)
- スナップショットエラーの原因: NetBackup または VMware
- NetBackup と VMware Storage vMotion with vSphere 5.0 以降の競合
- ゲスト OS の NTFS ファイルシステムが破損し、バックアップが MSDP ストレージを使用している場合、VM の増分バックアップが失敗することがあります。
- NetBackup クライアントソフトウェアが存在する仮想マシンに個々のファイルをリストアした場合にリストアが失敗する
- バックアップまたはリストアジョブがハングアップする
- Windows でのアプリケーション静止の VMware SCSI 要件
- リストアされた Windows 仮想マシン上にマウントポイントが存在しない
- Linux 仮想マシンからファイルをリストアするときにマウントポイントを利用できない
- 仮想マシンにインストールされている NetBackup BAR インターフェースを使ってファイルをリストアする場合の無効なクライアントエラー
- VMware 仮想マシンがリストア後に再起動しない
- リストアされた仮想マシンが起動できない、またはファイルシステムにアクセスできない
- NetBackup ジョブは VMware サーバーの更新タスクが原因で失敗しました。
- vSphere インターフェースで仮想マシンの統合が必要であるとレポートされる
- [VM バックアップからのファイルリカバリを有効にする(Enable file recovery from VM backup)]オプションは、ボリュームディスクセットに複数のディスクの種類が混在している場合に機能しません。
- Linux VM と永続的なデバイス名前
- Windows ダイナミックディスクを使う VMware 仮想マシンで、Windows リストアホストと hotadd トランスポートモードを使うと増分バックアップからのリストアに失敗する
- 同時 hotadd バックアップ (同じ VMware バックアップホストからのバックアップ) がステータス 13 で失敗する
- VMware タグ使用のトラブルシューティング
- ゲストのカスタマイズを vCloud Director に確実にリストアできるようにする
- 既存の VM への vmdk リストアに関するトラブルシューティング
- 仮想ボリューム (Vvol) 上の仮想マシンのバックアップのエラー
- NetBackup クライアントの VMC (VMware Cloud) へのインストール中の CA 証明書の問題
- 付録 A. 仮想マシンのバックアップとリストアを実行する NetBackup コマンド
- NetBackup コマンドを使用して VMware ポリシーを作成する
- 仮想環境を検索する nbdiscover コマンドの使用
- vSphere に仮想マシンをリストアする nbrestorevm コマンドの使用
- vCloud Director に仮想マシンをリストアする nbrestorevm コマンドの使用
- インスタントリカバリを用いた仮想マシンをリストアするための nbrestorevm コマンドの使用
- nbrestorevm コマンドを使った仮想マシンディスクのリストア
- 仮想マシンのリストア用の nbrestorevm -R 名前変更ファイル
- nbrestorevm コマンドのトラブルシューティング用ログ
- 仮想マシンバックアップを検索するための問い合わせ形式および例
- 他のサーバーまたはクライアントからの仮想マシンの復元を許可する
- 付録 B. Windows の NFS のサービスの構成
- Granular Recovery Technology (GRT) 用の Network File System (NFS) のインストールおよび構成について
- Windows Server 2012、2016 での NFS 用サービスの構成について (NetBackup for VMware)
- Server for NFS の無効化 (NetBackup for VMware)
- メディアサーバーでの Client for NFS を無効化 (NetBackup for VMware)
- 個別リカバリテクノロジ (GRT) 用の UNIX メディアサーバーと Windows バックアップまたはリストアホストの構成 (NetBackup for VMware)
- NBFSD 用の個別のネットワークポート構成 (NetBackup for VMware)
- 付録 C. [VM 選択問い合わせ結果を再利用 (Reuse VM selection query results for)]オプション
- 付録 D. VMware raw デバイス (RDM) のバックアップ
VMware 仮想マシンディスクのリストアファイル
このトピックでは、NetBackup が仮想マシンの 1 つ以上のディスクをリストアするために使うパラメータについて説明します。NetBackup では、JavaScript Object Notation (JSON) 形式を使うテキストファイルにパラメータを記述する必要があります。NetBackup の nbrestorevm コマンドは、このファイルを読み取って仮想マシンディスクに関する必要な情報を取得します。NetBackup では、オペレーティングシステムが課しているファイル名の要件以外に要件はありません。
nbrestorevm コマンドを使うと、既存のバックアップからファイルを生成できます。この操作については、別の項で説明します。
VMware 仮想マシンディスクのリストアファイルの作成を参照してください。
次に、必要なファイルのテンプレートの例を示します。
{
"ClientType": "VMware",
"ClientName": "VM-client-name",
"RestoreType": "SelectiveDiskRestore",
"BackupImageSelection": {
"PrimaryServer": "Primary-server-name",
"StartDate": "mm/dd/yy hh:mm:ss",
"EndDate": "mm/dd/yy hh:mm:ss",
"BackupId": "clientname_timestamp"
},
"VMwareRestoreParameters": {
"vCenterServer": "vCenter-name-for-restore",
"VMwareRecoveryHost": "Recovery-host-name",
"DefaultDiskProvisioning": "thin",
"TransportMode": "san:hotadd:nbd",
"vmdk_compression": "none",
"VMwareVirtualMachineDestination": {
"VMName": "Restore-vm-name",
"AttachDisksToExistingVM": "No",
"PowerOn": "No",
"Datacenter": "Path-of-Datacenter-for-destination-vm",
"ESX": "Hostname-of-the-ESX-host",
"Folder": "Path-to-destination-VM-folder",
"ResourcePool/Vapp": "Path-of-vApp-or-resource-pool-destination",
"VmxDatastore": ""
},
"VMwareVirtualDiskDestination": [
{
"VirtualDisk" : "/DS1/BackedupVM/BackedupVM.vmdk",
"OverwriteExistingDisk": "No",
"Datastore": "[Datastore-name]",
"Path": "",
"Provisioning": "thin"
"Controller": "scsi0-0"
},
{
"VirtualDisk": "/DS2/BackedupVM/BackedupVM_1.vmdk",
"OverwriteExistingDisk": "No",
"Datastore": "",
"Path": "[datastore_name] MyVm/MyVM_1.vmdk",
"Provisioning": "eagerzeroed"
"Controller": "scsi0-1"
}
]
"VMwareAdvancedRestoreOptions": {
"DeleteRestoredVMOnError": "No",
"VMShutdownWaitSeconds": 900
}
}
}次に、インプレースディスクリストアに必要なファイルの例を示します。
{
"BackupImageSelection": {
"StartDate": "mm/dd/yy hh:mm:ss",
"BackupId": "clientname_timestamp"
"EndDate": "mm/dd/yy hh:mm:ss",
"PrimaryServer": "Primary-server-name",
},
"ClientName": "VM-client-name",
"VMwareRestoreParameters": {
"vmdk_compression": "none",
"VMwareAdvancedRestoreOptions": {
"VMShutdownWaitSeconds": 900,
"DeleteRestoredVMOnError": "No"
},
"VMwareRecoveryHost": "VM-recovery-host-name",
"VMwareVirtualMachineDestination": {
"ResourcePool/Vapp": "Path-of-vApp-or-resource-pool-destination",
"VmxDatastore": "Vmx-datastore-name",
"Datacenter": "Path-of-Datacenter-for-destination-vm",
"AttachDisksToExistingVM": "DeleteAllDisksAndReplace",
"ESX": "Hostname-of-the-ESX-host",
"VMName": "Restore-vm-name",
"Folder": "Path-to-destination-VM-folder",
"PowerOn": "Yes"
},
"DefaultDiskProvisioning": "unknown",
"TransportMode": "nbdssl",
"VMwareVirtualDiskDestination": [],
"vCenterServer": "vCenter-name-for-restore"
},
"ClientType": "VMware",
"RestoreType": "SelectiveDiskRestore"
}次の項では、ファイルのパラメータについて説明します。省略可能なセクションやフィールドの中で使わないものはファイルから除外する必要があります。
VMware 仮想マシンディスクのリストアについてを参照してください。
ファイルの最初のセクションでは、リストアするディスクを含むクライアントに関する必須情報を指定します。次の表では、最初のグローバルセクションのフィールドについて説明します。
表: グローバルフィールド (必須)
|
フィールド名 |
説明 |
必須かどうか |
|---|---|---|
|
ClientType |
バックアップポリシーで構成したクライアントタイプ。Vmware 仮想マシンディスクのリストアの場合は、VMware を使います。 |
必須。 |
|
ClientName |
バックアップポリシーで構成したクライアント名。 |
必須。 |
|
RestoreType |
リストアのタイプ。Vmware 仮想マシンディスクのリストアの場合は、SelectiveDiskRestore を使います。 |
必須。 |
ファイルの BackupImageSelection セクションには、NetBackup がリストアするバックアップイメージを識別するために必要な情報を指定します。このセクションを指定しない場合、NetBackup は直近のバックアップをリストアします。次の表では、BackupImageSelection セクションのフィールドについて説明します。
表: BackupImageSelection セクション (省略可能)
|
フィールド名 |
説明 |
必須かどうか |
|---|---|---|
|
PrimaryServer |
VM の詳細を問い合わせるために使用する NetBackup プライマリサーバーの完全修飾ドメイン名。 指定しない場合、NetBackup は VM をバックアップするプライマリサーバーを使用します。 |
任意。 |
|
StartDate |
バックアップイメージの検索開始日。形式は mm/dd/yyhh:mm:ss です。日付範囲内に複数のバックアップイメージがある場合、NetBackup は直近のバックアップを選択します。 指定しない場合、開始日は現在から 6 カ月前の日付になります。 |
任意。 |
|
EndDate |
バックアップイメージの検索終了日。形式は mm/dd/yyhh:mm:ss です。日付範囲内に複数のバックアップイメージがある場合、NetBackup は直近のバックアップを選択します。 指定しない場合、NetBackup は現在の日付を使用します。 |
任意。 |
|
BackupId |
形式は clientname_backuptime です。backuptime は 1970 年 1 月 1 日以降の 10 進数での秒数です。 指定しない場合、NetBackup は直近のバックアップイメージを使用します。StartDate、EndDate、有効な BackupId のいずれかを指定すると、NetBackup は BackupId イメージからリストアします。 |
任意。 |
ファイルの VMwareRestoreParameters セクションには、次の内容が含まれます。
VM のリストアパラメータ。このセクションにあるフィールドはすべて省略可能ですが、必須のサブセクションが 2 つあるため、このセクション自体は必要です。表: VMwareRestoreParameters セクション (必須)を参照してください。
リストアの宛先パラメータを指定する VMwareVirtualMachineDestination サブセクション。
VMwareVirtualMachineDestinationを参照してください。
リストアするディスクおよびそのディスクのリストアパラメータを指定する VMwareVirtualDiskDestination サブセクション。
VMwareVirtualDiskDestinationを参照してください。
既存の VM にリストアするためのパラメータを指定する VMwareAdvancedRestoreOptions サブセクション。
VMwareAdvancedRestoreOptionsを参照してください。
表: VMwareRestoreParameters セクション (必須)
|
フィールド名 |
説明 |
必須かどうか |
|---|---|---|
|
vCenterServer |
リストアの宛先 vCenter のホスト名。形式は NetBackup Virtual Server のクレデンシャルで指定したものと同じです。 vCenter を介したバックアップをスタンドアロンの ESXi Hypervisor にリストアするには、このフィールドの値を None にする必要があります。 |
任意。 |
|
VMwareRecoveryHost |
リストアを実行するホスト。 指定しない場合、NetBackup はバックアップイメージのバックアップホスト値を使います。 |
任意。 |
|
DefaultDiskProvisioning |
リストアするすべてのディスクのデフォルトのディスクプロビジョニング。thin、thick、eagerzeroed、unknown のいずれかです。 各ディスクに対して、このデフォルト値は、ファイルの VMwareVirtualDiskDestination セクションに別の Provisioning 値を指定して上書きできます。 DefaultDiskProvisioning と Provisioning のどちらも指定しない場合、NetBackup はバックアップに指定されているプロビジョニングを使います。 |
任意。 |
|
TransportMode |
リストアに使用するトランスポートモードの組み合わせ。hotadd:nbd:nbdssl:san のように小文字をコロンで区切って表します。指定する順序には意味があります。NetBackup は、リストアが成功するまで、指定した順でそれぞれの手法を試します。すべての方法が失敗すると、リストアは失敗します。 指定しない場合、NetBackup は、バックアップに使ったトランスポートモードの組み合わせを使います。 |
任意。 |
|
vmdk_compression |
完全および選択された vmdk リストアに使用する vmdk 圧縮形式。vmdk 圧縮形式は zlib、skipz、および fastlz です。 指定しない場合、NetBackup は値として none を使用します。 |
任意。 |
ファイルの VMwareVirtualMachineDestination セクションには、リストアの宛先パラメータを指定します。次の表では、VMwareVirtualMachineDestination セクションのフィールドについて説明します。これは、VMwareRestoreParameters セクションの下位セクションです。
表: VMwareVirtualMachineDestination セクション (必須)
ファイルの VMwareVirtualDiskDestination セクションは、リストア対象ディスクおよびそのディスク用のリストアパラメータを指定する JSON アレイです。これには、次の表に説明されている 1 つ以上のフィールドセットが含まれます (仮想マシンディスクごとに 1 セット)。セット内のフィールドはカンマで区切り、セット間もカンマで区切る必要があります。これは、VMwareRestoreParameters セクションの下位セクションです。
メモ:
このセクションは、インプレースディスクリストアには適用されません。
表: VMwareVirtualDiskDestination セクション (必須)
ファイルの VMwareAdvancedRestoreOptions セクションは、既存の VM にリストアするパラメータを指定します。これは、VMwareRestoreParameters セクションの下位セクションです。
表: VMwareAdvancedRestoreOptions セクション (省略可能)
|
フィールド名 |
説明 |
必須かどうか |
|---|---|---|
|
DeleteRestoredVMOnError |
NetBackup では、一時的な VM がリストアプロセス中に作成され、仮想ディスクがターゲット VM に接続されます。このパラメータの値は、ディスク接続操作が失敗したときに NetBackup が一時的な VM を削除するかどうかを決定します。
デフォルト値は No です。 |
任意。 |
|
VMShutdownWaitSeconds |
既存の VM へのリストアでは、ターゲットの仮想マシンがディスクに接続する前に、リストアプロセスによってその仮想マシンがシャットダウンされます。シャットダウン操作の時間は VMware の作業負荷によって異なります。このパラメータを使って、リストアを中断するまでにリストアプロセスがシャットダウンを待機すべき時間を指定できます。 デフォルトの値は 900 秒 (15 分) です。 |
任意。 |