NetBackup IT Analytics Foundation ライセンスに含まれる内容と実装ガイド

Last Published:
Product(s): NetBackup IT Analytics (11.0)
  1. 第 I 部 Foundation ライセンス - 含まれる内容とインストール
    1. Foundation ライセンスの概要、含まれる内容、インストール
      1.  
        概要
      2.  
        サポート対象のサードパーティ製品とオープンソース製品
      3. ライセンスキーファイルの取得
        1.  
          Microsoft Windows ポータルプラットフォームでのライセンスのインストール
        2.  
          Linux ポータルプラットフォームでのライセンスのインストール
  2. 第 II 部 Foundation ライセンスの NetBackup IT Analytics ポータルのインストール
    1. Windows サーバーでの NetBackup IT Analytics のインストール
      1.  
        はじめに
      2.  
        ポータルインストールのメモリ要件
      3.  
        多言語サポートとロケールに関する注意事項 (Windows)
      4.  
        タスク 1: ポータルとデータベースの配備戦略 (Windows)
      5.  
        タスク 2: インストール前の構成 (Windows)
      6. タスク 3: Oracle アプリケーションバイナリのインストール (Windows)
        1.  
          Oracle のインストールのトラブルシューティング
      7.  
        タスク 4: ポータルアプリケーションバイナリのインストール (Windows)
      8.  
        タスク 5: ライセンスキーファイルの要求 (Windows)
      9.  
        タスク 6: ポータルへのログイン (Windows)
      10.  
        タスク 7: ライセンスキーファイルのインストール (Windows)
      11.  
        タスク 8: コールドバックアップの実行 (Windows)
      12.  
        NetBackup IT Analytics ポータルのアンインストール
    2. Linux サーバーでの NetBackup IT Analytics のインストール
      1.  
        はじめに
      2.  
        ポータルインストールのメモリ要件
      3.  
        多言語サポートとロケールに関する注意事項 (Linux)
      4.  
        VMware ESXi での OVA ベースの配備
      5. インストーラベースの配備
        1.  
          タスク 1: ポータルとデータベースの配備戦略 (Linux)
        2.  
          タスク 2: インストール前の構成 (Linux)
        3.  
          タスク 3: Oracle Database アプリケーションバイナリのインストール (Linux)
        4.  
          タスク 4: ポータルアプリケーションバイナリのインストール (Linux)
        5.  
          タスク 5: データベーススキーマのインストール (Linux)
        6.  
          タスク 6: ポータルサービスの開始 (Linux)
        7.  
          タスク 7: ライセンスキーファイルの要求 (Linux)
        8.  
          タスク 8: ポータルへのログイン
        9.  
          タスク 9: ライセンスキーファイルのインストール (Linux)
        10.  
          タスク 10: データベースのコールドバックアップの実行 (Linux)
        11.  
          推奨されるデータベースバックアッププロセス
      6.  
        NetBackup IT Analytics ポータルのアンインストール
  3. 第 III 部 NetBackup Data Collector ポリシーの構成とレポート
    1. NetBackup Data Collector ポリシーの構成
      1.  
        はじめに
      2.  
        Data Collector を追加するための一般的な前提条件 (Veritas NetBackup)
      3.  
        Veritas NetBackup Data Collector ポリシーの追加
    2. 付録 A. Foundation v11.0 OOTB レポート
      1.  
        Foundation ライセンスでサポートされる NetBackup IT Analytics レポートとアラート

Veritas NetBackup Data Collector ポリシーの追加

この手順で構成したユーザー ID とパスコードは、Data Collector サーバーに Data Collector ソフトウェアをインストールするときに後で使用します。この構成により、ポータルと Data Collector サーバー間の通信が可能になります。

  • ポリシーの追加前: Data Collector ポリシーの追加先となる Data Collector がポータル内に存在する必要があります。

    詳しくは、「Data Collector の追加または編集」を参照してください。

    特定のベンダーの特定の前提条件とサポート対象の構成については、『認定構成ガイド』を参照してください。

  • ポリシーの追加後: ポリシーによっては、[コレクタ管理 (Collector Administration)]ページの処理バーの[実行 (Run)]ボタンを使用して、オンデマンドで収集を実行できます。[実行 (Run)]ボタンは、ポリシーベンダーがサポートされている場合にのみ表示されます。

    オンデマンド収集では、収集を実行する精査とデバイスを選択できます。この処理によって、スケジュール設定された実行と同じデータと、トラブルシューティングのためのログ情報が収集されます。精査の説明については、ポリシーを参照してください。

ポリシーを追加するには

  1. [管理 (Admin)]、[データ収集 (Data Collection)]、[コレクタ管理 (Collector Administration)]の順に選択します。現在構成されているポータル Data Collector が表示されます。
  2. 必要に応じてコレクタを検索します。
  3. リストから Data Collector を選択します。
  4. [ポリシーの追加 (Add Policy)]をクリックし、メニューでベンダー固有のエントリを選択します。
  5. Data Collector のプロパティを指定します。
  6. パラメータを追加するか、選択します。必須パラメータにはアスタリスク (*) が付いています。
  7. 必要に応じて、ポリシーの画面から NetBackup マスターサーバーを追加または編集します。これらの操作は、[インベントリ (Inventory)]でも実行できます。

    表: ポリシーのパラメータを参照してください。

  8. [OK]をクリックして、ポリシーを保存します。
  9. Data Collector サーバーで、Data Collector ソフトウェアをインストールまたは更新します。

表: ポリシーのパラメータ

フィールド

説明

コレクタドメイン (Collector Domain)

コレクタのバックアップポリシーが追加されるコレクタのドメイン。これは読み取り専用フィールドです。デフォルトでは、新しいポリシーのドメインはコレクタのドメインと同じになります。このフィールドは、コレクタを追加するときに設定されます。

ポリシードメイン (Policy Domain)

[コレクタドメイン (Collector Domain)]は、Data Collector のインストール処理中に指定されたドメインです。[ポリシードメイン (Policy Domain)]は、Data Collector 用に構成されるポリシーのドメインです。[ポリシードメイン (Policy Domain)]は、[コレクタドメイン (Collector Domain)]と同じ値に設定する必要があります。

ドメインは、ホストグループ階層の最上位を識別します。新しく検出されたホストはすべて、[ポリシードメイン (Policy Domain)]に関連付けられている root ホストグループに追加されます。

通常は、1 つの[ポリシードメイン (Policy Domain)]のみがドロップダウンリストで利用可能になります。マネージドサービスプロバイダの場合、顧客ごとに独自のホストグループ階層を持つ一意のドメインが存在します。

NetBackup マスターサーバー (NetBackup Master Servers)

データが収集される NetBackup マスターサーバーを選択します。複数の選択がサポートされています。利用可能な NetBackup マスターサーバーのみが表示されます。たとえば、サーバーが廃止された場合、または別のポリシーで使用するように選択されている場合、そのサーバーは表示されません。

追加 (Add)

[追加 (Add)]をクリックして NetBackup Server を追加します。追加したサーバーは[インベントリ (Inventory)]にも表示されます。

???を参照してください。

メモ:

ホストがすでに存在する場合、NetBackup IT Analytics に、ホストの詳細 (ホストの種類を含む) の更新について確認のダイアログボックスが表示されます。[OK]をクリックして、ホストの詳細/ホストの種類を更新します。

編集

サーバーを選択し、[編集 (Edit)]をクリックして、サーバーの値を更新します。

サーバー上のバックアップソフトウェアの場所 (Data Collector または NetBackup マスター) (Backup Software Location on the Server (Data Collector or NetBackup Master))

[バックアップソフトウェアの場所 (Backup Software Location)]は、Data Collector サーバー上または NetBackup マスターサーバー上の場所を指す必要があります。この場所は、NetBackup ソフトウェアがインストールされている netbackup/volmgr フォルダの root フォルダまたはディレクトリのいずれかである必要があります。

メモ:

SSH/WMI リモート収集方法を使用している場合、これは、構成されているすべてのリモート NetBackup マスターサーバーに NetBackup ソフトウェアがインストールされている場所です。

NetBackup のデフォルトのバックアップソフトウェアのホームの場所は次のとおりです。

Windows の場合: C:\Program Files\Veritas

Linux の場合: /usr/openv

収集方法 (Collection Method)

[Data Collector サーバー上の NetBackup ソフトウェア (NetBackup Software on a Data Collector Server)] (デフォルト) または[NetBackup マスターサーバーへの SSH または WMI プロトコル (SSH or WMI protocol to NetBackup Master Server)]のいずれかを選択します。[Data Collector サーバー上の NetBackup ソフトウェア (NetBackup Software on a Data Collector Server)]を選択した場合、精査の[NetBackup イベント監視 (NetBackup Event Monitor)]は選択解除され、[ストレージユニットの詳細 (Storage Unit Details)]、[ストレージライフサイクルポリシー (Storage Lifecycle Policies)]、[バックアップポリシー (Storage Lifecycle Policies)]の各精査が選択されます。

[NetBackup マスターサーバーへの SSH または WMI プロトコル (SSH or WMI protocol to NetBackup Master Server)]を選択した場合、精査の[NetBackup イベントモニター (NetBackup Event Monitor)]は選択解除され、無効になります。

リモート精査のログインの詳細 (Remote Probe Login Details)

これらの詳細は、次のいずれかの条件で必要になります。

  • コレクタが集中型であり、[SLP ジョブの詳細 (SLP Job Details)]、[ライセンスの詳細 (License Details)]または[バックアップポリシー (Backup Policies)]精査が選択されている場合。

  • コレクタが分散され、[バックアップポリシー (Backup Policies)]精査が選択されている場合。

  • 収集方法が NetBackup マスターサーバーへの SSH または WMI プロトコルである場合。

マスターサーバーのドメイン (Master Server Domain)

NetBackup マスターサーバーのユーザー ID に関連付けられているドメインを指定します。Windows マスターサーバーでは、Data Collector が NetBackup マスターサーバーにインストールされていない場合、[SLP ジョブの詳細 (SLP Job Details)]精査によってリモートライフサイクルポリシーユーティリティ (nbstlutil) を実行するために、このドメインがユーザー ID とともに使用されます。リモート Linux マスターサーバーでは使用されません。さらに、NetBackup 7.7.3 のみ、プラグイン情報 (bpstsinfo) を収集するために、[ライセンスの詳細 (License Details)]精査によってこのドメインが使用されます。

NetBackup 8.3 以上の場合、このドメインは REST API ベースの認証のために、[バックアップポリシー (Backup Policies)]精査 (FETB と保護計画の収集) によって使用されます。

このフィールドは、収集方法が NetBackup マスターサーバーへの SSH または WMI プロトコルであり、そのマスターサーバーが Windows Server である場合に必要です。

マスターサーバーのユーザー ID (Master Server User ID)

このフィールドは、収集方法が NetBackup マスターサーバーへの SSH または WMI プロトコルである場合に必要です。

選択した NetBackup マスターサーバーでログイン権限を持つユーザー名を指定します。Data Collector が NetBackup マスターサーバーにインストールされていない場合、[SLP ジョブの詳細 (SLP Job Details)]精査によってリモートライフサイクルポリシーユーティリティ (nbstlutil) を実行するために、このユーザー名とパスワードが使用されます。さらに、NetBackup 7.7.3 のみ、プラグイン情報 (bpstsinfo) を収集するために、[ライセンスの詳細 (License Details)]精査によってこのクレデンシャルが使用されます。Windows ユーザー名には管理者権限が必要です。

NetBackup 8.3 以上の場合、これらのクレデンシャルは REST API ベースの認証のために、[バックアップポリシー (Backup Policies)]精査によっても使用されます。これらのクレデンシャルはすべてのマスターサーバーに使用されます。

SSH/WMI 収集を指定する場合、ユーザー名には、ほとんどの NetBackup コマンドを実行するためのスーパーユーザー権限が必要です。

マスターサーバーのパスワード (Master Server Password)

このフィールドは、収集方法が NetBackup マスターサーバーへの SSH または WMI プロトコルである場合に必要です。

NetBackup マスターサーバーのユーザー ID と関連付けられているパスワードです。Data Collector が NetBackup マスターサーバーにインストールされていない場合、[SLP ジョブの詳細 (SLP Job Details)]精査によってリモートライフサイクルポリシーユーティリティ (nbstlutil) を実行するために、このユーザー名とパスワードが使用されます。さらに、NetBackup 7.7.3 のみ、プラグイン情報 (bpstsinfo) を収集するために、[ライセンスの詳細 (License Details)]精査によってこのクレデンシャルが使用されます。

NetBackup 8.3 以上の場合、これらのクレデンシャルは REST API ベースの認証のために、[バックアップポリシー (Backup Policies)]精査によっても使用されます。これらのクレデンシャルはすべてのマスターサーバーに使用されます。

NetBackup のクラウド配備など、NetBackup マスターサーバーへのパスワードベースのログインが許可されていない場合は、SSH 秘密鍵を次の形式で指定できます。

privateKey=<path-of-private-key>|password=<passphrase>

  • <path-of-private-key>| は SSH 秘密鍵のファイルパスです。

  • <passphrase> は SSH 秘密鍵の作成時に使用されるパスワードです。

???を参照してください。

WMI プロキシのアドレス (WMI Proxy Address)

WMI プロキシの IP アドレスまたはホスト名を指定します。このフィールドを空にすると、127.0.0.1 が使用されます。Data Collector が NetBackup マスターサーバーにインストールされていない場合、[SLP ジョブの詳細 (SLP Job Details)]精査によってリモート nbstlutil を実行するために、これが使用されます。さらに、NetBackup 7.7.3 のみ、プラグイン情報 (bpstsinfo) を収集するために、[ライセンスの詳細 (License Details)]精査によってこれが使用されます。

NetBackup 8.3 以上の場合、このドメインは REST API ベースの認証のために、[バックアップポリシー (Backup Policies)]精査 (FETB と保護計画の収集) によって使用されます。

このフィールドは、収集方法が NetBackup マスターサーバーへの SSH または WMI プロトコルであり、そのマスターサーバーが Windows Server である場合に必要です。

アクティブな精査 (Active Probes)

テープライブラリとドライブインベントリ (Tape Library & Drive Inventory)

NetBackup 環境からのテープライブラリデータの収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。

デフォルトのポーリング間隔は 12 時間です。時計アイコンをクリックして、データ収集のスケジュールの間隔を作成します。収集の間隔は分、時間、日、週、月単位でスケジュール設定できます。ネイティブ CRON 文字列の高度な使用も可能です。収集頻度を減らすことによってパフォーマンスを最適化します。

メモ:

コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。

テープインベントリ (Tape Inventory)

NetBackup 環境からのテープデータの収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。

デフォルトのポーリング間隔は 18 時間です。時計アイコンをクリックして、データ収集のスケジュールの間隔を作成します。収集の間隔は分、時間、日、週、月単位でスケジュール設定できます。ネイティブ CRON 文字列の高度な使用も可能です。収集頻度を減らすことによってパフォーマンスを最適化します。

メモ:

コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。

ドライブの状態 (Drive Status)

NetBackup 環境からのテープドライブの状態の収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。デフォルトのポーリング間隔は 20 分です。この精査はデフォルトで有効になっています。時計アイコンをクリックして、データ収集のスケジュールの間隔を作成します。収集の間隔は分、時間、日、週、月単位でスケジュール設定できます。ネイティブ CRON 文字列の高度な使用も可能です。

メモ:

コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。

ジョブの詳細 (Job Details)

NetBackup 環境からのジョブのデータの収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。ポーリング間隔は ENABLE_MINUS_T_OPTION 詳細パラメータの値に依存します。

ENABLE_MINUS_T_OPTION パラメータについて詳しくは、「Backup Manager の詳細パラメータ」セクションを参照してください。

この精査はデフォルトで有効になっています。時計アイコンをクリックして、データ収集のスケジュールの間隔を作成します。収集の間隔は分、時間、日、週、月単位でスケジュール設定できます。ネイティブ CRON 文字列の高度な使用も可能です。

メモ:

コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。

複製ジョブ (Duplication Jobs)

NetBackup 環境からの複製ジョブのデータの収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。デフォルトのポーリング間隔は 60 分です。この精査はデフォルトで有効になっています。時計アイコンをクリックして、データ収集のスケジュールの間隔を作成します。収集の間隔は分、時間、日、週、月単位でスケジュール設定できます。ネイティブ CRON 文字列の高度な使用も可能です。

メモ:

コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。

バックアップメッセージログ (Backup Message Logs)

NetBackup 環境からのメッセージログ (bperror) のデータの収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。デフォルトのポーリング間隔は 60 分です。この精査はデフォルトで有効になっています。時計アイコンをクリックして、データ収集のスケジュールの間隔を作成します。収集の間隔は分、時間、日、週、月単位でスケジュール設定できます。ネイティブ CRON 文字列の高度な使用も可能です。

メモ:

コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。

SLP ジョブの詳細 (SLP Job Details)

NetBackup 環境からの SLP ジョブの詳細の収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。デフォルトのポーリング間隔は 6 時間です。

メモ:

この[SLP ジョブの詳細 (SLP Job Details)]オプションを選択し、NetBackup Centralized Data Collector を使用する場合、この Data Collector ポリシーの[リモート精査用のログインの詳細 (Login Details for Remote Probes)]セクションの設定も構成する必要があります。

クライアントの詳細 (Clients Details)

NetBackup 環境からの[クライアントの詳細 (Clients Details)]のデータ収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。この精査は、各 NetBackup クライアントに直接接続し、環境の詳細を収集して保持します。デフォルトのポーリング間隔は週 1 回です。

この精査はデフォルトで有効になっています。

時計アイコンをクリックして、データ収集のスケジュールの間隔を変更します。収集の間隔は分、時間、日、週、月単位でスケジュール設定できます。ネイティブ CRON 文字列の高度な使用も可能です。デフォルトの収集は、火曜日の午前 9 時に開始するようにスケジュール設定されます。

メモ:

コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。

監査イベント (Audit Events)

監査イベントの精査は、ユーザーログインの成功や失敗、ポリシーの変更などの監査イベントを NetBackup マスターサーバーから収集します。

NetBackup 環境からの監査イベントのデータの収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。この精査は、NetBackup マスターサーバーに直接接続して、監査の詳細を収集し、保持します。

デフォルトのスケジュールは 1 時間間隔です。

NetBackup 監査イベントの初回の収集では、詳細パラメータ NBU_AUDIT_LOOKBACK_DAYS を構成できます。デフォルトでは、過去 3 日間のイベントが初回に収集されます。

3 日間以外の間隔でイベントを収集するには、この詳細パラメータの値を変更します。

???を参照してください。

メモ:

コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。

ライセンスの詳細 (License Details)

NetBackup 環境からの[ライセンスの詳細 (License Details)]のデータの収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。この精査は、NetBackup のライセンスキー情報を収集して保持します。デフォルトのポーリング間隔は月 1 回です。この精査はデフォルトで有効になっています。時計アイコンをクリックして、データ収集のスケジュールの間隔を作成します。収集の間隔は分、時間、日、週、月単位でスケジュール設定できます。

メモ:

コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。

クライアントの除外/包含リストの詳細 (Client Exclude/Include List Details)

NetBackup 環境からの[クライアントの除外/包含リストの詳細 (Client Exclude/Include List Details)]のデータの収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。この精査は、Linux/Unix および Windows の NetBackup クライアントから収集します。この精査は、各 NetBackup クライアントに直接接続し、ファイルとディレクトリの NetBackup クライアントの除外/包含リストを収集して保持します。デフォルトのポーリング間隔は月 1 回です。この精査はデフォルトで有効になっています。時計アイコンをクリックして、データ収集のスケジュールの間隔を作成します。収集の間隔は分、時間、日、週、月単位でスケジュール設定できます。

メモ:

コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。

NetBackup イベント監視 (NetBackup Event Monitor)

NBU のインストールに含まれる nb_monitor_util 実行可能ファイルによって生成されたイベントを収集します。イベントには、バックアップポリシー、ストレージユニットの詳細、ストレージユニットグループおよびストレージライフサイクルポリシーの作成、更新、削除が含まれます。新規インストールの場合、この精査はデフォルトで有効になっています。

WMI/SSH 収集が有効になっている場合、NetBackup イベントモニターは無効になります。

ストレージユニットの詳細 (Storage Unit Details)

NetBackup 環境からのストレージユニットデータの収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。デフォルトのポーリング間隔は 4 時間です。この精査はデフォルトで有効になっています。時計アイコンをクリックして、データ収集のスケジュールの間隔を作成します。収集の間隔は分、時間、日、週、月単位でスケジュール設定できます。ネイティブ CRON 文字列の高度な使用も可能です。

メモ:

コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。

ストレージライフサイクルポリシー (Storage Lifecycle Policies)

このオプションを選択すると、この Data Collector ポリシーの[リモート精査用のログインの詳細 (Login Details for Remote Probes)]セクションの設定も構成する必要があります。NetBackup 環境からの SLP (ストレージライフサイクルポリシー) の収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。デフォルトのポーリング間隔は 8 時間です。この精査はデフォルトで有効になっています。時計アイコンをクリックして、データ収集のスケジュールの間隔を作成します。収集の間隔は分、時間、日、週、月単位でスケジュール設定できます。ネイティブ CRON 文字列の高度な使用も可能です。

メモ:

コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。

バックアップポリシー (Backup policies)

NetBackup 環境からバックアップポリシーデータの収集を実行します。この精査は、REST API を使用して FETB と保護計画データの収集も行います (NetBackup バージョンが 8.3 以降の場合)。API によるデータ収集を許可するには、[リモート精査のログインの詳細 (Remote Probe Login Details)]で REST API クレデンシャルを指定する必要があります。この精査はデフォルトでは有効になっており、編集できません。収集された FETB データは、サブスクリプションのライセンス資格に対しても検証されます。

デフォルトのポーリング間隔は 8 時間です。時計アイコンをクリックして、データ収集のスケジュールの間隔を作成します。収集の間隔は分、時間、日、週、月単位でスケジュール設定できます。ネイティブ CRON 文字列の高度な使用も可能です。

NetBackup IT Analytics では、NetBackup の VMware、Hyper-V、Oracle、MSSQL のインテリジェントポリシーをサポートします。Oracle と MSSQL のインテリジェントポリシーの一部として、ポリシーによってバックアップされたインスタンスの詳細が、[NetBackup ポリシーの詳細 (NetBackup Policies Details)]レポートに表示されます。

メモ:

コレクタポリシーに設定された明示的なスケジュールは、コレクタサーバーの時間に対して相対的です。間隔を指定したスケジュールは、Data Collector の再起動時刻を基準にしています。

NetBackup リソースの監視

NetBackup 環境からの NetBackup リソースデータの収集をアクティブにするには、このチェックボックスにチェックマークを付けます。精査にはデフォルトのスケジュールがありません。有効にすると、NetBackup マスターサーバーにインストールされている NetBackup IT Analytics Exporter から受信したデータが収集されます。この精査を有効にすると、NetBackup マスターサーバー (内部名) が計算リソースのデータ収集ポリシーに追加されます。既存のポリシーがない場合は、計算リソースの新しいポリシーが追加されます。

NetBackup マスターサーバーの内部名は、NetBackup マスターサーバーのインスタンス (ホスト名) と一致する必要があります。

エクスポータのインストールについて詳しくは、『NetBackup IT Analytics Exporter インストール/設定ガイド』を参照してください。

メモ (Notes)

Data Collector ポリシーのメモを入力または編集します。最大文字数は 1024 文字です。ポリシーのメモは、特定のベンダーのポリシー情報とともに保持され、[コレクタ管理 (Collector Administration)]ページにも検索可能な列として表示されます。

SSL 証明書のダウンロード

NetBackup マスターサーバーで NetBackup IT Analytics Exporter を設定するために必要な SSL 証明書をダウンロードします。

エクスポータのインストールについて詳しくは、『NetBackup IT Analytics Data Exporter インストール/設定ガイド』を参照してください。

テスト接続 (Test Connection)

テスト接続では、Data Collector プロセスを開始して、ポリシーで指定された IP アドレスとクレデンシャルを使用してサブシステムへの接続を試みます。この検証プロセスは正常終了のメッセージか、特定の接続エラーのリストを返します。テスト接続では、エージェントサービスが実行中であることが必要です。

テスト接続では、ユーティリティ nb_monitor_util がインストールされているかどうかを確認します。これは、[NetBackup イベント監視 (NetBackup Event Monitor)]精査を使用する場合に必要です。

また、NetBackup マスターサーバーに対して REST API が正常に実行されたかどうかも確認します。REST API を正常に実行するには、REST API へのアクセス権を持った NetBackup マスターサーバーのユーザークレデンシャルを指定する必要があります。FETB と保護計画の収集は、ユーザークレデンシャルがない場合には失敗します。

いくつかの要因が検証要求の応答時間に影響するため、一部の要求には他の要求よりも時間がかかる場合があります。たとえば、サブシステムに接続する際に遅延が発生する場合があります。同様に、Data Collector で実行しているその他のスレッドの処理が原因で、応答の取得時に遅延が発生する場合があります。

また、[管理 (Admin)]、[データ収集 (Data Collection)]、[コレクタ管理 (Collector Administration)]で利用可能な[実行 (Run)]機能を使用して、データの収集をテストすることもできます。このオンデマンドのデータ収集を実行すると、ドメイン、ホストグループ、URL、Data Collector ポリシー、データベース接続のチェックなど、個々のポリシーレベルでインストールの概要のチェックが開始されます。また、個々の精査とサーバーを選択して、収集の実行をテストすることもできます。

???を参照してください。