NetBackup™ Web UI Microsoft SQL Server 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (9.0)
  1. NetBackup Web ユーザーインターフェースの概要
    1.  
      NetBackup Web UI について
    2.  
      用語
    3.  
      NetBackup Web UI へのサインイン
    4.  
      NetBackup Web UI からのサインアウト
  2. NetBackup for SQL Server について
    1.  
      NetBackup for SQL Server の概要
  3. インストールとホストの構成
    1.  
      NetBackup for SQL Server のインストールの計画
    2. SQL Server ホストとユーザー権限の構成
      1.  
        vSphere 用の Veritas VSS プロバイダのインストール
    3.  
      SQL Server のバックアップとリストアのための NetBackup サービスの設定
    4.  
      SQL Server のローカルセキュリティの権限の構成
  4. 監視と通知
    1.  
      NetBackup ダッシュボード
    2.  
      ジョブの監視
    3.  
      ジョブリストのジョブフィルタ
  5. SQL Server の検出とクレデンシャルの管理
    1. SQL Server オブジェクトの検出について
      1.  
        高度可用性グループまたは基本可用性グループのオンデマンドの検出
      2.  
        オンデマンドでのデータベースの検出
      3.  
        読み取りスケール可用性グループの検出
    2.  
      SQL Server 資産の参照
    3.  
      SQL Server クレデンシャルについて
    4.  
      SQL Server インスタンスまたはレプリカへのクレデンシャルの追加
    5.  
      SQL Server のクレデンシャルの管理
    6.  
      SQL Server インスタンスの削除
    7.  
      SQL Server インスタンスの手動での追加
  6. SQL Server の保護計画の管理
    1.  
      SQL Server 可用性グループの保護について
    2. SQL Server 資産を保護するための保護計画の作成
      1.  
        スケジュールと保持
      2.  
        パフォーマンスチューニングおよび設定のオプション
      3.  
        コピーまたはクローキングしたスナップショットバックアップによる差分バックアップの影響
      4.  
        スナップショット方式
    3.  
      NetBackup ドメインをまたぐ SQL Server 可用性グループの保護
  7. SQL Server の保護
    1.  
      保護計画への SQL Server 資産の追加
    2.  
      Microsoft SQL Server 資産の保護設定の編集
    3.  
      データベース、インスタンス、可用性グループの保護状態の表示
    4.  
      SQL Server 資産の保護の削除
  8. SQL Server のリストア
    1.  
      SQL Server のリストアの要件
    2.  
      完全データベースリカバリの実行
    3.  
      1 つのリカバリポイントのリカバリ
    4.  
      SQL Server のリストアオプション
    5.  
      SQL Server 可用性データベースのセカンダリレプリカへのリストア
    6.  
      SQL Server 可用性データベースのプライマリレプリカとセカンダリレプリカへのリストア
  9. SQL Server でのインスタントアクセスの使用
    1. インスタントアクセス SQL Server データベースを構成する場合の前提条件
      1.  
        インスタントアクセスのハードウェア構成の必要条件
    2.  
      インスタントアクセスデータベースを設定する前の考慮事項
    3.  
      SQL Server インスタントアクセス用の Samba ユーザーの構成
    4.  
      インスタントアクセスデータベースの構成
    5.  
      インスタントアクセスデータベースのライブマウントの詳細の表示
    6.  
      インスタントアクセスデータベースの削除
    7.  
      NetBackup for SQL Server インスタントアクセスのオプション
    8.  
      NetBackup for SQL Server の用語
    9.  
      よく寄せられる質問
  10. VMware バックアップを使用した SQL Server の保護
    1.  
      VMware バックアップを使用したアプリケーションデータベースの保護について
    2. SQL Server データを保護するための VMware バックアップを使用した保護計画の作成
      1.  
        バックアップオプション (Backup options) と詳細オプション (Advanced options)
      2.  
        バックアップからのディスクの除外
      3.  
        スナップショットの再試行オプション (Snapshot retry options)
    3.  
      VMware バックアップを使用した SQL Server データの保護
    4.  
      VMware バックアップからの SQL Server データベースのリストア
  11. トラブルシューティング
    1.  
      クレデンシャルの検証に関するトラブルシューティング
    2.  
      SQL Server の VMware バックアップとリストアのトラブルシューティング
    3.  
      SQL Server の VMware バックアップ中に発生する SQL Server のログの切り捨てエラー

インスタントアクセス SQL Server データベースを構成する場合の前提条件

この前提条件は、SQL Server のインスタントアクセス BYO (Build Your Own) にのみ適用されます。

前提条件:
  • BYO サーバーのオペレーティングシステムのバージョンは、RHEL 7.6 および RHEL 7.7 の最新のアプライアンスのオペレーティングシステムのバージョンと同じである必要があります。

  • Samba サービスがインストールされていること、および次のコマンドを使用して selinux ポリシーで Samba 共有権限が許可されていることを確認します。

    setsebool -P samba_export_all_rw=1

  • NGINX がインストールされているストレージサーバー。

    • NGINX バージョンは、対応する正式な RHEL バージョンのリリースに存在するものと同じである必要があります。これは、対応する RHEL yum ソース (epel) からインストールする必要があります。

    • ストレージの構成を開始する前に、新しい BYO nginx 構成エントリ /etc/nginx/conf.d/byo.conf が、元の /etc/nginx/nginx.conf ファイルの HTTP セクションに含まれることを確認します。

    • policycoreutilspolicycoreutils-python パッケージが同じ RHEL yum ソース (rhel サーバー) からインストールされていることを確認します。次のコマンドを実行します。

      • semanage port -a -t http_port_t -p tcp 10087

      • setsebool -P httpd_can_network_connect 1

  • ストレージサーバーの /mnt フォルダが、どのマウントポイントによっても直接マウントされていないことを確認します。ユーザーマウントポイントはそのサブフォルダに対してマウントされる必要があります。

  • 次のコマンドを使用して、selinux の logrotate 権限を有効にします。

    semanage permissive -a logrotate_t

  • 次の条件が満たされた場合にのみ、SQL Server バックアップイメージに対してインスタントアクセスがサポートされます。

    • スナップショットが、ポリシーまたは保護計画で有効になっています。

    • バックアップはデータベースの完全バックアップです。

    • マスターサーバー、メディアサーバー、ストレージサーバー、クライアントはバージョン 8.3 以降である必要があります。

    • ストレージサーバーは、以前に指定された前提条件を満たすアプライアンスまたは BYO である必要があります。

    メモ:

    増分バックアップとトランザクションログバックアップのインスタントアクセスは、ベースバックアップイメージのインスタントアクセス機能によって決まります。