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NetBackup™ Snapshot Manager インストールおよびアップグレードガイド

Last Published: 2023-12-28

Product(s): NetBackup (10.3)

NetBackup Snapshot Manager を実行する場所の決定

NetBackup Snapshot Manager を次の方法で配備できます。

NetBackup Snapshot Manager をクラウドに配備し、そのクラウドの資産を管理します。
NetBackup Snapshot Manager を 1 つのクラウドに配備し、複数のクラウド内の資産を管理します。

Veritasは、NetBackup Snapshot Manager をクラウドの資産を保護するためにクラウドに配備することをお勧めします。クラウド内の資産を保護する場合は、NetBackup Snapshot Manager ホストインスタンスを同じクラウド環境に配備します。

同様に、オンプレミス資産を保護する場合は、NetBackup Snapshot Manager ホストを同じオンプレミス環境に配備します。オンプレミスコンテンツについて詳しくは、『NetBackup Snapshot Manager for Data Center 管理者ガイド』を参照してください。

複数のホストに NetBackup Snapshot Manager をインストールする場合は、各 NetBackup Snapshot Manager インスタンスが独立したリソースを管理することをお勧めします。たとえば、2 つの NetBackup Snapshot Manager インスタンスが同じ AWS アカウントまたは同じ Azure サブスクリプションを管理しないようにする必要があります。次のシナリオは、2 つの NetBackup Snapshot Manager インスタンスが同じリソースを管理し、問題が発生する理由を示しています。

NetBackup Snapshot Manager インスタンス A および NetBackup Snapshot Manager インスタンス B は、両方とも同じ AWS アカウントの資産を管理します。
NetBackup Snapshot Manager インスタンス A では、管理者は AWS 仮想マシンのスナップショットを取得します。NetBackup Snapshot Manager インスタンス A のデータベースに、仮想マシンのメタデータが格納されます。このメタデータには、仮想マシンのストレージサイズとそのディスク構成が含まれます。
その後、NetBackup Snapshot Manager インスタンス B で、管理者が仮想マシンのスナップショットをリストアします。NetBackup Snapshot Manager インスタンス B には、仮想マシンのメタデータへのアクセス権がありません。スナップショットをリストアしますが、仮想マシンの特定の構成を識別できません。代わりに、ストレージサイズ構成のデフォルト値を置き換えます。その結果、リストアされた仮想マシンが、元の仮想マシンと一致しなくなります。

前述の構成にすることで、NetBackup データムーバープロセス間の通信で、NetBackup が共有メモリを使用しなくなります。