NetBackup™ for MariaDB 管理者ガイド
NetBackup のインストール後の要件
インストール後:
(Windows) バックアップおよびリストアを実行するユーザーに、管理者権限があることを確認します。
(Linux) バックアップおよびリストアを実行するユーザーが、スーパーユーザーである、またはスーパーユーザー権限を持っていることを確認します。
(Linux) シンボリックリンク: シンボリックリンクがない場合は、シンボリックリンク
libmariadb.so
またはlibmysqlclient.so
を作成し、これがlibmariadb.so.<n>
およびlibmysqlclient.so.<n>
をそれぞれ指すようにします。ここで、<n>
は MariaDB クライアントライブラリバージョンです。シンボリックリンクは、選択したディレクトリに作成できます。クライアントライブラリ名は、以前の MariaDB バージョンの場合は
libmysqlclient.so
、新しいバージョンの場合はlibmariadb.so.
です。たとえば、MySQL ライブラリバージョン 18 の場合、シンボリックリンク
libmysqlclient.so
はlibmysqlclient.so.18
を指します。メモ:
nbmariadb.conf
ファイルの MARIADB_LIB_INSTALL_PATH パラメータを、シンボリックリンクの絶対パスで更新したことを確認します。バックアップ操作とリストア操作用に、MariaDB ユーザーの権限を設定します。
表: ユーザーおよび権限 に、ユーザータイプと、各ユーザーの権限を示します。
表: ユーザーおよび権限
ユーザーの種類 | 権限 |
---|---|
バックアップ | LOCK TABLES、SELECT FILE、RELOAD、SUPER、UPDATE、TRIGGER、SHOW、VIEW、EXECUTE、および EVENT。 |
リストア | CREATE、DROP、INDEX、SHUTDOWN、INSERT、ALTER、DELETE、UPDATE、TRIGGER、SUPER、および CREATE VIEW。 |
MariaDB サーバーのユーザー権限を設定するには、次の MariaDB コマンドを実行します。
GRANT SELECT, INSERT, UPDATE, CREATE, DROP, RELOAD, SHUTDOWN, FILE, INDEX, ALTER, SUPER, LOCK TABLES, CREATE VIEW, SHOW VIEW, TRIGGER, CREATE ROUTINE, DELETE, EVENT, ALTER ROUTINE ON, *.* TO 'USER' @ 'localhost' IDENTIFIED BY 'PASSWORD';
詳しくは、『MariaDB 管理者ガイド』を参照してください。