Veritas InfoScale™ 7.3.1 インストールガイド - Linux
- 第 I 部 Veritas InfoScale の概要
- 第 II 部 計画および準備
- システム必要条件
- インストールする準備
- プライベートネットワークの設定
- 共有ストレージの設定
- SF Oracle RAC と SF Sybase CE のシステムのインストール手順の計画
- 第 III 部 Veritas InfoScale のインストール
- 第 IV 部 Veritas InfoScale のアンインストール
- 第 V 部 インストールの参考情報
yum を使った Veritas InfoScale のインストール
yum を使って Veritas InfoScale をインストールできます。yum は Red Hat Enterprise オペレーティングシステムに対応しています。
yum を使って Veritas InfoScale をインストールするには
クライアントシステムで yum リポジトリを設定します。
/etc/yum.repos.d/
下に.repo
ファイルを作成します。 Veritas InfoScale の.repo
ファイルの例を次に示します。# cat /etc/yum.repos.d/veritas_infoscale7.repo [repo-Veritas InfoScale] name=Repository for Veritas InfoScale baseurl=file:///path/to/repository/ enabled=1 gpgcheck=1 gpgkey=file:///path/to/repository/RPM-GPG-KEY-veritas-infoscale7
baseurl
属性の値は http://、ftp://、または file:/// から開始できます。選択した URL は、repodata
ディレクトリにアクセスできる必要があります。さらに、作成または更新したリポジトリ内のすべての Veritas InfoScale RPMにもアクセスできる必要があります。次のコマンドを実行して、更新された yum リポジトリを取得します。
# yum repolist
# yum updateinfo
yum グループ情報を確認します。
# yum grouplist | grep 731 AVAILABILITY731 ENTERPRISE731 FOUNDATION731 STORAGE731
# yum groupinfo AVAILABILITY731
# yum groupinfo FOUNDATION731
# yum groupinfo STORAGE731
# yum groupinfo ENTERPRISE731
yum 設定を確認します。 Veritas InfoScale RPMをリストします。
# yum list 'VRTS*' Available Packages VRTSperl.x86_64 5.16.1.4-RHEL5.2 VRTSsfcpi.noarch 7.3.1.0.000-GENERIC VRTSvlic.x86_64 3.02.731.010-0 ...
リポジトリのメタデータのローカルキャッシュを削除し、指定した次の場合、Veritas InfoScale RPMはすぐに表示されないことがあります。
Veritas InfoScale RPM が追加される前にリポジトリが参照された
メタデータのローカルキャッシュの期限が切れていない
baseurl
から最新情報を取得するには、次のコマンドを実行します。# yum clean expire-cache # yum list 'VRTS*'
yum リポジトリ設定の詳細については、『Red Hat Enterpirse Linux Deployment Guide』を参照してください。
RPMをターゲットシステムにインストールします。
すべてのRPMをインストールするには
1.
yum と同様にそれぞれのRPM名を指定します。 次に例を示します。
# yum install VRTSvlic VRTSperl ... VRTSsfcpi
2.
RPM グロブを使ってすべての Veritas InfoScale RPM を指定します。次に例を示します。
# yum install 'VRTS*'
3.
Veritas InfoScale の RPMにグループが設定されている場合、グループ名を指定します。この名前は xml ファイルで一貫性が保たれている必要があります。 この例では、グループ名は ENTERPRISE731 です。
# yum install @ENTERPRISE731
または
# yum groupinstall -y ENTERPRISE731
RPMを一度に 1 つインストールするには
1.
installer -allpkgs コマンドを実行し、RPMのインストール順序を確認します。
# ./installer -allpkgs InfoScale Foundation: PKGS: VRTSperl VRTSvlic VRTSspt VRTSveki VRTSvxvm VRTSaslapm VRTSvxfs VRTSsfmh VRTSsfcpi InfoScale Availability: PKGS: VRTSperl VRTSvlic VRTSspt VRTSveki VRTSllt VRTSgab VRTSvxfen VRTSamf VRTSvcs VRTScps VRTSvcsag VRTSvcsea VRTSsfmh VRTSvbs VRTSvcswiz VRTSsfcpi InfoScale Storage: PKGS: VRTSperl VRTSvlic VRTSspt VRTSveki VRTSvxvm VRTSaslapm VRTSvxfs VRTSfsadv VRTSllt VRTSgab VRTSvxfen VRTSamf VRTSvcs VRTScps VRTSvcsag VRTSdbed VRTSglm VRTScavf VRTSgms VRTSodm VRTSsfmh VRTSsfcpi InfoScale Enterprise: PKGS: VRTSperl VRTSvlic VRTSspt VRTSveki VRTSvxvm VRTSaslapm VRTSvxfs VRTSfsadv VRTSllt VRTSgab VRTSvxfen VRTSamf VRTSvcs VRTScps VRTSvcsag VRTSvcsea VRTSdbed VRTSglm VRTScavf VRTSgms VRTSodm VRTSdbac VRTSsfmh VRTSvbs VRTSvcswiz VRTSsfcpi
2.
installer -allpkgs コマンドで出力された順序を使用します。
# yum install VRTSperl # yum install VRTSvlic ... # yum install VRTSsfcpi
- すべてのRPMをインストールしたら、
/opt/VRTS/install/installer
コマンドを使って製品をライセンス、設定、起動します。yum を使って Veritas InfoScale をインストールする前に
VRTSsfcpi
RPM がインストールされている場合、この RPM はアップグレードも再インストールもされません。/opt/VRTS/install/installer
スクリプトが正しく作成されなかった場合は、他のすべての Veritas InfoScale RPMをインストールした後で/opt/VRTS/install/bin/UXRT731/add_install_scripts
スクリプトを使用します。たとえば、インストールする製品に応じて、次のように出力されます。# /opt/VRTS/install/bin/UXRT731/add_install_scripts Creating install/uninstall scripts for installed products Creating /opt/VRTS/install/installer for UXRT731 Creating /opt/VRTS/install/showversion for UXRT731
yum を使用して Veritas InfoScale をアンインストールには
- yum を使用して Veritas InfoScale をアンインストールできます。 インストールしている製品に応じて、次のコマンドのいずれかを使います。
# yum groupremove -y AVAILABILITY731
# yum groupremove -y FOUNDATION731
# yum groupremove -y STORAGE731
# yum groupremove -y ENTERPRISE731