Enterprise Vault™ 監査

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Product(s): Enterprise Vault (15.0)
  1. このマニュアルについて
    1.  
      本書について
    2. Enterprise Vault についての詳細情報の入手方法
      1.  
        Enterprise Vault トレーニングモジュール
  2. Enterprise Vault の監査の概要
    1.  
      Enterprise Vault の監査について
  3. 監査の設定
    1.  
      監査の設定
    2.  
      監査データベースの作成
    3.  
      監査の設定と管理
    4.  
      監査の開始または停止
    5.  
      監査の調整
    6.  
      監査データベースの移動
    7.  
      OData Web サービスを使用して非アクティブな監査データベースの以前のバージョンにアクセスする
  4. 監査データベースエントリの表示
    1.  
      監査データベースエントリの表示について
    2. Audit Viewer を使用した監査データベースエントリの表示
      1.  
        Audit Viewer による監査データのレポートの実行
      2.  
        Audit Viewer の検索結果のコピー
      3.  
        Audit Viewer の設定の変更
    3. SQL クエリーを使用した監査データベースエントリの表示
      1.  
        ユーザーフレンドリな形式でのアーカイブ権限への監査済み変更の取得
    4. OData Web サービスを使用する監査データベースエントリの表示
      1.  
        Enterprise Vault OData Web サービスにアクセスするユーザーアカウントの準備
      2.  
        利用可能な監査エンドポイント
      3.  
        Microsoft Excel での OData サービスの使用
      4.  
        Microsoft SQL Server Reporting Services (SSRS)での OData サービスの使用
  5. データ保護コンプライアンスの監査
    1. 一般的な削除操作の監査
      1.  
        一般的なアイテム削除の監査エントリ用のクエリー検索例
    2. 権限がある削除操作の監査
      1.  
        権限がある削除の監査エントリ用のクエリー検索例
  6. 付録 A. 監査データベースエントリの形式
    1.  
      監査データベースエントリの形式

一般的なアイテム削除の監査エントリ用のクエリー検索例

次の簡単なクエリーは、指定された期間内のすべての検索と削除エントリを監査データベースから取得します。

USE EnterpriseVaultAudit
SELECT *  FROM [EnterpriseVaultAudit].[dbo].[EVAuditView]
WHERE CategoryName in ('Search', 'Delete')
AND AuditDate BETWEEN '2017-10-05 08:27:48' and '2017-10-05 08:32:37'
ORDER BY AuditID desc

次の SQL クエリーでは、この簡単なクエリーが、アーカイブにもフィルタを適用するように拡張されています。アーカイブの情報は、Enterprise Vault ディレクトリに格納されています。

DECLARE @ArchiveId varchar(112)
DECLARE @StartDateTime datetime
DECLARE @EndDateTime datetime

SET @ArchiveId = '1B29F35DAA512AC47A64558FDF7A614571110000example.local'
SET @StartDateTime = '2017-10-05 08:27:48'
SET @EndDateTime = '2017-10-05 08:28:37'

CREATE TABLE #ArchiveFolders
(
       VaultEntryId varchar(112)
)

INSERT INTO #ArchiveFolders
SELECT VaultEntryId 
FROM [EnterpriseVaultDirectory].[dbo].[ArchiveFolderView]
WHERE ArchiveVEID = @ArchiveId

SELECT *  FROM [EnterpriseVaultAudit].[dbo].[EVAuditView] 
auditView LEFT JOIN #ArchiveFolders archFolder
ON archFolder.VaultEntryId = auditView.Vault
WHERE AuditDate BETWEEN @StartDateTime and @EndDateTime
AND CategoryName in ('Search', 'Delete')
ORDER BY AuditID

DROP TABLE #ArchiveFolders

表: SQL クエリーから返される監査エントリの値の例 に、監査データベースの SQL クエリーによって返されるデータの例を示します。列のタイトルは、監査データベースのデータベースビュー EVAuditView に関連しています。[値の例 (Search)]列の値は、削除するアイテムの最初に検索によって作成された監査エントリを示します。[値の例 (Delete)]列の値は、ユーザー jdoe がアイテムを削除したときに作成された監査エントリを示します。

表: アイテム削除の証拠を提供する手順 の手順に従うと、アイテムが存在しなくなったことを示す最終的な検索の監査エントリもあります。この監査エントリは、表: SQL クエリーから返される監査エントリの値の例 には含まれていません。

監査データベースのエントリの形式および EVAuditView 列の値の監査エントリのさまざまな種類について詳しくは、このドキュメントの付録を参照してください。

表: SQL クエリーから返される監査エントリの値の例

EVAuditView 列のタイトル

値の例 (Search)

値の例 (Delete)

AuditID

3582

3584

Status

SUCCESS

SUCCESS

AuditDate

31/08/2017 10:03:37

31/08/2017 10:03:44

UserName

example\jdoe

検索操作を実行したユーザーを示します。

example\jdoe

削除操作を実行したユーザーを示します。

CategoryName

Search

Delete

SubCategoryName

Searches

Item

ObjectID (Saveset および/または Folder ID)

201802017502363~201802011626030​000~Z~A158658C6FBE60B76

Vault (Archive ID または Folder ID)

16454F118169EDE48822DC10CE 69307CA1110000example.local

1610D28B10DB21647B11EEF479019​B70B1110000example.local

Info

Query '(NOT sens:2) AND (evtag.category:PII)', matching '8' entries, viewing range '1' to '100'

MachineName

EVServer1

EVServer1