問題
SRD 内の キーボードレイアウトを英語から日本語にキーボードレイアウトを変更する方法
解決方法
ADK 8.1 を利用した場合の方法です。日本語キーボードレイアウトを利用できるように以下の手順で、ISOファイルの編集を行います。
0. ADK 8.1 をインストールします。System Recovery 作成ウィザード上で SRD を詳細モードを選択し、ISO ファイルを作成します。
1. 作成した ISO ファイルを CD ドライブへマウントします。
2. c:\srd フォルダを作成して、CD ドライブ内のすべてのファイルとフォルダを c:\srd へコピーします。
3. C:\srdmount フォルダを作成します。
4. コマンドプロンプトを開き、ADK のフォルダ内の DISM コマンドのあるフォルダへ移動します。
例:
cd "c:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.1\Assessment and Deployment Kit\Deployment Tools\amd64\DISM"
5. 次のコマンドで、c:\srd の中の boot.wim を c:\srdmount に展開します。
例:
dism /mount-wim /wimfile:c:\srd\sources\boot.wim /index:1 /mountdir:c:\srdmount
6. 次のコマンドで、言語環境を確認します。
例:
dism /image:"c:\srdmount" /get-intl
"キーボード レイヤード ドライバー : PC/AT 拡張キーボード (101/102キー)"
が表示される場合は、SRD での起動後、キーボードレイアウトが英語になります。
7. 次のコマンドで、日本語キーボードの設定に変更します。
例:
dism /image:"c:\srdmount" /set-LayeredDriver:6
8. 次のコマンドで、言語環境を確認します。
例:
dism /image:"c:\srdmount" /get-intl
"キーボード レイヤード ドライバー :日本語キーボード (106/109 キー)"
が表示される場合は、キーボードレイアウトが日本語に変更されています。
9. 変更を保存して、マウントを解除します。
例:
dism /unmount-wim /mountdir:c:\srdmount /commit
もし、誤った変更を行った場合は、以下のコマンドで変更を破棄し、再度、手順4から実行します。
例:
dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\mount /discard
10. コマンドプロンプトを開き、ADK のフォルダ内の OSCDIMG コマンドのあるフォルダへ移動します。
例:
cd "c:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.1\Assessment and Deployment Kit\Deployment Tools\amd64\OSCDIMG"
11. モードごとのブートメディア (ISOファイル)の作成は、次のコマンドで実施します。
例: BIOSモードで起動するブートメディア作成
oscdimg -n -m -b.\etfsboot.com c:\srd c:\srdfilename.iso
例: EFIモードで起動するブートメディア作成
oscdimg -b.\Efisys.bin -pEF -u2 -udfver102 c:\srd c:\srdfilename.iso
例: BIOS, EFIの両方のモードで起動するブートメディア作成
oscdimg.exe -m -o -u2 -udfver102 -bootdata:2#p0,e,b.\etfsboot.com#pEF,e,b.\efisys.bin c:\srd c:\srdfilename.iso
12. 作成したsrdfilename.iso でマシンを起動します。日本語キーボードレイアウトが利用できることを確認します。