Veritas NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 2

次はハードウェアの設定ガイドラインです。

• 複数のベンダーの SAN ハードウェアを使用すると、問題が発生する可能性があります。必ずハードウェアベンダーがサポートする SAN 構成およびファームウェアレベルを使用してください。

• SAN デバイスを検出するためのオペレーティングシステムのテープドライバおよびパススルードライバの構成方法については、SAN デバイス、HBA およびオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。

• ハブのタイマー設定を確認してください。

• ソフトアドレスではなくハードアドレスでアービトレーテッドループ物理アドレスを使用してください。ハードウェアベンダーに問い合わせて、推奨する製品の使用方法を確認してください。

• すべてのファイバーチャネルハードウェア (ブリッジなど) のファームウェアレベルを確認してください。他の SAN ハードウェアデバイスと運用するために必要な最新のレベルのファームウェアを使用してください。

• ホストオペレーティングシステムでコマンドおよびユーティリティを使用して SAN 問題の再現を試行してください。

• バックアップおよびリストア機能の両方をテストしてください。バックアップジョブが正常終了しても、データが破損している場合があります。たとえば、不適切なスイッチ設定によって問題が発生することがあります。

• Shared Storage Option ソフトウェアを追加する前に、ハードウェアおよび SAN 構成が動作中で、安定していることを確認してください。

• 共有ドライブとして構成する前に、専用テープドライブでバックアップおよびリストア機能をテストしてください。

• 大規模な構成の場合、ドライブの共有は、少数のテープドライブおよび 2 台または 3 台のメディアサーバー (または NetBackup SAN メディアサーバー) から開始してください。

• 構成およびドラブルシューティングの処理は、小規模であればより容易に実行できます。可能な場合は、SAN に接続されたドライブの一部が一部のサーバーによって共有されるように複数の独立した Shared Storage Option 構成を作成してください。

• ファイバーチャネルハードウェアは、次の順序で適切に起動します。

  • ロボットまたはドライブ

  • ブリッジ

  • ハブまたはスイッチ

  • ホスト

• 起動シーケンスはデバイスによっては他のものより長くなります。ハードウェアの起動が完了したことを確認するには、インジケータ点灯を調べてください。緑色の点灯は、多くの場合、完了した起動シーケンスを示します。