Backup Exec ジョブログの設定とログファイルの管理について

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Last Published: 2025-05-09
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Product(s): Backup Exec

問題


Backup Exec ジョブログの設定とログファイルの管理について



解決策


ジョブログの詳細

ジョブログのデフォルトオプションを設定することにより、ジョブログにどの程度詳しく情報(ファイルやディレクトリ情報) を記録するかを調整できます。ジョブログのサイズが大きい場合には、ジョブログに記録する情報を減らすことができます。ジョブログのファイルサイズは、ジョブログの設定内容に比例して増加します。

Backup Exec では、4つのレベルのジョブログの設定があります。

-概略
-概略、ディレクトリ
-概略、ディレクトリ、ファイル
-概略、ディレクトリ、ファイル、ファイルの詳細
 最後のオプションは、概略情報、処理されたサブディレクトリ、すべてのファイル名とそれらの属性のリストをジョブログに含めます。このオプションは、ジョブログのサイズが大幅に増加します。

注意:
「概略、ディレクトリ、ファイル、ファイルの詳細」オプションは、トラブルシューティングを実施する場合にのみ選択してください。サイズの大きな XML または HTML 形式のジョブログは、Backup Exec コンソールで期待どおりに開かないか、表示できない場合があるためです。

サイズの大きな XML、または HTML 形式のファイルは、Internet Explorer や Edge などのブラウザでは開かない場合があります。

また、オペレーティングシステム、RAM、CPU、システムパフォーマンス、および XML/HTM レンダリングの組み合わせにより、サイズの大きなジョブログを Backup Exec コンソールで開いたり表示したりできない場合があります。

バックアップジョブの実行中に Backup Exec サービスを停止したり、Backup Exec サーバーを再起動した場合、XML 形式のジョブログの生成処理を正常に完了できず、Backup Exec が終了している可能性があります。(この場合、ジョブログが破損状態になります。)破損した XML 形式のジョブログは、Backup Exec コンソールでのレンダリング中に問題が発生する可能性があります。Backup Exec は、破損したジョブログをテキスト形式でレンダリングしようとするか、「ジョブログを読み込めませんでした」というエラーによりレンダリングが行われなくなります。


ジョブログの場所

Backup Exec の XML 形式のジョブログは、デフォルトでは Backup Exec インストールパス配下の「Data」フォルダにあります。

例: %\Program Files\Veritas\Backup Exec\Data  BEX_<server name>_XXXXXX.xml

ジョブログの場所は、Backup Exec BEUTILITY アプリケーションを使用して、ジョブログの保存先を別のフォルダまたはドライブに変更できます。

[ジョブログとカタログの場所を変更]オプション

How to change the Job log path and Catalog path in Backup Exec

ジョブまたはアラートのメール通知設定で、テキストまたは HTML 形式のジョブログを添付するように設定されている場合、ジョブログデータを保存する領域が必要になります。
HTML 形式のジョブログで送信されたメール通知は、ジョブログの保存先パスに個々の HTML 形式のログとして生成され、保存されます。
これにより、デフォルトの XML 形式のジョブログファイルが HTML 形式のジョブログファイルと一緒に作成され、保存されるため、より多くのディスク領域が使用されます。

 

ジョブログの保持

Backup Exec はデフォルトでジョブログを30日間保持します。
この設定は、Backup Exec の設定-データベースの保守とセキュリティ- Backup Exec データベースにデータを保持する日数にあるジョブログの項目で調整できます。

 
注意:
大きいサイズのジョブログが Backup Exec コンソールで開かない場合は、Backup Exec 管理コマンドラインインターフェイス (BEMCLI) を使用して、ジョブログファイルを別の形式に変換できます。
大きいサイズのファイルを開くには、そのファイルを読み取ることができるテキストエディタ/ビューアなどの外部アプリケーションが必要になる場合があります。

BEMCLI のサンプルとリファレンス  (Backup Exec のインストールディレクトリにある BEMCLI のドキュメント BEMCLI_jp.chm を参照してください。)

Get-BEJobHistory -FromLastJobRun | Get-BEJobLog

Get-BEJobLog -Path "R:\TEMP\BEX_<server name>_XXXXXX.xml"  -OutputStyle text > R:\TEMP\BEX_<server name>_XXXXXX.txt

Get-BEJobLog BEX_BEX_<server name>_XXXXXX.xml -OutputStyle text | Out-File -FilePath .\BEX_BEX_<server name>_XXXXXX.txt

Get-BEJobLog -Path "R:\TEMP\BEX_<server name>_XXXXXX.xml"  -OutputStyle html  > R:\TEMP\BEX_<server name>_XXXXXX.html

Get-BEJobHistory -FromLastJobRun | Get-BEJobLog -OutputStyle html | Out-FIle -filepath "R:\TEMP\joblog.html"
 

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