Veritas NetBackup™ Deduplication ガイド
- NetBackup Media Server Deduplication Option の概要
- クイックスタート
- 配備の計画
- MSDP の配置計画
- NetBackup 命名規則
- MSDP 重複排除ノードについて
- NetBackup Deduplication の宛先について
- MSDP ストレージの容量について
- MSDP ストレージと接続性の必要条件について
- NetBackup メディアサーバー重複排除について
- NetBackup Client Direct の重複排除について
- MSDP リモートオフィスのクライアントの重複排除について
- NetBackup Deduplication Engine のクレデンシャルについて
- MSDP のネットワークインターフェースについて
- MSDP ポートの使用について
- MSDP の最適化された合成バックアップについて
- MSDP と SAN クライアントについて
- MSDP の最適化複製とレプリケーションについて
- MSDP のパフォーマンスについて
- MSDP のストリームハンドラについて
- MSDP の配置のベストプラクティス
- ストレージのプロビジョニング
- 重複排除のライセンス
- 重複排除の構成
- MSDP サーバー側の重複排除の構成
- MSDP クライアント側の重複排除の構成
- MSDP 重複排除マルチスレッドエージェントについて
- 重複排除マルチスレッドエージェントの動作の構成
- マルチスレッドエージェントによる重複排除プラグイン通信の構成
- MSDP のフィンガープリントについて
- MSDP フィンガープリントのキャッシュについて
- MSDP フィンガープリントのキャッシュ動作の構成
- リモートクライアント重複排除の MSDP フィンガープリントキャッシュのシードについて
- クライアントでの MSDP フィンガープリントキャッシュのシードの構成
- ストレージサーバーでの MSDP フィンガープリントキャッシュのシードの構成
- MSDP での 250-TB のサポートの有効化
- NetBackup KMS サービスを使用した MSDP 暗号化について
- 外部 KMS サーバーを使用した MSDP 暗号化について
- メディアサーバー重複排除プールのストレージサーバーの構成
- PureDisk 重複排除プール用のストレージサーバーの構成
- NetBackup の重複排除用ディスクプールについて
- 重複排除のディスクプールの構成
- 250-TB MSDP サポート用データディレクトリの作成
- 250-TB メディアサーバー重複排除プールへのボリュームの追加
- [メディアサーバー重複排除プール (Media Server Deduplication Pool)]ストレージユニットの構成
- MSDP クライアント側重複排除のクライアント属性の構成
- クライアントについての MSDP クライアント側の重複排除の無効化
- MSDP の圧縮について
- MSDP の暗号化について
- MSDP 圧縮および暗号化設定表
- MSDP バックアップの暗号化の構成
- MSDP の最適化複製とレプリケーションの暗号化の構成
- MSDP のローリングデータの変換メカニズムについて
- ローリングデータ変換のモード
- MSDP 暗号化の動作と互換性
- 最適化された合成バックアップの MSDP の構成
- MSDP の複製およびレプリケーションに対する個別ネットワークパスについて
- MSDP 複製とレプリケーションに対する個別ネットワークパスの構成
- 同じドメイン内での MSDP の最適化複製について
- 同じ NetBackup ドメインでの MSDP 最適化複製の構成
- 異なるドメインへの MSDP レプリケーションについて
- 異なる NetBackup ドメインへの MSDP レプリケーション設定
- NetBackup 自動イメージレプリケーションについて
- 自動イメージレプリケーションの信頼できるマスターサーバーについて
- 信頼できるマスターサーバーの追加時に使用する証明書について
- NetBackup CA が署名した (ホスト ID ベースの) 証明書を使用した信頼できるマスターサーバーの追加
- 外部 CA が署名した証明書を使用した信頼できるマスターサーバーの追加
- 信頼できるマスターサーバーの削除
- NetBackup でクラスタ化されたマスターサーバーのノード間認証を有効化
- ソースとターゲットの MSDP ストレージサーバー間で安全に通信を行うための NetBackup CA と NetBackup ホスト ID ベースの証明書の構成
- ソース MSDP ストレージサーバーとターゲット MSDP ストレージサーバー間での安全な通信のための外部 CA の構成
- リモートドメインへの MSDP レプリケーションに対するターゲットの構成
- MSDP 最適化複製とレプリケーション帯域幅の構成について
- MSDP クラウドの最適化複製とレプリケーションのパフォーマンスチューニングについて
- ストレージライフサイクルポリシーについて
- 自動イメージレプリケーションに必要なストレージライフサイクルポリシーについて
- ストレージライフサイクルポリシーの作成
- MSDP バックアップポリシーの構成について
- バックアップポリシーの作成
- 耐性ネットワークのプロパティ
- 耐性のある接続の指定
- MSDP 負荷分散サーバーの追加
- NetBackup クライアントでの可変長の重複排除について
- MSDP pd.conf 構成ファイルについて
- MSDP pd.conf ファイルの編集
- MSDP contentrouter.cfg ファイルについて
- MSDP ストレージサーバーの構成の保存について
- MSDP ストレージサーバーの構成の保存
- MSDP ストレージサーバーの構成ファイルの編集
- MSDP ストレージサーバーの構成の設定
- MSDP ホストの構成ファイルについて
- MSDP ホストの構成ファイルの削除
- MSDP レジストリのリセット
- MSDP カタログの保護について
- MSDP シャドーカタログパスの変更
- MSDP シャドーカタログスケジュールの変更
- MSDP カタログのシャドーコピー数の変更
- MSDP カタログバックアップの設定
- MSDP カタログバックアップポリシーの更新
- MSDP の FIPS 準拠について
- MSDP の複数のインターフェースをサポートするための NetBackup クライアント側の重複排除の構成
- MSDP のマルチドメインのサポートについて
- MSDP マルチドメイン VLAN のサポートについて
- 変更不可および削除不可のデータの NetBackup WORM ストレージサポートについて
- NetBackup Cloud Catalyst を使用したクラウドに対する重複排除の構成
- NetBackup Cloud Catalyst を使用した重複排除データのクラウドへのアップロード
- Cloud Catalyst の必要条件と制限事項
- Cloud Catalyst ストレージサーバーとしての Linux メディアサーバーの構成
- クラウドに対する重複排除のための Cloud Catalyst ストレージサーバーの構成
- NetBackup Cloud Catalyst Appliance の構成方法
- Linux メディアサーバーを Cloud Catalyst ストレージサーバーとして構成する方法
- MSDP ストレージサーバーからの重複排除のターゲットとしての Cloud Catalyst ストレージサーバーの構成
- OCSP (Online Certificate Status Protocol) を使用した証明書の検証
- IAM ロールまたは CREDS_CAPS クレデンシャルブローカータイプでの Cloud Catalyst ストレージサーバーの管理
- NetBackup Cloud Catalyst 用のストレージライフサイクルポリシーの構成
- Cloud Catalyst の esfs.json 構成ファイルについて
- Cloud Catalyst キャッシュについて
- Cloud Catalyst 使用時のクラウドに対するデータトラフィックの制御
- Cloud Catalyst のソース制御またはターゲット制御最適化複製の構成
- 最適化複製のソースとしての Cloud Catalyst ストレージサーバーの構成
- Cloud Catalyst クラウドストレージの廃止
- NetBackup Cloud Catalyst のワークフロープロセス
- CloudCatalyst のディザスタリカバリ
- MSDP クラウドのサポート
- MSDP クラウドのサポートについて
- クラウドストレージユニットの作成
- クラウド LSU のクラウドクレデンシャルの更新
- クラウド LSU の暗号化構成の更新
- クラウド LSU の削除
- クラウド LSU を使用したクラウドへのデータのバックアップ
- クラウド LSU を使用したデータクラウドの複製
- クラウド LSU を使用するための AIR の構成
- 下位互換性のサポートについて
- cloud.json、contentrouter.cfg、spa.cfg 内の構成項目について
- クラウドサポートのツールの更新について
- クラウド LSU のディザスタリカバリについて
- MSDP クラウドを使用したイメージ共有について
- Microsoft Azure Archive 内のバックアップからのリストアについて
- 重複排除アクティビティの監視
- 重複排除の管理
- MSDP サーバーの管理
- NetBackup Deduplication Engine クレデンシャルの管理
- メディアサーバー重複排除プールの管理
- バックアップイメージの削除
- MSDP キュー処理について
- MSDP トランザクションキューの手動処理
- MSDP データの整合性検査について
- MSDP データの整合性検査の動作の構成
- MSDP ストレージの読み込みパフォーマンスの管理について
- MSDP ストレージのリベースについて
- MSDP のデータ削除処理について
- MSDP ストレージパーティションのサイズ調整
- MSDP のリストアのしくみ
- MSDP のクライアントへの直接リストアの構成
- リモートサイトのファイルのリストアについて
- ターゲットマスタードメインでのバックアップからのリストアについて
- リストアサーバーの指定
- MSDP のリカバリ
- MSDP ホストの置換
- MSDP のアンインストール
- 重複排除アーキテクチャ
- ユニバーサル共有の構成と使用
- トラブルシューティング
- 統合ログについて
- レガシーログについて
- NetBackup MSDP ログファイル
- MSDP インストールの問題のトラブルシューティング
- MSDP 構成の問題のトラブルシューティング
- MSDP 操作上の問題のトラブルシューティング
- MSDP サーバーに十分なメモリがあることを確認する
- MSDP バックアップまたは複製ジョブの失敗
- MSDP クライアントの重複排除が失敗する
- ボリュームのマウントが解除されると MSDP ボリュームが停止状態になる
- MSDP のエラー、遅延応答、ハングアップ
- MSDP ディスクプールを削除できない
- MSDP メディアのオープンエラー (83)
- MSDP メディアの書き込みエラー (84)
- MSDP 正常に処理されたイメージはありませんでした (191)
- MSDP ストレージの空きのない状態
- MSDP カタログバックアップのトラブルシューティング
- ストレージプラットフォーム Web サービス (spws) が起動しない
- ディスクボリューム API またはコマンドラインオプションが機能しない
- MSDP ディスクのエラーとイベントの表示
- MSDP イベントのコードとメッセージ
- Cloud Catalyst の問題のトラブルシューティング
- Cloud Catalyst のログ
- クラウドストレージサーバーの構成ウィザードの使用中に発生する問題
- ディスクプールの問題
- クラウドストレージサーバーの構成中の問題
- 状態 191: 正常に処理されたイメージはありませんでした
- ローカルキャッシュディレクトリがいっぱいの場合のメディアの書き込みエラー (84)
- Cloud Catalyst ストレージサーバーの停止後の ESFS 再起動のトラブルシューティング
- vxesfsd プロセスの再起動
- vxesfsd の再起動の問題
- バージョンが 8.2 より前のメディアサーバーでは CloudCatalyst を作成できない
- Cloud Catalyst トラブルシューティングツール
- Windows OS が搭載された AWS EC2 インスタンスを使用するための管理者パスワードを取得できない
- 複数ドメインの問題のトラブルシューティング
- 付録 A. MSDP ストレージへの移行
- 索引
MSDP pd.conf ファイルのパラメータ
表: pd.conf ファイルのパラメータ に、NetBackup メディアサーバー重複排除プール環境で構成できる重複排除パラメータについて説明します。
この表のパラメータはアルファベット順です。pd.conf ファイルのパラメータはアルファベット順でないことがあります。
ご使用のリリースでのファイルのパラメータは、このトピックに記述されているパラメータとは異なることがあります。
このファイルを編集して、そのホストの詳細設定を構成できます。パラメータが pd.conf ファイルにない場合は、パラメータを追加できます。アップグレード中に、NetBackup は必須のパラメータのみを pd.conf ファイルに追加します。
pd.conf ファイルは、次のディレクトリに存在します。
(Windows) install_path\Veritas\NetBackup\bin\ost-plugins
(UNIX) /usr/openv/lib/ost-plugins/
表: pd.conf ファイルのパラメータ
|
パラメータ |
説明 |
|---|---|
|
BACKUPRESTORERANGE |
クライアントで、バックアップとリストア用に、ローカルネットワークインターフェースカード (NIC) の IP アドレスまたはアドレス範囲を指定します。 次のように、2 つの方法のいずれかで値を指定します。
デフォルト値: BACKUPRESTORERANGE= (デフォルト値なし) 指定可能な値: Classless Inter-Domain Routing 形式か IP アドレスのカンマ区切りのリスト |
|
BANDWIDTH_LIMIT |
重複排除ホストと重複排除プール間のデータをバックアップまたはリストアするときに許可する最大帯域幅を指定します。値は、KB/秒で指定されます。デフォルトは、制限なしです。 デフォルト値: BANDWIDTH_LIMIT = 0 指定可能な値: 0(限度なし) - 実際のシステムの限度 (KB/秒) |
|
COMPRESSION |
デフォルトでは、データは圧縮されます。 デフォルト値: COMPRESSION = 1 指定可能な値: 0 (オフ) または 1 (オン) MSDP の圧縮についてを参照してください。 |
|
CR_STATS_TIMER |
ストレージサーバーホストから統計を取り込む時間間隔を秒単位で指定します。デフォルト値の 0 はキャッシュへの保存を無効にし、オンデマンドで統計を取り込みます。 この設定を変更する前に次の情報を考慮してください。
デフォルト値: CR_STATS_TIMER = 0 指定可能な値: 0 以上の値 (秒単位) |
|
DEBUGLOG |
NetBackup ファイルが重複排除プラグインのログ情報を書き込むファイルを指定します。NetBackup は毎日のログファイルの先頭に日付印を追加します。 Windows では、ファイル名の前にパーティション識別子とスラッシュがある必要があります。UNIX では、ファイル名の前にスラッシュがある必要があります。 メモ: このパラメータは NetApp アプライアンスからの NDMP バックアップには適用されません。 デフォルト値:
指定可能な値: 任意のパス |
|
DISABLE_BACKLEVEL_TLS |
クライアントとサーバー間のセキュア通信が確立されるとき、このパラメータで古い TLS バージョンを無効にするかどうかを指定します。NetBackup バージョン 8.0 以前では、SSLV2、SSLV3、TLS 1.0、TLS 1.1 などの古い TLS バージョンを使用しています。 TLS 1.2 を有効にするには、DISABLE_BACKLEVEL_TLS パラメータの値を 1 に変更して、NetBackup Deduplication Engine (spoold) と NetBackup Deduplication Manager (spad) を再起動します。 デフォルト値: DISABLE_BACKLEVEL_TLS = 0 指定可能な値: 0 (オフ) または 1 (オン) メモ: TLS 1.2 を有効にするには、NetBackup バージョンが 8.1 以降であることが必要です。マシン (クライアントまたはメディアサーバーまたは負荷分散サーバーの可能性があります) で TLS 1.2 を有効にすると (DISABLE_BACKLEVEL_TLS = 1)、通信を確立するには、接続されているすべてのマシンでも TLS 1.2 を有効にする必要があります。 標準バックアップの場合、NetBackup クライアントバージョン 8.0 以前では、TLS 1.2 が有効になっている NetBackup サーバー (メディアサーバーまたは負荷分散サーバー) バージョン 8.1 と通信できます。 ただし、最適化複製とレプリケーション、負荷分散、および Client Direct 複製の場合、NetBackup クライアントバージョン 8.0 以前では TLS 1.2 が有効になっている NetBackup サーバー (メディアサーバーまたは負荷分散サーバー) バージョン 8.1 と通信できません。 さらに、NetBackup 5000 シリーズアプライアンスは TLS 1.2 をサポートしません。 |
|
DONT_SEGMENT_TYPES |
重複排除しないファイルのファイル名拡張子のカンマ区切りリスト。指定された拡張子を持つバックアップストリームのファイルは、16 MB より小さい場合に単一のセグメントが割り当てられます。それより大きいファイルは、最大 16 MB のセグメントサイズを使用して重複排除されます。 例: DONT_SEGMENT_TYPES = mp3,avi。 この設定は、NetBackup でグローバルに重複排除されないファイル形式内のセグメントが分析および管理されないようにします。注意: このパラメータは、NetApp ストリームハンドラを使う NDMP バックアップには適用されません。 デフォルト値: DONT_SEGMENT_TYPES = (デフォルト値なし) 指定可能な値: カンマ区切りの拡張子 |
|
ENCRYPTION |
バックアップ時にデータを暗号化するかどうか指定します。デフォルトでは、ファイルは暗号化されません。 すべてのホストでこのパラメータを 1 に設定すると、データは転送中とストレージ上で暗号化されます。 デフォルト値: ENCRYPTION = 0 指定可能な値: 0 (暗号化なし) または 1 (暗号化) MSDP の暗号化についてを参照してください。 |
|
FIBRECHANNEL |
NetBackup シリーズアプライアンスに出入するバックアップとリストアのトラフィックについてファイバーチャネルを有効にします。 デフォルト値: FIBRECHANNEL = 0 指定可能な値: 0 (オフ) または 1 (オン) |
|
FILE_KEEP_ALIVE_INTERVAL |
アイドル状態のソケットに keepalive を実行する間隔 (秒単位)。 以下の項目は、このパラメータの構成に基づく動作について説明しています。
デフォルト値: FILE_KEEP_ALIVE_INTERVAL = 1440 指定可能な値: 0 (無効) または 60 から 7200 秒まで NetBackup が使用する keep alive 間隔を決定するため、以下と同様のメッセージの重複排除プラグインログファイルを検査します。 Using keepalive interval of xxxx seconds 重複排除プラグインのログファイルについての詳細は、この表の DEBUGLOG および LOGLEVEL を参照してください。 |
|
FP_CACHE_CLIENT_POLICY |
メモ: Veritas 自身のデータをバックアップする個々のクライアントでこの設定を使うことを推奨します (クライアント側の重複排除)。ストレージサーバーまたは負荷分散サーバーでこの設定を使用すると、すべてのバックアップジョブに影響します。 クライアント、バックアップポリシーおよびクライアントの最初のバックアップの指紋キャッシュを取得する日付を指定します。 デフォルトでは、以前のバックアップからの指紋がロードされます。このパラメータによって、別の類似したバックアップから指紋キャッシュをロードできます。これにより、クライアントの最初のバックアップに必要な時間を減らすことができます。このパラメータは、特に、WAN 上でデータが長距離を移動する、リモートオフィスから中央のデータセンターへのバックアップに役立ちます。 次の形式で設定を指定します。 clienthostmachine,backuppolicy,date date は指定したクライアントからの指紋キャッシュを使う最後の日付 (mm/dd/yyyy 形式) です。 デフォルト値: FP_CACHE_CLIENT_POLICY = (デフォルト値なし) クライアントでの MSDP フィンガープリントキャッシュのシードの構成を参照してください。 |
|
FP_CACHE_INCREMENTAL |
増分バックアップに指紋キャッシュを使用するかどうかを指定します。 増分バックアップでは、前回のバックアップ以降、変更されたものだけがバックアップされるので、キャッシュのロードは増分バックアップのパフォーマンスにほとんど影響しません。 デフォルト値: FP_CACHE_INCREMENTAL = 0 指定可能な値: 0 (オフ) または 1 (オン) メモ: Veritasの担当者によって指示された場合のみこの値を変更します。 |
|
FP_CACHE_LOCAL |
ストレージサーバーで重複排除するバックアップジョブについて指紋キャッシュを使用するかどうかを指定します。このパラメータは、負荷分散サーバーまたは自身のデータを重複排除するクライアントには適用されません。 重複排除ジョブが NetBackup Deduplication Engine と同じホストにある場合、指紋キャッシュを無効にするとパフォーマンスが向上します。 デフォルト値: FP_CACHE_LOCAL = 1 指定可能な値: 0 (オフ) または 1 (オン) |
|
FP_CACHE_MAX_COUNT |
指紋キャッシュにロードするイメージの最大数を指定します。 デフォルト値: FP_CACHE_MAX_COUNT = 1024 指定可能な値: 0 - 4096 メモ: Veritasの担当者によって指示された場合のみこの値を変更します。 |
|
FP_CACHE_MAX_MBSIZE |
指紋キャッシュに使用するメモリの容量を MB 単位で指定します。 デフォルト値: FP_CACHE_MAX_MBSIZE = 20 指定可能な値: 0 からコンピュータの制限値まで メモ: Veritasの担当者によって指示された場合のみこの値を変更します。 |
|
FP_CACHE_PERIOD_REBASING_THRESHOLD |
バックアップ中の定期的なリベースのしきい値 (MB) を指定します。次の両方に該当する場合、コンテナのリベースが検討されます。
デフォルト値: FP_CACHE_PERIOD_REBASING_THRESHOLD = 16 指定可能な値: 0 (無効) ~ 256 MSDP ストレージのリベースについてを参照してください。 |
|
FP_CACHE_REBASING_THRESHOLD |
バックアップ中の標準リベースのしきい値 (MB) を指定します。次の両方に該当する場合、コンテナのリベースが検討されます。
デフォルト値: FP_CACHE_REBASING_THRESHOLD = 4 指定可能な値: 0 (無効) ~ 200 この値を変更する場合は、新しい値を慎重に検討してください。大きすぎる値を設定する場合、すべてのコンテナがリベースの対象になります。重複排除率は、リベースを実行するバックアップジョブより低くなります。 MSDP ストレージのリベースについてを参照してください。 |
|
LOCAL_SETTINGS |
ローカルホストの
ローカル設定を使用するには、この値を 1 に設定します。 デフォルト値: LOCAL_SETTINGS = 0 指定可能な値: 0 (上書きを許可) または 1 (常にローカル設定を使用) |
|
LOGLEVEL |
ログファイルに書き込まれる情報量を指定します。範囲は 0 から 10 で、10 を指定すると情報量が最も多くなります。 デフォルト値: LOGLEVEL = 0 指定可能な値: 0 以上 10 以下の整数 メモ: Veritasの担当者によって指示された場合のみこの値を変更します。 |
|
MAX_IMG_MBSIZE |
バックアップイメージフラグメントの最大サイズ (MB 単位)。 デフォルト値: MAX_IMG_MBSIZE = 51200 指定可能な値: 0 - 51,200 (MB 単位) メモ: Veritasの担当者によって指示された場合のみこの値を変更します。 |
|
MAX_LOG_MBSIZE |
ログファイルの最大サイズ (MB 単位)。NetBackup はログファイルがこの限度に達するとき新しいログファイルを作成します。NetBackup は各ログファイル名の先頭に、日付と 0 から始まる序数を追加します ( デフォルト値: MAX_LOG_MBSIZE = 100 指定可能な値: 0 - 50,000 (MB 単位) |
|
META_SEGKSIZE |
メタデータストリームのセグメントサイズ。 デフォルト値: META_SEGKSIZE = 16384 指定可能な値: 32-16384、32 の倍数 メモ: Veritasの担当者によって指示された場合のみこの値を変更します。 |
|
MTSTRM_BACKUP_CLIENTS |
設定する場合、指定されたクライアントのバックアップに対するマルチスレッドエージェントの使用が制限されます。指定されていないクライアントは単一スレッドを使います。 この設定では、指定されたクライアントがマルチスレッドエージェントを使うことは保証されません。 MSDP mtstrm.conf ファイルパラメータを参照してください。 形式は、大文字と小文字を区別しない、クライアントのカンマ区切りリストです (例: MTSTRM_BACKUP_CLIENTS = client1,client2,client3)。 デフォルト値: MTSTRM_BACKUP_CLIENTS = (デフォルト値なし) 指定可能な値: カンマ区切りのクライアント名 MSDP 重複排除マルチスレッドエージェントについてを参照してください。 |
|
MTSTRM_BACKUP_ENABLED |
重複排除プラグインと NetBackup Deduplication Engine 間のバックアップストリームにマルチスレッドエージェントを使います。 デフォルト値: MTSTRM_BACKUP_ENABLED = (デフォルト値なし) 指定可能な値: 1 (オン) または 0 (オフ) このパラメータの値は、インストール中またはアップグレード中に構成されます。ホストの同時ハードウェア値が同時ハードウェアしきい値より大きい場合、MTSTRM_BACKUP_ENABLED は NetBackup によって 1 に設定されます (このパラメータにおいて、同時ハードウェアは、CPU またはコアまたはハイパースレッディングユニットの数です)。 以下の項目では、決定アルゴリズムに使われる値について説明します。
次の例が参考になります。
MSDP 重複排除マルチスレッドエージェントについてを参照してください。 |
|
MTSTRM_BACKUP_POLICIES |
設定する場合、指定されたポリシーのバックアップに対するマルチスレッドエージェントの使用が制限されます。指定されていないポリシーのクライアントは、クライアントが MTSTRM_BACKUP_CLIENTS パラメータで指定されていないかぎり、単一スレッドを使います。 この設定では、指定されたポリシーのクライアントのすべてがマルチスレッドエージェントを使うことは保証されません。 MSDP mtstrm.conf ファイルパラメータを参照してください。 形式は、大文字と小文字を区別する、ポリシーのカンマ区切りリストです (例: MTSTRM_BACKUP_POLICIES = policy1,policy2,policy3)。 デフォルト値: MTSTRM_BACKUP_POLICIES = (デフォルト値なし) 指定可能な値: カンマ区切りのバックアップポリシー名 MSDP 重複排除マルチスレッドエージェントについてを参照してください。 |
|
MTSTRM_IPC_TIMEOUT |
重複排除プラグインがエラーによりタイムアウトするまでにマルチスレッドエージェントからの応答を待機する秒数。 デフォルト値: MTSTRM_IPC_TIMEOUT = 1200 指定可能な値: 1 以上 86400 以下 MSDP 重複排除マルチスレッドエージェントについてを参照してください。 |
|
OPTDUP_BANDWIDTH |
重複排除サーバーの各々の最適化複製と自動イメージレプリケーションのストリームに割り当てられる帯域幅を指定します。OPTDUP_BANDWIDTH はクライアントには適用されません。値は、KB/秒で指定されます。 デフォルト値: OPTDUP_BANDWIDTH= 0 指定可能な値: 0(限度なし) - 実際のシステムの限度 (KB/秒) グローバルな帯域幅パラメータは、OPTDUP_BANDWIDTH が適用されるかどうかに影響します。 MSDP 最適化複製とレプリケーション帯域幅の構成についてを参照してください。 |
|
OPTDUP_COMPRESSION |
最適化複製および自動イメージレプリケーション時にデータを圧縮するかどうか指定します。デフォルトでは、ファイルは圧縮されます。圧縮を無効にするには、値を 0 に変更します。このパラメータはクライアントには適用されません。 デフォルト値: OPTDUP_COMPRESSION = 1 指定可能な値: 0 (オフ) または 1 (オン) MSDP の圧縮についてを参照してください。 |
|
OPTDUP_ENCRYPTION |
最適化複製およびレプリケーション時にデータを暗号化するかどうか指定します。デフォルトでは、ファイルは暗号化されません。暗号化が必要な場合は、MSDP ストレージサーバーと MSDP の負荷分散サーバーで値を 1 に変更します。このパラメータはクライアントには適用されません。 すべてのホストでこのパラメータを 1 に設定すると、データは転送時に暗号化されます。 デフォルト値: OPTDUP_ENCRYPTION = 0 指定可能な値: 0 (オフ) または 1 (オン) MSDP の暗号化についてを参照してください。 |
|
OPTDUP_TIMEOUT |
最適化複製がタイムアウトするまでの時間 (分) を指定します。 デフォルト値: OPTDUP_TIMEOUT = 720 指定可能な値: 分単位で表される値 |
|
PDDO_SSL_VERIFY |
NetBackup 5000 シリーズアプライアンスと通信するときに SSL の検証を実行するかどうかを指定します。デフォルトでは、NetBackup 5000 シリーズアプライアンスとの通信時に SSL の検証は実行されません。 SSL の検証を実行するには、値を 1 に変更し、NetBackup 5000 シリーズアプライアンスのルート証明書ファイルを次のディレクトリにコピーします。
NetBackup 5000 シリーズアプライアンス上のルート証明書ファイルは次のとおりです。
NetBackup 5000 シリーズアプライアンスと通信する NetBackup サーバーと NetBackup クライアントが複数ある場合、ルート証明書ファイルはすべてのメディアサーバーおよび NetBackup クライアントにコピーする必要があります。 デフォルト値: PDDO_SSL_VERIFY = 0 指定可能な値: 0 (オフ) または 1 (オン) |
|
PREFERRED_EXT_SEGKSIZE |
特定のファイルの種類について、ファイル拡張子と優先セグメントサイズ (KB 単位) を指定します。ファイル拡張子では大文字と小文字が区別されます。デフォルト値は次のとおりです。edb は Exchange Server ファイル、mdf は SQL Server マスターデータベースファイル、ndf は SQL Server セカンダリデータファイル、segsize64k は Microsoft SQL ストリームです。 デフォルト値: PREFERRED_EXT_SEGKSIZE = edb:32,mdf:64,ndf:64,segsize64k:64 指定可能な値: カンマで区切った file_extension:segment_size_in_KBs のペア。 SEGKSIZE も参照してください。 |
|
PREFETCH_SIZE |
リストア操作のデータバッファに使用するバイト単位のサイズ。 デフォルト値: PREFETCH_SIZE = 33554432 指定可能な値: 0 からコンピュータのメモリの制限値まで メモ: Veritasの担当者によって指示された場合のみこの値を変更します。 |
|
PREDOWNLOAD_FACTOR |
クラウド LSU からデータをリストアするときに使用する事前ダウンロードの係数を指定します。 デフォルト値: PREDOWNLOAD_FACTOR=40 指定可能な値: 0 - 100 メモ: 事前ダウンロードのバッチサイズのパラメータは、PREDOWNLOAD_FACTOR * PREFETCH_SIZE です。 |
|
|
リストア操作の間にデータをどのホストで復号し、解凍するかを指定します。 環境によって、クライアントで復号と解凍を行うことによってパフォーマンスが向上することがあります。 デフォルト値: 指定可能な値: 0 はメディアサーバーでの復号と解凍を有効にします。1 はクライアントでの復号と解凍を有効にします。 |
|
SEGKSIZE |
デフォルトのファイルセグメントサイズ (KB 単位)。 デフォルト値: SEGKSIZE = 128 指定可能な値: 32 to 16384 (KB 単位、追加は 32 KB 単位のみ) 警告: この値を変更すると、容量が少なくなり、パフォーマンスが低下する場合があります。Veritasの担当者によって指示された場合のみこの値を変更します。 また特定のファイルの種類のセグメントサイズを指定できます。PREFERRED_EXT_SEGKSIZE を参照してください。 |
|
VLD_CLIENT_NAME |
可変長の重複排除を有効にする NetBackup クライアントの名前を指定します。デフォルトでは、VLD_CLIENT_NAME パラメータは このパラメータを使用して、さまざまな NetBackup クライアントに対し、セグメントサイズに異なる最大値や最小値を指定することもできます。セグメントサイズを指定しない場合は、デフォルト値が考慮されます。 これらの値では、大文字と小文字が区別されます。 次の形式のいずれかを使用します。
メモ:
|
|
VLD_MIN_SEGKSIZE |
可変長の重複排除の最小データセグメントサイズ (KB 単位)。セグメントサイズは、4 KB から 16384 KB までの範囲の 4 の倍数にする必要があります。デフォルト値は 64 KB です。 値は、VLD_MAX_SEGKSIZE より小さくなければなりません。NetBackup クライアントごとに、異なるセグメントサイズを指定できます。 値を大きくすると、CPU 使用量が減りますが、重複排除率が低下します。値を小さくすると、CPU 使用量が増えますが、重複排除率が上昇します。 メモ: VLD_MIN_SEGKSIZE と VLD_MAX_SEGKSIZE の値が近いと、固定長の重複排除と似たパフォーマンスになります。 |
|
VLD_MAX_SEGKSIZE |
可変長の重複排除の最大データセグメントサイズ (KB 単位)。VLD_MAX_SEGKSIZE は、データセグメントの境界を設定するために使用されます。セグメントサイズは、4 KB から 16384 KB までの範囲の 4 の倍数にする必要があります。デフォルト値は 128 KB です。 値は、VLD_MIN_SEGKSIZE より大きくなければなりません。NetBackup クライアントごとに、異なるセグメントサイズを指定できます。 メモ: VLD_MIN_SEGKSIZE と VLD_MAX_SEGKSIZE の値が近いと、固定長の重複排除と似たパフォーマンスになります。 |
|
VLD_POLICY_NAME |
可変長の重複排除を有効にするバックアップポリシーの名前を指定します。デフォルトでは、VLD_POLICY_NAME パラメータは pd.conf 構成ファイルに存在しません。 このパラメータを使用して、さまざまな NetBackup ポリシーに対し、セグメントサイズに異なる最大値や最小値を指定することもできます。セグメントサイズを指定しない場合は、デフォルト値が考慮されます。 これらの値では、大文字と小文字が区別されます。 次の形式のいずれかを使用します。
メモ:
|