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NetBackup™ for Microsoft Exchange Server 管理者ガイド
Last Published:
2024-11-11
Product(s):
NetBackup (10.5)
- NetBackup for Exchange の概要
- NetBackup for Exchange のインストール
- NetBackup for Exchange のインストールの計画
- オペレーティングシステムおよびプラットフォームの互換性の確認
- NetBackup for Exchange のための NetBackup サーバー要件
- NetBackup for Exchange のための NetBackup クライアント要件
- NetBackup for Exchange の Exchange Server ソフトウェア要件
- Exchange スナップショットバックアップの Snapshot Client 構成とライセンス要件
- vSphere 用の Veritas VSS プロバイダのインストール
- NetBackup for Exchange のライセンス
- Exchange クライアントのホストプロパティの構成
- Exchange クライアントのホストプロパティの構成
- [Exchange]プロパティ
- スナップショットバックアップによるすべての Exchange トランザクションログファイルまたはコミットされていない Exchange トランザクションログファイルのみのバックアップについて
- Exchange 個別プロキシホストの構成
- インスタントリカバリバックアップでの Exchange トランザクションログの切り捨てについて
- ストレージユニットに対するバックアップの実行による Exchange トランザクションログの切り捨て
- Exchange バックアップでの一貫性チェックオプションについて
- クライアントのホストプロパティにおける Exchange クレデンシャルについて
- NetBackup for Exchange 操作のアカウントの構成
- Exchange ホストの構成
- Exchange 個別リカバリの構成
- Exchange のバックアップと個別リカバリテクノロジ (GRT) について
- 個別リカバリテクノロジ (GRT) を使う Exchange バックアップの構成 (非 VMware バックアップ)
- Exchange 個別リカバリテクノロジ用 Network File System (NFS) のインストールおよび構成
- Exchange 個別リカバリテクノロジ (GRT) でサポートされるディスクストレージユニット
- 個別リカバリテクノロジ (GRT) を使用する Exchange バックアップの複製に対するカタログ化の無効化
- 個別リカバリテクノロジ (GRT) を使う Exchange バックアップまたは VMware バックアップのカタログ化
- NetBackup Client Service のログオンアカウントの構成
- Exchange のバックアップポリシーの構成 (非 VMware)
- Exchange 自動、ユーザー主導型、および手動バックアップについて
- Exchange Server のバックアップポリシーの構成について
- Exchange Server のスナップショットバックアップの構成について
- Exchange Server のインスタントリカバリバックアップの構成について
- 手動バックアップの実行
- Exchange Server、メールボックス、パブリックフォルダのバックアップの実行
- Exchange Server、メールボックス、パブリックフォルダのリストアの実行
- Exchange Server 主導リストアとリダイレクトリストアについて
- Exchange リストア操作の宛先クライアントの選択について
- Exchange データベースデータのリストアについて
- 既存の Exchange Server トランザクションログ
- Exchange スナップショットバックアップのリストアについて
- 個々の Exchange メールボックスおよび共有フォルダの項目のリストアについて
- VMware バックアップを使用した Exchange Server データの保護について
- Exchange Server のバックアップとリストアのトラブルシューティング
- NetBackup for Exchange デバッグログ
- オフホスト Exchange サーバーでのイベントビューアログの表示
- NetBackup for Exchange 操作の進捗レポートの表示
- Exchange リストア操作のトラブルシューティング
- Exchange Server のトランザクションログの切り捨てエラー
- Exchange のバックアップとリストアのパスの長さ制限の動的エンフォースメント
- Exchange スナップショット操作のトラブルシューティング
- 個別リカバリテクノロジ (GRT) を使用する Exchange ジョブのトラブルシューティング
- メモリ使用率の増加
- DAG のバックアップとリストアのトラブルシューティング
- VMware のバックアップに関するトラブルシューティング
既存の Exchange Server トランザクションログ
実行するデータリカバリの手順に応じて、既存のトランザクションログを考慮する必要があります。
たとえば、次のいずれかの作業を実行します。
ロールフォワードリカバリ (すべてのログファイルをリプレイ)
ファイルのリストアの実行後、サービスを起動すると、リストアを行ったログ内のトランザクションが Exchange によってコミットされます。一番大きい番号が付いているリストア済みのログ以降の連続するログがサーバー上に存在する場合、それらのトランザクションもコミットされます。ログ名の番号が連続していない場合、不連続となったものより後のトランザクションはコミットされません。
この手順は、トランザクションログは破損していないものの、データベースのリストアの実行が必要な場合に効率的です。既存のトランザクションログを保存しておくと、Exchange Server で失敗した時点へのリカバリを行うことができます。保存しない場合、最後の完全バックアップまたは最後の増分バックアップの時点にリカバリする必要があります。
指定した時点へのリカバリ (リストア済みのログファイルのみをリプレイ)
最後のバックアップの時点までのリストアのみを行う場合は、このオプションを使用します。最後のバックアップ以降に作成されたトランザクションログはデータベースのリカバリに含まれません。スナップショットのリストアでは、NetBackup は現在のログファイルを削除します。