Veritas NetBackup™ スタートガイド

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Product(s): NetBackup (8.1)

NetBackup システムを環境に合わせて動作させる方法

バックアップを行うタイミングは、ポリシーによって決定されます。ポリシーには、NetBackup クライアント (サーバー主導バックアップ) の自動的な無人バックアップのスケジュールを設定できます。また、ポリシーには、ファイルのバックアップおよびリストアを手動で実行可能な時間帯を定義できます (ユーザー主導の操作)。ポリシーについて詳しくは『NetBackup 管理者ガイド Vol. 1 UNIX、Windows および Linux』を参照してください。

NetBackup 管理者は、ネットワーク内のクライアントに対して、定期的またはカレンダーを基準として自動的な無人バックアップを実行するスケジュールを設定できます。バックアップを適切にスケジュールすることで、一定期間にわたって計画的に完全なバックアップを実行し、ネットワークの使用頻度が高い時間帯を避けて通信量を最適化することができます。

バックアップには、完全または増分を指定できます。完全バックアップでは、すべてのクライアントファイルがバックアップされます。 増分バックアップでは、前回のバックアップ以降に変更されたファイルのみがバックアップされます。

NetBackup の管理者によって許可されている場合、ユーザーは、自分のコンピュータからファイルのバックアップ、リストアまたはアーカイブを行うことができます。(アーカイブ操作では、正常にバックアップが完了すると、元のファイルがソースディスクから削除されます。)