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NetBackup™ for Hyper-V 管理者ガイド
Last Published:
2024-11-11
Product(s):
NetBackup (10.5)
- はじめに
- 注意事項および前提条件
- Hyper-V による NetBackup 通信の設定
- Hyper-V 用 NetBackup ポリシーの設定
- Hyper-V インテリジェントポリシーの設定
- NetBackup Hyper-V for SCVMM
- Windows Server フェールオーバークラスタのサポート
- Hyper-V のバックアップとリストア
- Hyper-V 仮想マシンのバックアップ
- WMI バックアップ方式: リストアの前後における仮想マシンの状態
- 個々のファイルのリストアに関する注意事項
- 仮想マシン全体のリストアに関する注意事項
- NetBackup クライアントが存在するホストへの個々の Hyper-V ファイルのリストア
- Hyper-V の個々のファイルのリストアのリストアオプション (NetBackup Web UI)
- 仮想マシンの共有場所への個々の Hyper-V ファイルのリストア
- Hyper-V 仮想マシン全体のリストア
- リストアオプション
- 共通ファイルのリストアについて
- ファイルをリストアする Hyper-V VM ファイルを参照するときに BAR インターフェースに Hyper-V スナップショットファイルがリストされる場合がある
- アクセラレータを使用した Hyper-V のバックアップ
- 仮想マシンの NetBackup Accelerator について
- アクセラレータ: 完全スケジュールと増分スケジュール
- NetBackup アクセラレータが仮想マシンとどのように連携して働くか
- Accelerator 仮想マシンの注意および要件
- 仮想マシンのアクセラレータ強制再スキャン (スケジュールの属性)
- アクセラレータには OptimizedImage 属性が必要
- アクセラレータバックアップおよび NetBackup カタログ
- バックアップジョブ詳細ログのアクセラレータメッセージ
- 仮想マシンでのアクセラレータの NetBackup ログ
- ネットワークを介して転送されたアクセラレータバックアップのデータ量の報告について
- NetBackup コマンド出力でのネットワーク転送されたデータとのアクセラレータのイメージサイズの置換
- 推奨する実施例および詳細情報
- トラブルシューティング
- NetBackup for Hyper-V のログとその作成方法
- ポリシーの作成中のエラー
- Hyper-V に関連する NetBackup の状態コード
- 複数の仮想マシンのバックアップジョブがハングアップする
- Windows NTFS シャドウストレージの表示またはサイズ調整
- Hyper-V 統合コンポーネントがインストールされていない
- LDM ボリュームと状態コード 1
- Hyper-V スナップショット (avhd または avhdx ファイル) と状態コード 1
- 同じ CSV に存在する仮想マシンをバックアップする場合、Windows の警告 1584 は無視できる
- 代替クライアントによるバックアップの問題
- リストアした仮想マシンの起動に失敗する
- リストアされた仮想マシンの再起動に関する問題: Why did the computer shut down unexpectedly?
- WMI 方式を使ったバックアップ中に VM にユーザーチェックポイントが存在する場合、リストア後に VM の仮想ディスク設定を変更できない
- WMI のディスク作成のタイムアウト値の増加
- Linux VM と永続的なデバイス名前
- 付録 A. VSS バックアップ方式: Hyper-V のオンラインおよびオフラインバックアップ
- 付録 B. Hyper-V パススルーディスク
- 付録 C. Hyper-V 仮想マシンをバックアップおよびリストアするための NetBackup コマンド
アクセラレータバックアップおよび NetBackup カタログ
アクセラレータを使用しても、NetBackup カタログのサイズに影響はありません。アクセラレータを使用する完全バックアップでは、アクセラレータなしで同じデータを完全バックアップする場合と同じカタログサイズになります。これは、増分バックアップでも同様です。 アクセラレータを使用するとき、アクセラレータなしの同じバックアップより大きいカタログ領域を必要としません。
ただし、Web UI で[ファイルハッシュの計算 (Calculate file hash)]オプションを有効にすると、NetBackup カタログは 20% 以上増加する見込みです。このオプションは、ファイルハッシュの情報を NetBackup カタログに保存するために使用します。詳しくは、『NetBackup Web UI 管理者ガイド』を参照してください。
カタログの影響が生じる可能性は、完全バックアップにアクセラレータをどのくらい頻繁に使用するかに応じます。アクセラレータを使用する完全バックアップは、通常の完全バックアップより高速に完了します。このため、増分バックアップの代わりにアクセラレータによる完全バックアップを使いたいと考える場合もあるでしょう。ただし、 完全バックアップでは増分バックアップより大きなカタログ領域が必要なので、増分バックアップを完全バックアップに入れ替えるとカタログサイズが増します。増分バックアップを完全バックアップに変更する場合、増分バックアップに比べて完全バックアップに必要なカタログ領域の大きさに対して、アクセラレータによる完全バックアップがどの程度有利かを評価する必要があります。