Enterprise Vault 用プライマリストレージとしての Amazon Simple Storage Service (S3) の使用
AWS SDK を有効にして診断ログを表示するための DTrace ユーティリティの使用
Enterprise Vault Amazon Simple Storage Service (S3) プライマリパーティションでアーカイブデータを格納または取得するときに問題が発生した場合は、DTrace ユーティリティを実行して問題の原因を特定できます。
AWS SDK により提供されるログレベルをパーティションに追加することもできます。これは、トラブルシューティングの追加サポートとして DTrace ユーティリティに組み込まれています。トラブルシューティング目的で AWS SDK ログを有効にするには、Amazon S3 プライマリパーティションの設定を参照してください。を参照してください。
DTrace ユーティリティを使用すると、複数のサービスの同時監視、ファイルへのトレースの書き込み、特定の語句のフィルタ処理、フィルタに基づくトレースのトリガを実行できます。
次の表に、DTrace で診断ログを取得する場合のプロセスを示します。
メモ:
Veritas Enterprise Vault は、すべてのケースで監視レベルを[詳細 (Verbose)]に設定することをお勧めします。
監視するプロセス | 実行する処理 |
---|---|
StorageArchive.exe | Amazon Simple Storage Service (S3) に書き込まれたアーカイブファイルの診断ログを取得する。 |
StorageOnlineOpns.exe | Amazon Simple Storage Service (S3) にある取得およびリストアされたファイルの診断ログを取得する。 |
StorageFileWatch.exe | Amazon Simple Storage Service (S3) パーティションに設定されているレプリケーション設定に基づいてアイテムが安全であるかどうかを知るための診断ログを取得する。 |
StorageManagement.exe | Enterprise Vault がパーティションが正しく設定されているかどうかを確認し、構成された設定を検証するときに、ログに記録される情報を表示する。ボルトストアパーティションの[プロパティ (Properties)]ページの[詳細設定 (Advanced)]ページおよびボルトストアパーティションの作成ウィザードで[テスト (Test)]ボタンをクリックすると、Enterprise Vault はこの情報をログに記録します。 |
メモ:
DTrace について詳しくは、『Enterprise Vault™ ユーティリティ』ガイドを参照してください。