NetBackup™ クラウドオブジェクトストア管理者ガイド
- 概要
- クラウドオブジェクトストア資産の管理
- クラウドオブジェクトストア資産の保護
- クラウドオブジェクトストア資産のリカバリ
- トラブルシューティング
- バージョン 10.5 にアップグレードすると、初回の完全バックアップ時の加速が減少する
- バックアップ後、shm フォルダと共有メモリ内の一部のファイルがクリーンアップされない
- NetBackup バージョン 10.5 にアップグレードした後、古いポリシーついて、ポリシーのコピー、有効化、および無効化が失敗することがある
- バックアップがデフォルトのストリーム数で失敗し「NetBackup COSP プロセスの開始に失敗しました (Failed to start NetBackup COSP process)」というエラーが返される
- コンテンツのエンコードが GZIP であるオブジェクトの GCP ストレージでバックアップが失敗するか、部分的に成功する。
- 元のバケットリカバリオプションのリカバリが開始されたが、ジョブがエラー 3601 で失敗する
- リカバリジョブが開始しない
- リストアが失敗しました: 「エラー bpbrm (PID=3899) クライアントのリストア 終了状態 40: ネットワーク接続が切断されました (Error bpbrm (PID=3899) client restore EXIT STATUS 40: network connection broken)」
- 元の場所にある既存のオブジェクトを上書きした後にアクセス層プロパティがリストアされない
- 複数のタグがある OR クエリーに対する Azure でのアクセラレータ最適化の低下
- バックアップが失敗し、ドット (.) を含む Amazon S3 バケット名で証明書エラーが表示される
- タグキーの名前または値のタグクエリーにスペースが含まれていると Azure バックアップジョブが失敗する。
- クラウドオブジェクトストアアカウントでエラーが発生した
- ポリシーの選択中にバケットの一覧が空になる
- 既存の領域を選択すると Cloudian で 2 番目のアカウントの作成が失敗する
- 2825 未完了のリストア操作によりリストアに失敗した
- [クラウドオブジェクト (Cloud objects)]タブでバケットを追加すると、クラウドプロバイダのバケットの一覧表示に失敗する
- クラウドストアアカウントがターゲットドメインに追加されていない場合、ターゲットドメインで AIR インポートイメージのリストアが失敗する
- バックアップホストまたはストレージサーバーのバージョン 10.3 で旧バージョンのメディアサーバーを使用すると Azure Data Lake に対するバックアップが失敗する
- Azure Data Lake でバックアップが部分的に失敗する: エラー nbpem (pid=16018) クライアントのバックアップ (Error nbpem (pid=16018) backup of client)
- Azure データレイクのリカバリが失敗する: 「パスが深すぎるため、この操作は許可されません (This operation is not permitted as the path is too deep)」
- 空のディレクトリが Azure Data Lake でバックアップされない
- リカバリエラー: 「代替ディレクトリの場所が無効です。(Invalid alternate directory location.) 文字列は、1,025 文字より短い有効な文字で指定する必要があります。(You must specify a string with length less than 1025 valid characters.)」
- リカバリエラー: 「無効なパラメータが指定されました (Invalid parameter specified)」
- リストアが失敗する:「COSP 操作を実行できません。次のオブジェクトをスキップしています: [/testdata/FxtZMidEdTK] (Cannot perform the COSP operation, skipping the object: [/testdata/FxtZMidEdTK])」
- 誤ったクレデンシャルでクラウドストアアカウントの作成が失敗する
- 不適切な権限による検出エラー
- オブジェクトロックによるリストアエラー
[クラウドオブジェクト (Cloud objects)]タブでバケットを追加すると、クラウドプロバイダのバケットの一覧表示に失敗する
説明
バケットの一覧表示でエラーが発生する最も一般的な理由は、NetBackup に提供されたクラウドクレデンシャルに、バケットを一覧表示する権限がないためです。
もう 1 つの理由は、クラウドプロバイダが、エンドポイントの適切な DNS エントリをサポートしていない場合です。同様に、誤って構成された DNS や、仮想ホスト形式の命名も、バケット名をホスト名として指定せずにクラウドプロバイダに対して要求を発行できない原因になります。s3-fips.us-east-1.amazonaws.com は、このようなクラウドエンドポイントの一例です。
回避方法
バケットリストは利用できませんが、[クラウドオブジェクト (Cloud objects)]タブで、バックアップ用にいつでも手動でバケットを追加できます。
DNS の問題である場合、必要に応じて、/etc/hosts ファイルに IP ホスト名のマッピングエントリを追加するという一時的な回避方法を使用してバケットを一覧表示できます。仮想ホスト形式の要求のみがサポートされている場合は、ping、dig、nslookup などのコマンドを使用してクラウドエンドポイントの IP を判断する際に、まず、ランダムなバケット名を使用してエンドポイントに接頭辞を付けます。例:
ping randombucketname.s3-fips.us-east-1.amazonaws.com
その後、判明した IP と実際のエンドポイント名 (ランダムなバケット名の接頭辞なし) を /etc/hosts ファイルに追加します。
これは、バケットを一覧表示するためにコンピュータの DNS エントリを編集する一時的な回避方法である点に注意してください。クラウドエンドポイントが静的 IP アドレスを永続的に使用できるプライベートクラウド設定でないかぎり、ポリシーの構成が完了したら、追加したエントリを削除してください。