NetBackup™ Web UI Kubernetes 管理者ガイド
- NetBackup for Kubernetes の概要
- NetBackup Kubernetes Operator の配備と構成
- NetBackup Kubernetes Operator での証明書の配備
- Kubernetes 資産の管理
- Kubernetes インテリジェントグループの管理
- Kubernetes 資産の保護
- Kubernetes 資産のリカバリ
- Kubernetes の問題のトラブルシューティング
設定を行う
Kubernetes の設定では、Kubernetes の配備のさまざまな側面を構成できます。
この設定によって、Kubernetes クラスタで同時に実行できるバックアップの数を制御できます。スナップショットジョブを実行する場合のデフォルト値は 1、スナップショットからのバックアップジョブを実行する場合のデフォルト値は 4 とそれぞれ異なります。
たとえば、20 の資産を保護し、制限を 5 に設定している場合に、スナップショットのみのバックアップジョブを実行すると、5 つの資産のみ同時にバックアップを実行でき、残りの 15 の資産はキューに入ります。最初の 5 つの資産のうち 1 つのバックアップが完了すると、キューの資産にバックアップの順番が回ります。
たとえば、スナップショットジョブを実行する際のリソース制限のデフォルト値は 1 です。これは、クラスタごとに 1 つのバックアップジョブのみが進行中になり、残りの資産はキューに投入された状態になることを示します。
この設定は、システムとネットワークリソースの使用を最適化するために推奨されます。この設定は、選択しているプライマリサーバーのすべての Kubernetes バックアップに適用されます。
リソース制限を設定するには
- 左側で[作業負荷 (Workloads)]、[Kubernetes]の順にクリックします。
- 右上で[Kubernetes 設定 (Kubernetes settings)]、[リソース制限 (Resource limits)]の順にクリックします。
- リソース制限を設定するには、次のいずれかを実行します。
[Kubernetes クラスタあたりのバックアップジョブ (Backup jobs per Kubernetes cluster)]の横にある[編集 (Edit)]をクリックします。デフォルトでは、制限は 1 です。
デフォルトでは、クラスタあたりのバックアップジョブのリソース制限は 1 です。
[Kubernetes クラスタあたりのスナップショットからのバックアップジョブ (Backup from Snapshot Jobs per Kubernetes Cluster)]の横にある[編集 (Edit)]をクリックします。
デフォルトでは、クラスタあたりのスナップショットからのバックアップジョブのリソース制限は 4 です。
- [Kubernetes クラスタの編集 (Edit Kubernetes cluster)]ダイアログで、次の操作を行います。
[グローバル (Global)]フィールドに値を入力し、すべてのクラスタのグローバル制限を設定します。この制限は、クラスタで同時に実行されるバックアップジョブとスナップショットからのバックアップジョブの数を示します。
そのクラスタのグローバル制限を上書きする個別の制限をクラスタに追加できます。クラスタに個々の制限を設定するには、[追加 (Add)]をクリックします。
クラスタ名を手動で入力した後に、制限の値を入力する必要があります。配備されている利用可能な各クラスタに制限を追加できます。
[保存 (Save)]をクリックして、変更を保存します。
メモ:
NetBackup 10.0 リリースでは、datamover ポッドは Kubernetes のリソース制限の設定を超過します。
詳しくは、datamover ポッドが Kubernetes のリソース制限を超過 を参照してください。
自動検出により、クラスタ内で NetBackup によって保護される資産数が記録されます。この設定を使用すると、NetBackup が自動検出を実行して、クラスタ内の新しい資産を特定し、クラスタから排除または削除された資産の数を収集する間隔を設定できます。
指定できる値は、5 分から 1 年の間です。デフォルト値は 30 分です。
自動検出の間隔を設定するには
- 左側で[作業負荷 (Workloads)]、[Kubernetes]の順にクリックします。
- 右上で[Kubernetes 設定 (Kubernetes settings)]、[自動検出 (Autodiscovery)]の順にクリックします。
- [間隔 (Frequency)]の近くにある[編集 (Edit)]をクリックします。
- NetBackup が自動検出を実行した後の時間数を入力します。[保存 (Save)]をクリックします。
Kubernetes クラスタが追加されると、自動検出サイクルがトリガされ、Kubernetes クラスタで利用可能なすべての資産が検出されます。その日最初の自動検出は完全検出で、以降の自動検出は増分検出です。
検出を実行するには
- 左側で[作業負荷 (Workloads)]、[Kubernetes]の順にクリックします。
- [Kubernetes クラスタ (Kubernetes clusters)]リストで、クラスタの行の[処理 (Actions)]メニュー (縦になった省略記号) をクリックし、[今すぐ検出 (Discovery now)]をクリックします。
この場合、増分検出では前回の検出実行以降にクラスタで変更された NetBackup 資産のみをフェッチします。したがって、最初の検出は完全検出で、それ以降のすべての検出は増分検出になります。
管理権限を使用して、ユーザーロールに異なるアクセス権を割り当てることができます。詳しくは、『NetBackup Web UI 管理者ガイド』の「役割ベースのアクセス制御の管理」の章を参照してください。