NetBackup™ Web UI クラウド管理者ガイド
- クラウド資産の管理と保護
- Snapshot Manager を NetBackup で構成します。
- インテリジェントクラウドグループの管理
- クラウド資産またはインテリジェントクラウドグループの保護
- リソースグループを使用した Microsoft Azure リソースの保護について
- クラウド作業負荷のための NetBackup アクセラレータ
- PaaS 資産の保護
- クラウド資産のリカバリ
- 個別リストアの実行
- クラウド資産の保護とリカバリのトラブルシューティング
PaaS 資産のリカバリ
PaaS 資産は[クラウド (Cloud)]作業負荷の下に一覧表示されます。[アプリケーション (Applications)]タブから Amazon RDS 資産をリストアできます。他のすべての PaaS 資産は、[PaaS]タブからリストアできます。Azure 資産のリカバリフローは、NetBackup で保護されているか Azure で保護されているかによって異なります。
NetBackup 10.3 以降で、MySQL データベースのデータまたはスキーマとメタデータを個別にリストアできます。メタデータのリストアにはスーパーユーザーの権限が必要で、バージョン 10.2 以降のメディアサーバーが少なくとも 1 台必要です。
メモ:
MySQL のリストアでは、admin または root ユーザーの権限がない場合は、リストア権限に加えて表示権限が必要です。
PaaS 資産はリカバリ中にインスタントアクセスをサポートします。インスタントアクセスにより、データへの高速アクセスが可能になり、全体的なリカバリ時間が短縮されます。
インスタントアクセスリカバリを実行する前に、プライマリサーバーの bp.conf
ファイルに MEDIA_SERVER_POD_CIDR
キーを追加します。AKS または EKS 環境に配備された NetBackup の場合は、値をカンマ区切り値としてメディアサーバーポッドのサブネットに設定します。例: MEDIA_SERVER_POD_CIDR=10.0.0.0/8, 10.0.0.0/16
メモ:
アクティビティモニターで PaaS リストアジョブを表示している間、フィールド[転送済みのバイト数 (Bytes transferred)]および[残りのバイト数の概算 (Estimated bytes remaining)]は正しい情報を示さないことがあります。[書き込み済みのファイル (Files written)]の数で正しい状態と NetBackup ログを確認できます。