Storage Foundation Cluster File System High Availability 8.0.2 管理者ガイド - Linux

ユーザー管理

InfoScale クラスタは、任意の認証サーバー (AD/LDAP/NIS) を使用して構成できます。認証サーバーのすべてのユーザーは S3 サーバーにアクセスできます。REST API またはヘルパースクリプトを使用して、これらのユーザーのアクセスキーやシークレットキーを生成する必要があります。これらのいずれかの方法を使用する場合は、ホスト名解決を設定する必要があります。

ホスト名解決を設定するには、/etc/hosts に ADMIN_URL を追加します。ここで ADMIN_URL は admin.<cluster_name>:8144 です。この url は、Veritas InfoScale クラスタの IP アドレスを指します。

REST API や S3 サーバー APIを参照してください。 を使用してアクセスキーまたはシークレットキーを生成する方法

アクセスキーまたはシークレットキーを生成するために、/opt/VRTS/bin/s3_client にあるヘルパースクリプトを使用することもできます。

InfoScale ヘルパースクリプトは、Python がインストールされている任意のクライアントシステムから実行できます。このスクリプトは argeparse を使用して Python モジュールを要求します。まだインストールされていない場合は、pip または easy_install を使用してインストールできます。

次のコマンドを実行して、Python がインストールされている任意のクライアントシステムからシークレットキーを生成します。

./s3_client --create_key --server admin.<infoscale cluster name>:8144 --username <user> --password <user's password> --insecure

次のような出力が得られることを確認します。

UserName : <InfoScale user>

AccessKeyId : Y2FkODU2NTU2MjVhYzV

Status : Active

SecretAccessKey : ODk0YzQxMDhkMmRjM2M5OTUzNjI5OWIzMDgyNzY

次のコマンドを実行すると、InfoScale ユーザーのキーを一覧表示できます。

./s3_client --list_key --server admin.<InfoScale cluster name>:8144 --username <user> --password <user's password> --insecure

次のコマンドを実行すると、InfoScale ユーザーのキーが削除されます。

./s3_client --delete_key --server admin.<InfoScale cluster name>:8144 --username <user> --password <user's password> --insecure