検索クエリーを入力してください
<book_title> を検索 ...
Veritas InfoScale™ 8.0 仮想化ガイド - Solaris
Last Published:
2022-01-26
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (8.0)
Platform: Solaris
- 第 I 部 Solaris 仮想化で使われる Veritas InfoScale Solutions の概要
- 第 II 部 ゾーンとプロジェクト
- Storage Foundation and High Availability Solutions による Solaris ゾーンのサポート
- Solaris ゾーンについて
- ゾーンでの VCS のサポートについて
- ゾーンへの VCS の設定
- ゾーンに VCS を設定する際の前提条件
- ゾーンルートの場所の決定
- 内部ゾーンの初期設定の実行
- ゾーンへのアプリケーションのインストールについて
- アプリケーション用のサービスグループの設定
- hazonesetup ユーティリティを使用したフェールオーバーサービスグループでのゾーンリソースの設定
- hazonesetup ユーティリティを使用したパラレルサービスグループでのゾーンリソースの設定
- パスワード不要の通信用と同じ VCS ユーザーを使った複数のゾーンリソースの設定
- サービスグループ設定の修正
- ゾーン設定の確認
- クラスタノード間のゾーン設定の同期
- 保守タスクの実行
- ゾーンのトラブルシューティング
- 物理から仮想へのフェールオーバーと仮想から物理へのフェールオーバーの設定(一般的なセットアップ)
- 非グローバルゾーンへの VxFS ファイルシステムの追加
- VxFS を lofs として非グローバルゾーンへマウントする
- グローバルゾーンから非グローバルゾーンへの VxFS の直接マウント
- VxFS を VxFS として非グローバルゾーン内にマウントする
- ゾーンの設定への直接マウントの追加
- グローバルゾーンから非グローバルゾーンへの VxFS マウントと比較した、非グローバルゾーンへの VxFS マウントのメリット
- SFCFSHA のマウント
- 非グローバルゾーンでの同時 I/O アクセス
- Veritas Extension for Oracle Disk Manager
- 非グローバルゾーンへの VxVM ボリュームのエクスポート
- ゾーン環境での Oracle RAC の SF Oracle RAC サポートについて
- Solaris 非グローバルゾーンの障害回復用の設定
- Storage Foundation での非グローバルゾーンサポートに関するソフトウェア制限
- Storage Foundation and High Availability Solutions による Solaris プロジェクトのサポート
- Storage Foundation and High Availability Solutions による Solaris ゾーンのサポート
- 第 III 部 Oracle VM Server for SPARC
- Storage Foundation and High Availability Solutions による Oracle VM Server for SPARC (論理ドメイン) のサポート
- Oracle VM Server for SPARC について
- Oracle VM Server for SPARC の専門用語
- Oracle VM Server for SPARC 配備モデル
- Oracle VM server for SPARC に Storage Foundation High Availability ソリューションを配備することの利点
- 機能
- 分割 Storage Foundation スタックモデル
- ゲストベース Storage Foundation スタックモデル
- 階層化 Storage Foundation スタックモデル
- システム必要条件
- 製品のリリースノート
- 製品のライセンス
- Oracle VM Server for SPARC 環境での Storage Foundation のインストール
- 制御ドメインからゲストドメインへの Veritas ボリュームのエクスポート
- ゲストドメインのストレージのプロビジョニング
- Veritas Volume Manager スナップショットを使った論理ドメインブートディスクのクローン作成
- DMP モードで設定したフェンシングを使った Solaris LDOM ライブ移行のサポート
- Oracle VM Server for SPARC ゲストドメインの障害回復用の設定
- ソフトウェアの制限事項
- 既知の問題
- Oracle VM Server for SPARC 環境で複数ノードの CVM を使用するための Cluster Server サポート
- VCS: Oracle VM Server for SPARC を高可用性用に設定する
- Oracle VM Server for SPARC 環境の VCS について
- Oracle VM Server for SPARC 環境での Cluster Server の設定モデル
- VCS 環境の Oracle VM Server for SPARC ゲストドメインの移行
- ウォーム移行の概要
- ライブ移行の概要
- ドメイン移行を実行する前の前提条件
- VCS を使用した Oracle VM Server for SPARC ドメイン移行のサポートされる配備モデル
- VCS がゲストドメインを管理する制御ドメインにインストールされている場合の Oracle VM ゲストの移行
- ゲストドメイン内のアプリケーションを監視するために、VCS が制御ドメインにインストールされシングルノードの VCS がゲストドメインにインストールされている場合の Oracle VM ゲストの移行
- Oracle VM Server for SPARC バージョン 2.1 以降のアプリケーションを管理するために VCS クラスタがゲストドメインにインストールされる場合の Oracle VM ゲストの移行
- Oracle VM Server for SPARC バージョン 2.0 のアプリケーションを管理するために VCS クラスタがゲストドメインにインストールされる場合の Oracle VM ゲストの移行
- 複数の I/O ドメインを使用した VCS for Oracle VM Server for SPARC の設定について
- 複数の I/O ドメインからのサービスを使って論理ドメインを管理するための VCS の設定
- 複数の I/O サービスを使用した論理ドメインの典型的な設定
- サポートされるストレージとネットワークサービスを特定する
- VCS クラスタを形成するためのノードの数を特定する
- 制御ドメインおよび代替 I/O ドメイン内での VCS のインストールと設定
- ストレージサービスの設定
- ストレージサービスグループを設定する
- ネットワークサービスグループを設定する
- 複数の I/O ドメインからのサービスを監視するためのサービスグループの設定
- AlternateIO リソースの設定
- 論理ドメインのサービスグループの設定
- フェールオーバーのシナリオ
- VCS と Oracle VM Server for SPARC を複数の I/O ドメインを使用して設定する際の推奨事項
- フェールオーバーのタイプとして設定される AlternateIO のリソースのサンプル VCS 設定
- 複数の I/O ドメインのサービスを使ってアプリケーションを管理するための論理ドメイン上の VCS の設定
- SF Oracle RAC による Oracle VM Server for SPARC 環境のサポート
- Oracle VM Server for SPARC 環境での SF Oracle RAC の配備について
- 設定シナリオの例
- 論理ドメイン環境での SF Oracle RAC 配備の準備
- 2 つのホストの I/O ドメイン上の SF Oracle RAC と Oracle RAC データベース
- 2 つのホストのゲストドメイン上の SF Oracle RAC と Oracle RAC データベース
- 単一ホストのゲストドメイン上の SF Oracle RAC と Oracle RAC データベース
- 単一ホストの I/O ドメインとゲストドメイン上の SF Oracle RAC と Oracle RAC データベース
- FSS 環境でのライブ移行のサポート
- Storage Foundation and High Availability Solutions による Oracle VM Server for SPARC (論理ドメイン) のサポート
- 第 IV 部 参照先
共有ストレージにルートを持つゾーンの作成
クラスタ内の各ノードの共有ディスクの場所をポイントするルートを持つゾーンを作成します。アプリケーションデータ用のファイルシステムは共有デバイスに配置し、ループバックタイプまたは直接マウントタイプにします。 直接マウントファイルシステムの場合、ゾーンルートで始まる絶対パスでマウントポイントを指定して、グローバルゾーンからマウントコマンドを実行します。 ループバックファイルシステムの場合、ゾーンをブートする前にゾーンの設定にマウントポイントを追加します。
クラスタ内の各ノードの共有ディスクにゾーンルートを作成するには
- ゾーンルート用の共有ストレージにファイルシステムを作成します。ゾーンルートを含むファイルシステムは、アプリケーションデータを格納するファイルシステムと同じディスクグループに含めることができます。
- zonecfg コマンドを使ってゾーンを設定します。
zonecfg -z newzone zonecfg:newzone> create
- ゾーンルートの場所を指定するように zonepath パラメータを設定します。
zonecfg:newzone> set zonepath=/export/home/newzone
- ゾーン設定にネットワークインターフェースを追加します。これは、非グローバルゾーンがグローバルゾーン内で実行されているホストと通信するために必要です。
zonecfg:newzone> add net zonecfg:newzone:net> set physical=bge1 zonecfg:newzone:net> set address=192.168.1.10 zonecfg:newzone:net> end
- グローバルゾーンのホスト名で、非グローバルゾーンからグローバルゾーンへの ping が成功することを確認します。グローバルゾーンのホスト名エントリを、非グローバルゾーン内の
/etc/hostsファイルに追加するか、または非グローバルゾーン内からの DNS アクセスを有効にする必要がある場合があります。 - アプリケーションデータがループバックマウントファイルシステムに存在する場合、ゾーン内のループバックファイルシステムを作成します。
- zonecfg 設定を終了します。
zonecfg> exit
- ゾーンルートディレクトリを作成します。
mkdir zonepath
- ゾーンルートディレクトリに対する権限を設定します。
chmod 700 zonepath
- サービスグループの SystemList 内にある各システムで手順 2 から手順 9 までを繰り返します。
- ストレージを共有するシステムの 1 つで、共有ストレージを含むファイルシステムを zonepath で指定したディレクトリにマウントします。
- 次のコマンドを実行して、ゾーンパスがマウントされるシステムにゾーンをインストールします。
zoneadm -z newzone install
- アプリケーションデータがループバックファイルシステム上に存在する場合、共有ストレージ上のアプリケーションデータを含むファイルシステムをマウントします。
- ゾーンをブートします。
zoneadm -z newzone boot
- アプリケーションデータが直接マウントファイルシステム上に存在する場合、ゾーンルートで始まる絶対パスを指定して、グローバルゾーンからファイルシステムをマウントします。