Veritas NetBackup™ CloudPoint インストールガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (8.3)
Platform: Linux,UNIX,Windows
  1. 第 I 部 CloudPoint のインストールおよび構成
    1. CloudPoint のインストールの準備
      1.  
        配備方法について
      2.  
        CloudPoint を実行する場所の決定
      3.  
        クラウドでの CloudPoint の配備について
      4.  
        システム要件への準拠
      5.  
        CloudPoint ホストのサイズ変更に関する推奨事項
      6.  
        CloudPoint をインストールするインスタンスの作成または物理ホストの準備
      7.  
        Docker のインストール
      8.  
        CloudPoint データを格納するボリュームの作成とマウント
      9.  
        インスタンスまたは物理ホストで特定のポートが開いていることの確認
    2. Docker イメージを使用した CloudPoint の配備
      1.  
        CloudPoint のインストール
      2.  
        CloudPoint が正常にインストールされたことの確認
      3.  
        CloudPoint での AWS KMS の構成
    3. CloudPoint クラウドプラグイン
      1. AWS プラグインの構成に関する注意事項
        1.  
          AWS プラグイン構成の前提条件
        2.  
          CloudPoint の AWS アクセス権の構成
        3.  
          CloudPoint に必要な AWS アクセス権
        4.  
          クロスアカウントの構成を作成する前に
      2. Google Cloud Platform プラグインの構成に関する注意事項
        1.  
          CloudPoint で必要な Google Cloud Platform アクセス権
        2.  
          CloudPoint の GCP サービスアカウントの構成
        3.  
          プラグイン構成のための GCP サービスアカウントの準備
      3. Microsoft Azure プラグインの構成に関する注意事項
        1.  
          Microsoft Azure でのアクセス権の設定
      4.  
        CloudPoint クラウドプラグインを構成する方法
    4. CloudPoint ストレージアレイプラグイン
      1. NetApp プラグインの構成に関する注意事項
        1.  
          NetApp プラグインの構成パラメータ
        2.  
          NetBackup アクセスの専用 LIF の構成
        3.  
          NetApp ストレージでサポートされる CloudPoint 操作
      2. Nutanix Files プラグインの構成に関する注意事項
        1.  
          Nutanix Files プラグイン構成の前提条件
        2.  
          Nutanix Files プラグインの考慮事項および制限事項
        3.  
          Nutanix Files ファイルサーバーでサポートされる CloudPoint 操作
        4. Nutanix Files の NetBackup 問題のトラブルシューティング
          1.  
            Nutanix Files のバックアップジョブが、スナップショットのインポート操作およびエクスポート操作の失敗のためにエラーになる
          2.  
            Nutanix Files のバージョンがサポートされていない場合にプラグインの構成が失敗することがある
      3. Dell EMC Unity アレイプラグインの構成パラメータ
        1.  
          サポートされる Dell EMC Unity アレイ
        2.  
          Dell EMC Unity アレイでサポートされる CloudPoint 操作
      4. Pure Storage FlashArray プラグインの構成に関する注意事項
        1.  
          サポート対象の Pure Storage FlashArray モデル
        2.  
          Pure Storage FlashArray モデルでサポートされている CloudPoint 操作
      5. HPE RMC プラグインの構成に関する注意事項
        1.  
          RMC プラグインの構成パラメータ
        2.  
          サポート対象の HPE ストレージシステム
        3.  
          HPE ストレージアレイでサポートされている CloudPoint 操作
      6. Hitachi プラグインの構成に関する注意事項
        1.  
          Hitachi プラグインの構成パラメータ
        2.  
          サポート対象の Hitachi ストレージアレイ
        3.  
          Hitachi アレイでサポートされる CloudPoint 操作
      7. InfiniBox プラグインの構成に関する注意事項
        1.  
          InfiniBox プラグインの構成パラメータ
        2.  
          InfiniBox アレイでサポートされる CloudPoint 操作
      8.  
        CloudPoint ストレージアレイのプラグインの構成方法
    5. CloudPoint アプリケーションエージェントとプラグイン
      1.  
        Microsoft SQL プラグインの構成に関する注意事項
      2. Oracle プラグインの構成に関する注意事項
        1.  
          Oracle データベースのデータとメタデータファイルの最適化
      3.  
        MongoDB プラグインの構成に関する注意事項
      4.  
        インストールと構成の処理について
      5.  
        Linux ベースエージェントのインストールの準備
      6.  
        Windows ベースエージェントのインストールの準備
      7.  
        CloudPoint エージェントのダウンロードとインストール
      8.  
        Linux ベースのエージェントの登録
      9.  
        Windows ベースのエージェントの登録
      10.  
        CloudPoint アプリケーションプラグインの構成
      11.  
        元のドライブのシャドウコピーを格納するための VSS の構成
      12.  
        クラウド資産に対する NetBackup 保護計画の作成
      13.  
        NetBackup 保護計画へのクラウド資産のサブスクライブ
      14. スナップショットのリストアについて
        1.  
          SQL AG データベースをリストアするためのプロセス
      15.  
        Microsoft SQL Server のリストアの要件および制限事項
      16.  
        Oracle のリストアの要件および制限事項
      17.  
        MongoDB のリストアの要件および制限事項
      18.  
        SQL AG データベースをリストアする前に必要な手順
      19.  
        SQL データベースの同じ場所へのリカバリ
      20.  
        代替の場所への SQL データベースのリカバリ
      21. SQL Server スナップショットのリストア後に必要な追加手順
        1.  
          SQL Server のディスクレベルのスナップショットを新しい場所にリストアした後に必要な手順
      22.  
        SQL AG データベースをリストアした後に必要な追加手順
      23.  
        Windows インスタンスが CloudPoint ホストとの接続性を失った場合、SQL スナップショットまたはリストアおよび個別リストア操作が失敗する
      24.  
        元のディスクがインスタンスから切断されていると、ディスクレベルのスナップショットのリストアが失敗する
      25.  
        MongoDB スナップショットのリストア後に必要な追加手順
      26.  
        Oracle スナップショットのリストア後に必要な追加手順
      27.  
        AWS RDS データベースインスタンスをリストアした後に必要な追加手順
    6. CloudPoint のエージェントレス機能を使用した資産の保護
      1.  
        エージェントレス機能について
      2.  
        エージェントレス構成の前提条件
      3.  
        ホストユーザーアカウントへのパスワードなしの sudo アクセス権の付与
      4.  
        エージェントレス機能の構成
  2. 第 II 部 CloudPoint のメンテナンス
    1. CloudPoint のログ
      1.  
        CloudPoint のログ記録のしくみについて
      2. Fluentd ベースの CloudPoint ログ記録のしくみ
        1.  
          CloudPoint fluentd 構成ファイルについて
        2.  
          fluentd 構成ファイルの変更
      3.  
        CloudPoint ログ
    2. CloudPoint のトラブルシューティング
      1.  
        CloudPoint の再起動
      2.  
        CloudPoint ログ記録のトラブルシューティング
      3.  
        エージェントホストが突然再起動された場合に CloudPoint エージェントが CloudPoint サーバーへの接続に失敗する
      4.  
        Windows ホストでの CloudPoint エージェント登録がタイムアウトまたは失敗することがある
      5.  
        DR パッケージが消失した場合、またはパスフレーズが失われた場合のディザスタリカバリ
    3. CloudPoint のアップグレード
      1.  
        CloudPoint のアップグレードについて
      2.  
        サポート対象のアップグレードパス
      3.  
        アップグレードのシナリオ
      4.  
        CloudPoint のアップグレードの準備
      5.  
        CloudPoint のアップグレード
    4. CloudPoint のアンインストール
      1.  
        CloudPoint のアンインストールの準備
      2.  
        CloudPoint のバックアップ
      3.  
        CloudPoint プラグインの構成解除
      4.  
        CloudPoint エージェントの構成解除
      5.  
        CloudPoint エージェントの削除
      6.  
        CloudPoint のスタンドアロン Docker ホスト環境からの削除
      7.  
        CloudPoint のリストア

CloudPoint での AWS KMS の構成

これは CloudPoint インスタンスが AWS クラウドに配備されている場合にのみ該当します。

AWS KMS (Key Management Service) を使用して CloudPoint の構成情報を暗号化および復号するように CloudPoint を構成する場合は、次の手順を実行します。CloudPoint は、CloudPoint 環境内で AWS KMS を構成するために使用できる REST API を提供します。

CloudPoint AWS KMS の構成の前提条件

CloudPoint で AWS KMS を構成するには

  1. 次の CloudPoint ID 管理 API を使用して、CloudPoint 管理者ユーザーアカウントの認証トークンを生成します。

    POST /v4/idm/login

    CloudPoint インスタンスに接続できるシステムで、次の cURL コマンドを入力します。

    # curl -k https://<cloudpointhostFQDN>/cloudpoint/api/v4/idm/login -X 'POST' -H "Content-Type: application/json" -d '{"email":"<username>", "password":"<password>"}'

    環境に応じて、次のパラメータを置き換えます。

    パラメータ

    説明

    <cloudpointhostFQDN>

    ホストで CloudPoint の初期構成の実行中に指定された FQDN (完全修飾ドメイン名) を表します。

    <username>

    初期構成時に CloudPoint 管理者ユーザーとして指定されたユーザー名を表します。

    <password>

    CloudPoint 管理者ユーザーアカウントのパスワードを表します。

  2. コマンドプロンプトで、API 出力を確認します。次のような出力が表示されます。
    {
        "accessToken": "eyJhbGciOiJIUzI1NiJ9.eyJpc3MiOiJWZXJpdGFzIiwidXN",
        "applicationId": "",
        "applicationPath": "",
        "errorCode": ""
    }

    accessToken として表示される英数字エントリは、ホスト上のすべての CloudPoint API 要求を承認するために使用されるトークンを表します。トークンをコピーします。これは、以降の手順で必要になります。

    メモ:

    ここに示す英数字の認証トークンは、表示のみを目的としています。環境内でこのコマンドを実行するときに生成される実際のトークンを使用します。

  3. CloudPoint Key Management Service API POST /v4/kms を使用して、新しい AWS KMS 構成を作成します。

    同じコマンドプロンプトから、次の cURL コマンドを入力します。

    # curl -k "https://<cloudpointhostFQDN>/cloudpoint/api/v4/kms" 
    -X 'POST' -H  "Content-Type: application/json" 
    -H  "Authorization: Bearer <authtoken>"
    -d "{"platform":"aws", "masterKeyId":"<cmk_keyid>", 
    "credentials":{"type":"iamrole", "regionname":"<cmk_regionname>"}}"

    環境に応じて、次のパラメータを置き換えます。

    パラメータ

    説明

    <cloudpointhostFQDN>

    ホストで CloudPoint の初期構成の実行中に指定された FQDN (完全修飾ドメイン名) を表します。

    <authtoken>

    前の手順で生成した英数字の認証トークンを表します。

    <cmk_keyid>

    CloudPoint 用に作成した、AWS カスタマが管理する CMK (カスタママスターキー) のキー ID を表します。

    <cmk_regionname>

    CloudPoint インスタンスが配備されている CMK リージョンを表します。

  4. コマンドプロンプトで API 出力を確認し、タスクが完了するまで待機します。
  5. AWS KMS が正しく設定されているかどうかを、CloudPoint API GET /v4/kms を使用して迅速に確認できます。

    次の cURL コマンドを実行します。

    # curl -k -X GET "https://<cloudpointhostFQDN>/cloudpoint/api/v4/kms" 
    -H  "accept: application/json" 
    -H  "Authorization: Bearer <authtoken>"

    環境に応じて、次のパラメータを置き換えます。

    パラメータ

    説明

    <cloudpointhostFQDN>

    ホストで CloudPoint の初期構成の実行中に指定された FQDN (完全修飾ドメイン名) を表します。

    <authtoken>

    前の手順 2 で生成した英数字の認証トークンを表します。

    HTTP 200 状態は、構成が正常に実行されたことを示します。