クラウド向け NetBackup IT Analytics Data Collector インストールガイド
- アマゾンウェブサービス (AWS) のインストール前の設定
- Google Cloud Platform のインストール前の設定
- OpenStack Ceilometer のインストール前の設定
- OpenStack Swift のインストール前の設定
- Microsoft Azure のインストール前の設定
- Data Collector ソフトウェアのインストール
- データ収集の検証
- Data Collector のアンインストール
- 手動での Data Collector の開始
- 付録 A. ファイアウォールの構成: デフォルトのポート
Veritas NetBackup 用 Data Collector の手動構成
NetBackup バージョン 10.1.1 以降、Veritas NetBackup プライマリサーバーのインストールでは、NetBackup IT Analytics Data Collector バイナリが自動的に Windows ( C:\Program Files\Veritas\AnalyticsCollector
) と Linux (/usr/openv/analyticscollector
) システムに配備されます。また、Veritas NetBackup プライマリサーバーを Veritas Alta で管理している場合、NetBackup IT Analytics Data Collector は自動的に NetBackup IT Analytics ポータルで構成されます。
この手順では、Veritas NetBackup プライマリが Veritas Alta で管理されていない場合に、Veritas NetBackup 用 Data Collector を手動で構成する手順を説明します。この構成を実行する前に、データセンターに NetBackup IT Analytics ポータルがインストール済みで、各 NetBackup プライマリサーバーのポータルの[コレクタ管理 (Collector Administration)]画面で Data Collector エントリが追加されている必要があります。
Data Collector を構成するときは、(ポータルで Data Collector を作成したときに生成され、NetBackup プライマリサーバーにコピーした) 登録ファイルのパスを手元に用意します。
Data Collector を構成するときは、次の詳細を手元に用意します。
(ポータルに表示されている) Data Collector の名前
(ポータルで構成されている) Data Collector のパスコード
(ポータルで Data Collector を作成したときに生成された) データレシーバの URL
(ポータルで Data Collector を作成したときに生成され、NetBackup プライマリサーバーにコピーした) 鍵ファイルのパス
詳しくは、『NetBackup IT Analytics ユーザーガイド』の「Data Collector の追加または編集」セクションを参照してください。
Windows で Data Collector を手動で構成するには:
- 次のコンテンツを使用して、バッチスクリプト
responsefile.cmd
として応答ファイルを作成します。これらは、Data Collector の構成に必要なユーザー入力に対する応答です。SET DATACOLLECTOR_NAME=<name of the data collector> SET DATACOLLECTOR_PASSCODE=<passcode for the data collector> SET DATARECEIVER_URL=< data receiver URL > SET DATACOLLECTOR_KEY_FILE_PATH=<path to the key file> SET HTTP_PROXY_CONF=N SET PROXY_HTTP_URL= SET PROXY_HTTP_PORT= SET PROXY_HTTPS_URL= SET PROXY_HTTPS_PORT= SET PROXY_USERID= SET PROXY_PASSWORD= SET PROXY_NOT_FOR=
メモ:
サンプル応答ファイル responsefile.cmd もインストーラメディアに含まれています。
- 次のコマンドを実行します。
"C:\ProgramData\Veritas\NetBackup IT Analytics\DC\configure.cmd" /RESPFILE:<response_file_path> /INSTALL_TYPE:CONFIG
Linux で Data Collector を手動で構成するには:
- 次のコンテンツを使用して応答ファイルを作成します。
COLLECTOR_NAME=<name-of-collector> COLLECTOR_PASSCODE=<passcode> DR_URL=<data receiver-url-example:-http://aptareagent.example.com> COLLECTOR_KEY_PATH=<keyfile path> HTTP_PROXY_CONF=N HTTP_PROXY_ADDRESS= HTTP_PROXY_PORT= HTTPS_PROXY_ADDRESS= HTTPS_PROXY_PORT= PROXY_USERNAME= PROXY_PASSWORD= PROXY_EXCLUDE=
- 各フィールドの値を適切なデータで更新します。
サンプル応答ファイルは、インストールメディアと、システム上の
<Data collector install location>/installer path
にあります。 - 以下のいずれかのコマンドを実行します。
<Install media>/dc_installer.sh -c <responsefile path>
または
<install location>/installer/dc_installer.sh -c <responsefile path>