リリースノート

Last Published:
Product(s): Resiliency Platform & CloudMobility (10.2)
  1. リリースの概要
    1. Veritas Resiliency Platform 10.2 の新機能と変更点
      1.  
        Resiliency Platform による作業負荷の UEFI ブートモードの有効化
      2.  
        Resiliency Platform による Hypervisor バージョン更新のサポート
    2.  
      製品マニュアルの使用
    3.  
      詳細情報
  2. システムの必要条件
    1.  
      Resiliency Platform のシステムリソースの要件
    2.  
      ネットワークおよびファイアウォールの要件
  3. 既知の問題
    1. 一般的な既知の問題
      1.  
        ヘルプ内の一部のリンクが過去バージョンのヘルプにつながっている
      2.  
        ターゲット側の Replication Gateway を置換すると、スナップショットがある作業負荷の移行操作後にレプリケーションが非アクティブになることがある (25722)
      3.  
        Resiliency Manager の電源を突然オフにすると、サービスが停止状態になる (27740)
      4.  
        レプリケーションラグが RPO を超えているというリスクが頻繁に発生し解消される (30234)
      5.  
        ESXi Server が別の vCenter Server に移動すると、DR 操作が失敗する (16287)
      6.  
        Resiliency Group で既存のディスクが仮想マシンから接続解除されるというリスクがある場合にリカバリ操作を実行すると、再同期操作が失敗する場合がある (33645)
      7.  
        登録後 (veritassr) タスクで移行操作が失敗した (34078)
      8.  
        リスクが発生しても、通知ベルアイコンが自動的に更新されない (36054)
      9.  
        Windows 2012 と Windows 2012 R2 での Resiliency Group の初回作成に失敗した (35858、35600)
      10.  
        Resiliency Platform Data Mover の操作がエラーによって ESXi で失敗することがある (36121)
      11.  
        pdf 形式でレポートを実行しているときにレポートが停止する (35885)
      12.  
        仮想マシンのリカバリ後の再同期操作がエラーで失敗することがある (36136)
      13.  
        SUSE 12.5 と 15.2 の保守モードの問題 (35454)
      14.  
        大量のデータを扱うリスク履歴レポートでは、レポートにエラーが表示され、新しいリスクやクローズしたリスクのデータの数が空白になることがある (36080)
      15.  
        Resiliency Group を作成した後のセキュアブートモードの有効化がサポートされない (36654)
      16.  
        ゲスト内レプリケーションを使用した Resiliency Group で 100 GB のディスクを追加するとメモリ上限の問題が発生する (9985)
    2. 既知の問題: AWS (Amazon Web Services) へのリカバリ
      1.  
        ターゲットデータセンターでディープスタートしても Resiliency Group がオフラインのままになる (31786)
      2.  
        Windows ホストでのレプリケーション開始時に再同期に失敗する (34091)
      3.  
        ENA ベースのフレーバーを使用して AWS クラウドデータセンターに Hyper-V 仮想マシンを移行した後、再同期操作が失敗した (36177)
      4.  
        移行後、AWS ベースの仮想化ターゲットリージョンで、RHEL 9.0 の作業負荷が非アクティブなレプリケーション状態になる場合がある (9984)
      5.  
        古いバージョンのカーネルを使用する SLES 12.5 の AWS では RG の作成が失敗する (36675)
    3. 既知の問題: AWS リージョンから AWS リージョンへのリカバリ
      1.  
        インスタンスタイプが ENA に選択されている場合、移行後にレプリケーションの反転が機能しません。(146721)
      2.  
        移行後、AWS ベースの仮想化でレプリケーションの状態が非アクティブです。(8575)
    4. 既知の問題: Azure へのリカバリ
      1.  
        ルーティングテーブルが適切に更新されていないため、ホストが IMS に追加されない (33994)
      2.  
        Resiliency Platform をバージョン 10.0 以降にアップグレードするとクラウドの更新操作が失敗する
    5. 既知の問題: NetBackup MSDP-C を使用した Azure へのリカバリ
      1.  
        NetBackup Cloud Recovery Server のバージョンが 10.1 未満の場合、リストア操作が失敗する可能性があります。
      2.  
        構成のずれディスクおよび NetBackup Cloud Recovery Server Readiness Bundle に関連するリスクが自動的に解決されません。
    6. 既知の問題: Google Cloud Platform
      1.  
        Windows 2012 と Windows 2012 R2 での Resiliency Group の初回作成に失敗した (35858、35600)
    7. 既知の問題: Resiliency Platform Data Mover
      1.  
        保護対象の資産からレプリケーションブロックの追跡 (RBT) ディスクが削除された場合、IOTAP でのレプリケーションの停止で Resiliency Group の編集と削除が停止する (23266)
      2.  
        Hyper-V 仮想化: Replication Gateway の状態が Veritas Resiliency Platform に正しく反映されない (22888)
      3.  
        アクセスできない、またはテンプレート仮想マシンが存在する場合の vCenter 検出の更新 (27564)
      4.  
        DR 操作用に構成されたクローン仮想マシンは、ターゲットデータセンターのデータ破損を招く可能性がある (30176)
      5.  
        Resiliency Manager をバージョン 3.4 から 3.6 にアップグレードした後、Resiliency Group のすべての設定済みディスクに対して不正なリスクが表示されることがある (31827)
      6.  
        Resiliency Manager と IMS が正常にアップグレードされると重複するリスクは消える
      7.  
        vSphere 7.0 で vLCM が有効なクラスタにおける VIB のインストールが失敗する (31266)
      8.  
        個々の Replication Gateway の状態が正常な場合でも Replication Gateway ペアが誤った状態であると表示されることがある (31898)
      9.  
        Replication Gateway のディスク容量を超えた場合に編集ウィザードで検証メッセージが表示されない (118855)
    8. 既知の問題: オンプレミスデータセンターへのリカバリに使用する Resiliency Platform Data Mover
      1.  
        ESX で Veritas Replication VIB のインストール、アップグレード、解決と検証、RG の作成、DR 操作が失敗することがある (22585)
      2.  
        レプリケーションタスクの中断時に、cg-admin エラーが発生してゲートウェイの置換が失敗する (29597)
      3.  
        仮想モードの RDM ディスクのパスを修正した後、VMware NRT が誤った更新を引き起こす (30201)
      4.  
        Resiliency Group の構成にずれがある場合にリカバリ操作が失敗する (33735)
      5.  
        IP のサブネットが見つからないというエラーのため、Resiliency Group に IP カスタマイズを適用できない (36184)
    9. 既知の問題: 物理環境から仮想マシンへのリカバリ
      1.  
        物理環境から仮想マシンへのリカバリ時に、NIC の順序が維持されない (VRP-25439)
    10. 既知の問題: サードパーティのレプリケーションを使用したリカバリ
      1.  
        ソースデータセンターに古いオブジェクトがあると、移行と再同期の操作が失敗する (13775)
      2.  
        Hyper-V Replica が新しい資産をレプリケートしない (19084)
      3.  
        サードパーティのレプリケーションを使用した Hyper-V: Resiliency Group を作成または編集した直後の DR 操作が失敗することがある (28704)
    11. 既知の問題: NetBackup の統合
      1.  
        複数の NetBackup プライマリサーバーによってバックアップが作成される仮想マシンが、コンソール内の 1 台のプライマリサーバーにのみマッピングされる (7608)
      2.  
        退避中に Resiliency Group のタスク名が TAKEOVER と表示される (16466)
      3.  
        NetBackup でバックアップジョブが実行されている仮想マシンの Resiliency Group の作成や編集が回避される (30210)
      4.  
        NetBackup でバックアップジョブが実行されている仮想マシンに対して、移行、レプリケートされたデータを使用したリカバリ、再同期、レプリケートされたデータを使用したリハーサル、またはリハーサルのクリーンアップ操作の実行が回避される (36061)
      5.  
        Resiliency Group に複数のアクティブなデータセンターを使用している場合に、すべてのアクティブなデータセンターの名前が UI に表示されず、単一のデータセンター名のみが表示される (36183)
      6.  
        VBS タスクの停止の解決時に、Resiliency Plan によってスケジュール設定された実行が失敗した (36182)
    12. 既知の問題: アップグレード
      1.  
        VC 6.5 で ESX が保守モードのため VIB のアップグレードが失敗する (22493)
      2.  
        アップグレードプロセス中に生成される一部のイベントの通知が UI に表示されない (36204)
      3.  
        アップグレードプロセス中に、SLES 12.4 のホストのアップグレードが 3 時間以上ハングアップすることがある (36150)
    13. 既知の問題: InfoScale クラスタ
      1.  
        アプリケーションの依存関係を変更したために、検出された最上位のアプリケーションサービスグループが InfoScale クラスタの最上位ではなくなった場合、アプリケーションが削除済みまたは使用不可の状態になる (29475)
      2.  
        ダッシュボードビューカードで、プラットフォームおよび OS 別ホストのカードに OS 数の情報が正しく表示されない (33766)
      3.  
        クラスタ名の構成が変更された場合にリスクや通知が発生しない場合がある (7156)
      4.  
        Resiliency Platform に InfoScale 8.x クラスタを追加すると、エラーで失敗する
    14. 既知の問題: 継続的なデータ保護 (CDP)
      1.  
        レプリケーションのテイクオーバー手順で、CDP が有効な Resiliency Group のリカバリ操作を行うと[UUID でリカバリポイントが見つかりませんでした (Could not find recovery point with UUID)]というエラーが表示されて失敗することがある (29618)
    15. 既知の問題: VMware vSphere 7.0 のサポート
      1.  
        VRP-30216
      2.  
        VMware vSphere 7.0 で vLCM が有効なクラスタにおける VIB のインストールが失敗する (31266)
      3.  
        Resiliency Platform アプライアンスの Storage vMotion が機能しない (33880)
    16. 既知の問題: セキュリティ証明書と SSH ホストキーの管理
      1.  
        「ホスト HOSTNAME の SSH ホストキーをフェッチできません (Unable to fetch SSH host key for the host HOSTNAME)」というエラーが表示されて、ストレージエンクロージャの追加が失敗することがある (31790)
    17. 既知の問題: 複数のリカバリポイントを使用して構成された Resiliency Group
      1.  
        複製 (NetBackup) を使用したリカバリ操作で VM ディレクトリの削除タスクが失敗することがある
  4. 修正された問題
    1.  
      修正された問題の一覧
  5. 制限事項
    1.  
      一般的な制限事項
    2.  
      制限事項: AWS へのリカバリ
    3.  
      制限: AWS リージョンから AWS リージョンへのリカバリ
    4.  
      制限事項: Azure へのリカバリ
    5.  
      制限: NetBackup MSDP-C を使用した Azure へのリカバリ
    6. 制限事項: 複数のリカバリポイントを使用して構成された Resiliency Group のリカバリ
      1.  
        制限事項: 複数のリカバリポイントを使用して構成され、インスタントアクセスを使用する Resiliency Group のリカバリ
      2.  
        制限事項: Resiliency Group のレプリケーションの再同期または修復
      3.  
        制限事項: ローカルデータセンターとリモートデータセンターでディスクリストア操作を選択した場合
      4.  
        制限事項: NetBackup の CDP で保護された仮想マシン
    7.  
      制限事項: vCloud Director へのリカバリ
    8.  
      制限事項: VMware 仮想マシンへの物理マシンのリカバリ
    9.  
      制限事項: Resiliency Platform Data Mover を使用したオンプレミスデータセンターへの VMware 仮想マシンのリカバリ
    10.  
      制限事項: サードパーティのレプリケーションを使用したオンプレミスデータセンターへの VMware 仮想マシンのリカバリ
    11.  
      制限事項: Resiliency Platform Data Mover レプリケーション時の Windows ホスト
    12.  
      制限事項: InfoScale
    13.  
      制限事項: ローカライズ
    14.  
      制限事項: NetBackup

一般的な制限事項

スナップショットを持つ Hyper-V ホストが、リカバリでサポートされない

スナップショットを持つ Hyper-V ホストのリカバリは、いずれのクラウドプラットフォームでもサポートされません。

スナップショットがこの仮想マシンで取り出される場合、Resiliency Platform では Hyper-V 仮想マシンのディザスタリカバリ操作はサポートされません。Hyper-V 仮想マシンのスナップショットが見つかった場合、Resiliency Platform は[Resiliency Group の作成 (Create Resiliency Group)]操作を遮断します。仮想マシンのスナップショットを取得する必要がある場合、Resiliency Group の作成後に、必ずスナップショットを削除してから Resiliency Platform のディザスタリカバリ操作を実行してください。

リストア操作を 8 時間実行できない

vCenter Server を NetBackup で Java コンソールを使用して構成した場合、その後 8 時間はリストア操作を実行できなくなる場合があります。

複数のディスクにまたがってインストールされている Windows オペレーティングシステムはサポートされない

複数のディスクにまたがってインストールされている Windows オペレーティングシステム (ディスク 0 が「システムで予約済み」で、ディスク 1 に OS がインストールされている構成) は、サポートされません。

ターゲットデータセンターのネットワークペアリングの変更が反映されない

Resiliency Group がターゲットデータセンターでアクティブになっている場合、ターゲットデータセンターでのネットワークペアリングの変更は反映されません。Resiliency Platform Data Mover のゲスト内レプリケーションおよび NetBackup Cloud DR 機能を使用したリカバリでは、ネットワークペアの変更は反映されません。

同じ種類の複数の IP アドレスが割り当てられた単一の NIC はサポートされない

1 台の仮想マシンに装着された同じ種類の複数の IP アドレスが割り当てられた単一の NIC は、サポートされません。

Resiliency Manager と IMS 仮想アプライアンスのスナップショットはアップグレードエラーからのリカバリでのみサポートされる

通常の状況において、いずれの Resiliency Platform 仮想アプライアンスでも、スナップショットの作成とそのスナップショットからのリストアはサポートされません。Resiliency Platform では、Resiliency Manager と IMS 仮想アプライアンスのスナップショットの作成とそのスナップショットからのリストアは、アップグレード中に不具合が発生した場合やアプライアンスを以前の状態にリストアする必要がある場合にのみサポートされます。

アップグレードでエラーが発生した場合でも、Replication Gateway ではスナップショットの作成とそのスナップショットからのリストアはサポートされません。

FQDN が定義されていない場合に DNS のカスタマイズが機能しない

Hyper-V プラットフォーム (Linux および Windows) で実行している仮想マシンに FQDN が定義されていない場合、DNS のカスタマイズは機能しません。

分散 Port Group がある DRS 対応 VMware 仮想マシンでの VLAN の強制マッピング

vSphere DRS が VMware HA クラスタで有効になっていて、仮想マシンに分散スイッチから接続されている Port Group がある場合、移行操作を正常に実行するためには vLan マッピングを実行する必要があります。これは、vCenter Server と 6.5 より前の ESXi バージョンにのみ適用されます。

保護対象の仮想マシンに対して NIC 結合または NIC チーミングはサポートされない

Veritas Resiliency Platform が制御する仮想作業負荷において、NIC 結合や NIC チーミングの構成は想定されていません。

クラウドプラットフォームではデータセンター間の IMS の移動はサポートされない

Veritas Resiliency Platform は、データセンターまたは領域間の IMS (Infrastructure Management Server) の移動をサポートしません。

VMware 仮想マシンの NVMe コントローラは、Resiliency Platform ではサポートされない (30154)

NVMe コントローラに仮想ディスクが接続されている仮想マシンのバックアップが NetBackup で作成されている場合、Resiliency Platform で、この仮想マシンを使用してコピーベースの Resiliency Group を作成できます。このような仮想マシンは、Resiliency Platform で構成されているその他のタイプの Resiliency Group ではサポートされません。

Resiliency Platform は、任意の仮想アプライアンス (RM、IMS、Replication Gateway) と同じ BIOS ID を持つ VMware 仮想マシンをサポートしない (26630)

一部の VMware 仮想マシンには、同じ BIOS ID が設定されており、アプライアンスの仮想マシンを一意に識別できません。この動作のため、これらのアプライアンスを使用する資産は保護できません。

Recover Point Datastore は VMFS6 ではなく VMFS タイプとして検出される (30153)

一部の Datastore では、実際の形式が VMFS6 の場合であっても、タイプが VMFS として検出されます。これは vSphere 7.0 でのみ示される動作で、DR 操作には影響しません。

AWS から VMware へのリハーサル操作はサポートされない (31529)

3.6 では、AWS に対する NetBackup Image Sharing がサポートされていない場合、AWS から VMware へのリハーサル操作はサポートされませんが、以前のバージョンでは VMware から AWS へのリハーサル操作はサポートされます。

VMware サーバーと Hyper-V Server の Infinidat エンクロージャの構成

VMware サーバーと Hyper-V Server の制限事項は次のとおりです。

  1. アクティブ/アクティブなレプリケーションの設定はサポートされません。

  2. ターゲットが複数の場合のレプリケーション設定はサポートされません。

アップグレードプロセス時にターゲットの Replication Gateway で行われた変更をリスク署名で検出できない (31827)

「既存のディスクがゲートウェイから接続解除されました (Existing disk is detached from the gateway)」というリスク署名は、アップグレードプロセス時にターゲットの Replication Gateway で行われた変更を検出できません。

Resiliency Platform は VMware 仮想ディスクの依存型パーシステントモードのみをサポートする (31695)

Resiliency Platform は VMware 仮想ディスクの依存型パーシステントモードのみをサポートします。これは、RDM だけでなく RDM 以外のディスクにも該当します。

Resiliency Group 数の増加が原因となって、ウィザードで要求のタイムアウトエラーが発生して退避プランのリハーサルが呼び出されない

退避プランでサポートされる Resiliency Group の数は最大で 400 個です。