NetBackup™ for HBase 管理者ガイド
NetBackup での HBase クレデンシャルの追加
正常なバックアップとリストア操作のために HBase クラスタと NetBackup との間でシームレスな通信を確立するには、HBase クレデンシャルを NetBackup プライマリサーバーに追加して更新する必要があります。
tpconfig コマンドを使用して、NetBackup プライマリサーバーにクレデンシャルを追加します。
HBase の場合、クレデンシャルを追加するときに、RSA 指紋を提供する必要があります。
tpconfig コマンドについて詳しくは、『NetBackup コマンドリファレンスガイドhttps://www.veritas.com/content/support/ja_JP/DocumentBrowsing.html?product=NetBackup』を参照してください。
HBase クレデンシャルを追加する場合は、次の点を考慮します。
高可用性 HBase クラスタの場合、プライマリとフェールオーバーの HMaster のユーザーが同じであることを確認します。
BigData ポリシーで構成するアプリケーションサーバーのクレデンシャルを使用します。
Kerberos を使用する HBase クラスタの場合、application_server_user_id 値として実際の Kerberos ユーザー名を指定します。
RSA 鍵は、SHA-256 形式である必要があります。
バックアップホストで RSA がサポートされていることを確認し、RSA 鍵を入手するために、次のコマンドを実行します。
ssh_host_rsa_key.pub | awk '{print $2}' | base64 -d| sha256sum |awk '{print $1}'
このユーティリティは
/etc/ssh
で利用可能です。
NetBackup でクレデンシャルを追加するには
- 次のディレクトリパスから tpconfig コマンドを実行します。
UNIX システムでは、/usr/openv/volmgr/bin/
Windows システムでは、install_path\Volmgr\bin\
- tpconfig --help コマンドを実行します。HBase クレデンシャルを追加、更新、および削除するのに必要なオプションのリストが表示されます。
- tpconfig -add -application_server application_server_name -application_server_user_id user_ID -application_type hbase -password password コマンドを各パラメータに適切な値を入力して実行し、HBase クレデンシャルを追加します。
たとえば、application_server_name が HBase1 である HBase サーバーのクレデンシャルを追加する場合、適切な <user_ID> と <password> の詳細を使用して次のコマンドを実行します。
tpconfig -add -application_server HBase1 -application_type hbase -application_server_user_id HBase -password password
- パスワードの入力が求められます。
- tpconfig -add -application_server testserver.veritas.com -application_server_user_id hadoop-application_type hbase -requiredport 60010 -password hadoop -host_user_id hadoop -host_password hadoop-host_RSA_key b2352722053ac9f40bc1XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX419fa241ba9431fd6b9
メモ:
HBase ユーザーが SSH および HBase フォルダの admin アクセス権を持っていることを確認します。
- tpconfig -dappservers コマンドを実行し、NetBackup プライマリサーバーに追加された HBase クレデンシャルがあることを確認します。