NetBackup™ for Hadoop 管理者ガイド

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Product(s): NetBackup & Alta Data Protection (10.3)
  1. 概要
    1.  
      NetBackup を使用した Hadoop データの保護
    2.  
      Hadoop データのバックアップ
    3.  
      Hadoop データのリストア
    4.  
      NetBackup for Hadoop の用語
    5.  
      制限事項
  2. NetBackup 用 Hadoop プラグインの前提条件の検証
    1.  
      Hadoop プラグインの配備について
    2. Hadoop プラグインの前提条件
      1.  
        オペレーティングシステムとプラットフォームの互換性
      2.  
        NetBackup サーバーおよびクライアントの要件
      3.  
        NetBackup の Hadoop プラグインのライセンス
    3.  
      Hadoop クラスタの準備
    4.  
      Hadoop プラグインを配備するためのベストプラクティス
  3. NetBackup for Hadoop の構成
    1.  
      NetBackup for Hadoop の構成について
    2. バックアップホストの管理
      1.  
        NetBackup プライマリサーバーの許可リストに NetBackup クライアントを含める
      2.  
        バックアップホストとしての NetBackup アプライアンスの設定
    3.  
      NetBackup での Hadoop クレデンシャルの追加
    4. Hadoop 構成ファイルを使用した Hadoop プラグインの構成
      1.  
        高可用性 Hadoop クラスタ用の NetBackup の構成
      2.  
        Hadoop クラスタのカスタムポートの設定
      3.  
        バックアップホストのスレッド数の設定
      4.  
        バックアップホストのストリーム数の構成
      5.  
        バックアップホストの分散アルゴリズムとゴールデン比率の構成
      6. NetBackup および Hadoop クラスタ間での SSL 対応 (HTTPS) 通信の設定
        1.  
          NetBackup サーバーとクライアントの ECA_TRUST_STORE_PATH
        2.  
          NetBackup サーバーとクライアントの ECA_CRL_PATH
        3.  
          サーバーとクライアントの HADOOP_SECURE_CONNECT_ENABLED
        4.  
          NetBackup サーバーとクライアントの HADOOP_CRL_CHECK
        5.  
          bp.conf ファイルのパラメータ値の例
    5.  
      Kerberos を使用する Hadoop クラスタの設定
    6.  
      Hadoop プラグインの NetBackup ポリシーの構成
    7.  
      Hadoop クラスタ用の BigData ポリシーを作成するための NetBackup Web UI の使用
    8.  
      Hadoop クラスタのディザスタリカバリ
  4. Hadoop のバックアップとリストアの実行
    1. Hadoop クラスタのバックアップについて
      1.  
        Kerberos 認証を使用する Hadoop クラスタのバックアップおよびリストア操作実行の前提条件
      2.  
        Hadoop クラスタのバックアップを作成するためのベストプラクティス
      3.  
        Hadoop クラスタのバックアップ
    2. Hadoop クラスタのリストアについて
      1.  
        Hadoop クラスタをリストアするためのベストプラクティス
      2. 同じ Hadoop クラスタ上での Hadoop データのリストア
        1.  
          同じ Hadoop クラスタ上の Hadoop データをリストアするための NetBackup Web UI の使用
      3.  
        代替の Hadoop クラスタ上での Hadoop データのリストア
    3.  
      バックアップおよびリストア時のパフォーマンスを向上するためのベストプラクティス
  5. トラブルシューティング
    1.  
      NetBackup for Hadoop の問題のトラブルシューティングについて
    2.  
      NetBackup for Hadoop のデバッグログについて
    3. Hadoop データのバックアップ問題のトラブルシューティング
      1.  
        バックアップ操作がエラー 6609 で失敗する
      2.  
        バックアップ操作がエラー 6618 で失敗した
      3.  
        バックアップ操作がエラー 6647 で失敗する
      4.  
        Hadoop で拡張属性 (xattrs) とアクセス制御リスト (ACL) がバックアップまたはリストアされない
      5.  
        バックアップ操作がエラー 6654 で失敗する
      6.  
        バックアップ操作が bpbrm エラー 8857 で失敗する
      7.  
        バックアップ操作がエラー 6617 で失敗する
      8.  
        バックアップ操作がエラー 6616 で失敗する
      9.  
        バックアップ操作がエラー 84 で失敗する
      10.  
        コンテナベースの NetBackup Appliance を再起動した後、NetBackup 構成ファイルおよび証明書ファイルが保持されない
      11.  
        バックアップイメージの選択でイメージが表示されているにもかかわらず、リストア時に増分バックアップイメージが表示されない
      12.  
        子バックアップジョブの 1 つがキューに投入された状態になる
    4. Hadoop データのリストア問題のトラブルシューティング
      1.  
        リストアが 2850 エラーコードで失敗する
      2.  
        NetBackup の Hadoop のリストアジョブが部分的に完了する
      3.  
        Hadoop で拡張属性 (xattrs) とアクセス制御リスト (ACL) がバックアップまたはリストアされない
      4.  
        Hadoop プラグインファイルがバックアップホスト上にない場合、リストア操作が失敗する
      5.  
        リストアが bpbrm エラー 54932 で失敗する
      6.  
        リストア操作が bpbrm エラー 21296 で失敗する
      7.  
        ディザスタリカバリ後に構成ファイルがリカバリされない
  6.  
    索引

バックアップホストの管理

バックアップホストは、Hadoop クラスタのすべてのバックアップとリストア操作をホストするプロキシクライアントとして機能します。NetBackup 用 Hadoop プラグインの場合、バックアップホストは、Hadoop クラスタにインストールされている独立したエージェントなしですべてのバックアップとリストア操作を実行します。

バックアップホストは、Linux コンピュータである必要があります。NetBackup 10.3 のリリースでは、バックアップホストとして RHEL および SUSE プラットフォームのみをサポートします。

バックアップホストとして、NetBackup クライアント、メディアサーバー、またはプライマリサーバーを使用できます。NetBackup では、メディアサーバーをバックアップホストとして設定することをお勧めします。

バックアップホストを追加する前に、次の点を考慮します。

  • バックアップ操作用に、1 つ以上のバックアップホストを追加できます。

  • リストア操作用に、バックアップホストを 1 つだけ追加できます。

  • プライマリサーバー、メディアサーバー、またはクライアントが、バックアップホストの役割を実行できます。

  • NetBackup 用 Hadoop プラグインは、すべてのバックアップホストにインストールされます。

NetBackup Web UI のいずれかを使用して BigData ポリシーを構成している間に、バックアップホストを追加できます。

ポリシーの作成方法について詳しくは ???を参照してください。

バックアップホストを追加するには

  1. NetBackup Web UI を使用して、BigData ポリシーを作成します。

    ポリシーの作成方法について詳しくは、???を参照してください。

  2. [バックアップ対象]タブでは、[新規]をクリックし、次の形式でバックアップホストを追加します。

    Backup_Host=IP_address or hostname

    ポリシーの作成方法について詳しくは ???を参照してください。

    また、次のコマンドを使用して、バックアップホストを追加することもできます。

    Windows の場合:

    <Install_Path>\NetBackup\bin\admincmd\bpplinclude PolicyName -add Backup_Host=IP_address or hostname

    UNIX の場合:

    /usr/openv/var/global/bin/admincmd/bpplinclude PolicyName -add Backup_Host=IP_address or hostname

    詳しくは ???を参照してください。

  3. ベストプラクティスとして、すべてのバックアップホスト上の /etc/hosts ファイルにすべての NameNodes と DataNodes のエントリを追加します。FQDN 形式でホスト名を追加する必要があります。

    または

    /etc/resolv.conf ファイルに適切な DNS エントリを追加します。

バックアップホストを削除するには

  1. [バックアップ対象]タブで、削除するバックアップホストを選択します。
  2. 選択したバックアップホストを右クリックし、[削除]をクリックします。

    また、次のコマンドを使用して、バックアップホストを削除することもできます。

    Windows の場合:

    Install_Path\NetBackup\bin\admincmd\bpplinclude PolicyName -delete Backup_Host=IP_address or hostname

    UNIX の場合:

    /usr/openv/var/global/bin/admincmd/bpplinclude PolicyName -delete 'Backup_Host=IP_address or hostname'