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Veritas InfoScale™ 7.3.1 DB2 データベース用ストレージと可用性管理 - AIX、Linux

Last Published: 2018-01-15

Product(s): InfoScale & Storage Foundation (7.3.1)

データベースのリストア後の Quick I/O ファイルの再作成

Quick I/O を使っており、データベースのリストアが必要になった場合は、qio_recreate コマンドを使うと、データベースの完全なリカバリを実行した後で Quick I/O ファイルを自動的に再作成できます。qio_recreate コマンドは、mkqio.dat ファイルを使います。このファイルには、データベースによって使われる Quick I/O ファイルとファイルサイズのリストが含まれています。

データベースのリカバリについて詳しくは、ご使用のデータベースソフトウェアに付属するマニュアルを参照してください。

qio_recreate コマンドを使って Quick I/O を再作成する前に、次の条件が満たされていることを確認してください。

DB2 の前提条件

Quick I/O ファイルの再作成を試みる前にデータベースをリカバリします。
DB2 インスタンスの所有者（一般的なユーザー ID は db2inst1）でログインし、qio_recreate コマンドを実行します。
qio_recreate コマンドを実行するディレクトリに、既存の mkqio.dat ファイルが存在する必要があります。
DB2 の場合
DB2DATABASE 環境変数を設定する必要があります。
Sybase の場合
SYBASE と DSQUERY 環境変数を設定する必要があります。
???を参照してください。

使用に関する注意事項

qio_recreate コマンドは従来の Quick I/O ファイルのみをサポートします。
詳しくは、qio_recreate（1M）のマニュアルページを参照してください。

データベースのリカバリ後に Quick I/O ファイルを再作成するには

DBA として、次のように qio_recreate コマンドを使います。
DB2 の場合
```
$ /opt/VRTS/bin/qio_recreate
```
Sybase の場合
```
$ /opt/VRTS/bin/qio_recreate
```

コマンドが成功した場合は、何も出力されません。

qio_recreate コマンドを実行すると、次の処理が行われます。

状態...	処理内容...
Quick I/O ファイルが存在しない	Quick I/O ファイルが再作成されます。
通常の VxFS ファイルから Quick I/O ファイルへのシンボリックリンクが見つからない	シンボリックリンクが再作成されます。
シンボリックリンクとそれに関連する Quick I/O ファイルが存在しない	シンボリックリンクと Quick I/O ファイルがともに再作成されます。
Quick I/O ファイルが存在せず、それとシンボリックリンクでリンクされている通常の VxFS ファイルが元の VxFS ファイルではない	Quick I/O ファイルが再作成されず、警告メッセージが表示されます。
Quick I/O ファイルのサイズが mkqio.dat ファイルにリストされているサイズよりも小さい	Quick I/O ファイルが再作成されず、警告メッセージが表示されます。