検索クエリーを入力してください
<book_title> を検索 ...
Storage Foundation 7.3.1 管理者ガイド - Solaris
Last Published:
2018-01-17
Product(s):
InfoScale & Storage Foundation (7.3.1)
- 第 I 部 Storage Foundation の概要
- Storage Foundation の概要
- Dynamic Multi-Pathing の動作
- Veritas Volume Manager の動作
- Veritas File System の動作
- 第 II 部 ストレージのプロビジョニング
- 新しいストレージのプロビジョニング
- ストレージを設定するための高度な割り当て方法
- VxFS ファイルシステムの作成とマウント
- VxFS ファイルシステムの作成
- VxFS ファイルシステムのマウント
- ファイルシステムサイズの変更
- 空き領域の監視
- エクステント属性
- 第 III 部 DMP を使ったマルチパスの管理
- Dynamic Multi-Pathing の管理
- 新しく追加されたディスクデバイスの検出と設定
- ディスクの検出とディスクアレイの動的な追加について
- デバイス検出層の管理方法
- vxdmpadm ユーティリティを使った DMP の管理
- I/O 統計情報の収集と表示
- I/O ポリシーの指定
- ZFS ルートプールに対する DMP デバイスの管理
- 新しく追加されたディスクデバイスの検出と設定
- デバイスの動的再構成
- デバイスの管理
- イベント監視
- Dynamic Multi-Pathing の管理
- 第 IV 部 Storage Foundation の管理
- 第 V 部 I/O パフォーマンスの最適化
- 第 VI 部 PITC の使用
- PITC 方法の理解
- ボリュームスナップショットの管理
- 従来のサードミラーブレークオフスナップショット
- フルサイズインスタントスナップショット
- インスタントスナップショットの作成
- インスタントスナップの DCO と DCO ボリュームの追加
- インスタントスナップショットの同期の制御
- インスタントスナップショットの作成
- カスケードスナップショット
- バージョン 0 の DCO および DCO ボリュームの追加
- Storage Checkpoint の管理
- FileSnaps の管理
- スナップショットファイルシステムの管理
- 第 VII 部 Storage Foundation を使用したストレージの最適化
- 第 VIII 部 ストレージ利用率の最大化
- SmartTier によるストレージの階層化
- ボリュームセットの作成と管理
- MVS ファイルシステム
- SmartTier の管理
- ホットリロケーションの管理
- Solaris SPARC 上のデータの重複排除
- ファイルの圧縮
- 第 IX 部 ストレージの管理
- ボリュームとディスクグループの管理
- デフォルトのディスクグループの名前の付け方
- ボリュームまたはディスクの移動
- タスクの監視と制御
- オンライン再レイアウトの実行
- ボリュームへのミラーの追加
- ディスクグループの管理
- プレックスとサブディスクの管理
- ストレージの破棄
- ルータビリティ
- クォータ
- FCL(File Change Log)
- ボリュームとディスクグループの管理
- 第 X 部 参照
SAN ディスクのカプセル化
ほとんどの第 4 世代サーバーには、ローカルストレージがありません。 これらは SAN からの起動をサポートしています。つまり、マルチパスのストレージアレイから直接起動します。
Veritas Volume Manager は、ブート可能 SAN ディスクをカプセル化できます。ただしディスクが、SAN ブートのサポート対象としてハードウェア互換性リスト(HCL)に記載されている必要があります。
https://www.veritas.com/support/en_US/article.000126344
ディスクアレイによっては、アレイのいずれかの LUN からシステムをブートするために、特別なハードウェア構成が必要になる場合があります。詳しくは、アレイベンダーのマニュアルを参照してください。システムをブートできるようにディスクアレイを設定し終えたら、続いて VxVM を使ってディスクアレイをカプセル化できます。
内部ブートディスクから SAN ブートディスクへ移行するには、次の手順を実行します。
- 目的の SAN ディスクが、HCL で SAN ブートのサポート対象になっているかどうかを確認してください。
- ブートディスクグループ(別名 bootdg)に目的の SAN ディスクを追加するには、vxdiskadm メインメニューから[1 つ以上のディスクの追加または初期化(Add or initialize one or more disks)]を選択します。
- vxdiskadm のメインメニューで[ディスク上でのボリュームのミラー化(Mirror Volumes on a Disk)]を使ってルートディスクのミラーを目的のディスク上に作成します。
- ミラーディスクからブートして、システムがブート可能であることを確認します。
SAN ディスクからシステムをブートした後、ブートディスクグループに追加した別の SAN ディスクへミラー化できます。
必要に応じて、vxplex コマンドを使うと、元のブートディスクのプレックスを削除できます。たとえば、次のコマンドは、ブートディスク上に設定された rootvol-01、swapvol-01、home-01 の各プレックスを削除します。
# vxplex -o rm dis rootvol-01 swapvol-01 home-01