Veritas NetBackup™ Appliance ファイバーチャネルガイド
- NetBackup ファイバートランスポートと SAN クライアントについて
- FC を使用した複製の最適化と自動イメージレプリケーションについて
- テープサポートへのバックアップについて
- VMware のサポート
- NetBackup Appliance のサポート対象ファイバーチャネル機能
- NetBackup Appliance の背面パネルの構成
- HBA ポートモードの構成について
- FC SAN のゾーニング
- NetBackup Appliance Web コンソール の[ファイバートランスポート (Fibre Transport)]ページについて
- アプライアンス上でのファイバートランスポートの設定
設定 (Settings) > ネットワーク (Network) > ファイバートランスポート (Fibre Transport)
ファイバートランスポート (FT) オプションにより、FT を SAN クライアントで使用できるようにアプライアンスを設定したり、最適化複製と自動イメージレプリケーション用にアプライアンスを設定できます。デフォルトでは、FT オプションは無効にされています。1 つのオプションの設定は、他のオプションには影響しません。
次に、FT オプションについて説明します。
表: FT オプションの説明
FT オプション |
説明 |
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メディアサーバー上の SAN クライアントのファイバートランスポートを有効化 (このアプライアンスへのバックアップには FT を使用) (Enable SAN Client Fibre Transport on the Media Server (use FT for backups to this appliance)) (ソフトウェアバージョン 4.0 以前の 52xx、5330、5340 モデル)
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このオプションでは、SAN クライアントで FT を使用できるように、アプライアンスでファイバートランスポートメディアサーバー (FTMS) を有効にできます。 また、このオプションを有効にするには、SAN クライアント用に以下のアプライアンスターゲットポート構成のいずれかを選択する必要があります。
デフォルトでは、このオプションは無効になっています。すべてのポートはイニシエータモードです。 このオプションを有効にする前に、次の必要条件と動作に注意してください。
SAN クライアントでファイバートランスポートメディアサーバーを構成する方法を参照してください。 ファイバートランスポートメディアサーバー設定の構成を参照してください。 |
メディアサーバーでファイバートランスポートターゲットモード (FTMS または MSDP) を有効化 (Enable Fibre Transport target mode (FTMS or MSDP) on the media server) (モデル 5350 のみ) |
このオプションを使用すると、次のようにファイバートランスポートターゲットモードを有効にできます。
ファイバートランスポート設定の構成を参照してください。 |
その他の NetBackup Appliance にレプリケーションするためにファイバートランスポートを有効化 (Enable Fibre Transport for replication to other NetBackup Appliances) |
このオプションを使うと、ターゲットのホストとして使うその他の NetBackup Appliance への最適化複製と自動イメージレプリケーションのファイバートランスポートを有効にできます。 このオプションはデフォルトで無効になっており、アプライアンスは FC を介してターゲットアプライアンスと通信できません。 メモ: このオプションを使うには、関連付けられているターゲットの NetBackup Appliance の FC 通信を有効にする必要があります。 NetBackup 52xx/53xx Appliance をターゲットとして使う予定がある場合は、次の構成を参照してください。 他の NetBackup Appliance へのファイバートランスポートの構成を参照してください。 |
レプリケーションターゲットとしてアプライアンス上で FT 重複排除を有効にする。(Enable Fibre Transport Deduplication on this appliance as a replication target.) |
このオプションを使うと、NetBackup 52xx/53xx Appliance を最適化複製と自動イメージレプリケーションのターゲットとして使うように FT を構成できます。 オプションを有効にすると、[ポートモードの構成 (Port mode configuration)]テーブルがアクティブになるため、HBA ポートを最適化複製と自動イメージレプリケーションのターゲットポートに構成できます。 HBA ポートモード構成表についてを参照してください。 メモ: このオプションを使うには、関連付けられたソースアプライアンスのその他の NetBackup Appliance への最適化複製と自動イメージレプリケーションでも FT を有効にする必要があります。 このオプションはデフォルトでは無効になっており、他のアプライアンスは FC 接続を使用してこのアプライアンスをターゲットとして使用することはできません。 |
NetBackup appliance 上の SAN クライアントとファイバートランスポートのサポートについて詳しくは、『NetBackup Appliance ファイバーチャネルガイド』を参照してください。