リモートの Linux (Redhat) システムの Network Data Management Protocol (NDMP) ポートの状態を Backup Exec for Windows Servers から判別する方法。

記事: 100036400
最終公開日: 2025-05-13
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製品: Backup Exec

問題

リモートの Linux (Redhat) システムの Network Data Management Protocol (NDMP) ポートの状態を判別する方法。

解決方法

Remote Agent for Linux or UNIX Servers (RALUS) の導入により、Backup Exec では UNIX\Linux のバックアップとリストアの操作に NDMP ポートを使用するようになりました。このポートがビジー状態であったり、別のプロセスによって使用中である場合には、このポート 10000 が実際に使用中であるかどうかを確認する必要があります。

確認するためにはリモートの Linux システムに接続し、特定のコマンドを実行する必要があります。 Linux サーバーに接続する方法は多くありますが、以下にそのいくつかを示します。

1.Telnet
2.他社製ソフトウェア
3.ローカルログイン

「ローカルログイン」を使用できない場合、Telnet がおそらく最良の接続方法です。

ポートの状態を判別するには、次の手順に従います。
1.[スタート]、[ファイル名を指定して実行]の順にクリックし、「CMD」と入力して、コマンドプロンプトを開きます。

2.コマンドプロンプトウィンドウで、「telnet」と入力して telnet セッションを起動します (図 1 を参照)。
図 1:

 

3.telnet セッションに接続したら、次のコマンドを入力します (図 2 を参照)。
open servername

図 2:

 

4.Linux システムに接続したら、Username と Password を入力してアクセスします (図 3 を参照)。

図 3:


 

5. nmap -sT -O localhost と入力します (図 4 を参照)。

図 4:


上図に示されるように、NDMP ポートの 10000 は使用中ですが、いずれのプロセスまたはサービスがこのポートを使用しているか不明であり、これを判別するためには手順 5 の別のコマンドを実行する必要があります。

6. netstat -anp | grep 10000 と入力します (図 5 を参照)。
netstat -anp | grep 10000
図 5:


上 図に示されるように、ポート 10000 が「beremote」という名前の RALUS のプロセスによって使用されています。このポートが別のプロセスによって使用されている場合、ポートを解放するか NDMP ポートを別の番号に変更して、Backup Exec が新しい利用可能なポートを使用して通信できるようにする必要があります。NDMP ポートの変更について詳しくは、関連文書のセクションを参照してください。

 

 

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