Linux ベースのオペレーティングシステムのファイル構造

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Last Published: 2022-09-27
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Product(s): Backup Exec

問題

Linux ベースのオペレーティングシステムのファイル構造

 

解決策

/ - ファイルシステムのベースを形成する Root ディレクトリ。すべてのファイルとディレクトリは、物理的な場所に関係なく、論理的に Root ディレクトリ内に格納されています。
/bin - Linux オペレーティングシステムの一部である実行可能プログラムが含まれています。cat、cp、ls、more、tar などの多くの Linux コマンドが格納されています。
/boot - Linux カーネルと、LILO および GRUB ブートマネージャーが必要とするその他のファイル (システム起動に必要なファイル) が含まれています。
/dev - すべてのデバイスファイルが含まれます。Linux は、各デバイスをスペシャルファイルとして扱います。そのようなファイルはすべて /dev に配置されています。
/etc - ほとんどのシステム設定ファイルと初期化スクリプトをが /etc/rc.d サブディレクトリに格納されています。
/home - ユーザーのホームディレクトリが配置されるディレクトリです。
/lib - システム起動に必要なローダブルドライバモジュールなどのライブラリファイルが含まれています。
/lost+found - 破損ファイルが格納されるディレクトリです。各ディスクパーティションには、lost+found ディレクトリがあります。
/media - DVD-ROMドライブ、フラッシュドライブ、Zipドライブなどのリムーバブルメディアにファイルシステムをマウントするためのディレクトリです。
/mnt - 一時的にマウントされるファイルシステム(Backup Software など)用のディレクトリです。
/opt - 追加で選択可能なアプリケーションパッケージがインストールされるディレクトリです。
/proc - 仮想メモリファイルシステム内のスペシャルディレクトリです。Linux システムに関連する情報が格納されます。
/root - root ユーザーのホームディレクトリです。
/run -  ソケットやプロセス ID など、アプリケーションが必要とする一時的なファイルを格納する標準的な保存場所です。再起動時に削除されます。(比較的新しいバージョンに存在するディレクトリです)
/sbin - 管理者用バイナリファイルが格納されています。mount, shutdown, umount などのコマンドが格納されています。
/selinux - お使いの Linux ディストリビューションがセキュリティのために SELinux を使用する場合に存在するディレクトリです。SELinux が使用するスペシャルファイルが含まれます。
/srv - システムが提供するサービス(HTTP、FTPなど)のデータが格納されています。
/sys - Linux カーネルにより参照するデバイスに関する情報を含むスペシャルディレクトリです。
/tmp - スクラッチディレクトリ(一時ファイルの保存場所)として使用できる一時的なディレクトリです。このディレクトリの内容は、システムが起動するたびにクリアされます。
/usr - X や GUI Window System など、多くのプログラム用のサブディレクトリが含まれます。
/usr/bin - 多くの Linux コマンドの実行ファイルが含まれています。Linux オペレーティングシステムのコアコンポーネントの一部ではありません。
/usr/include - C 言語用のヘッダーファイルが含まれています。
/usr/lib - C 言語用のライブラリが含まれています。
/usr/local - ローカルファイルが格納されています。/usr と同じようなディレクトリです。
/usr/sbin - 管理者用コマンドが含まれています。
/usr/share - デフォルトの設定ファイル、画像、ドキュメントなど、共有されているファイルが含まれています。
/usr/src - Linux カーネルのソースコードが格納されています。
/var - ログ、メールディレクトリ、プリントスプールなどのさまざまなシステムファイルが格納されており、時間とともに数やサイズが変化する傾向があります。
/var/cache - アプリケーションのキャッシュデータの保存領域です。
/var/lib - アプリケーションの現在の状態に関連する情報が格納されています。プログラムが実行されると、この情報が変更されます。
/var/lock - リソースを1つのアプリケーションだけが使用できるように、アプリケーションによってチェックされるロックファイルが格納されています。
/var/log - さまざまなアプリケーションのログファイルが格納されています。
/var/mail - システムまたはサーバーから送信されたユーザーの電子メールが格納されています。
/var/opt - opt ディレクトリに格納されているパッケージの変数データが格納されます。
/var/run - システム起動後の実行中のプロセスに関する情報が格納されています。
/var/spool - 処理待ちのデータが格納されています。
/var/tmp - システム再起動の間まで保持される一時ファイルが格納されています。

 

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