バックアップの完了時に、「VSS スナップショットの警告。スナップショットにファイル [PATH] [FILENAME] が存在しません」という例外が発生します

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Last Published: 2023-10-17
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Product(s): Backup Exec

問題

バックアップの完了時に、「VSS スナップショットの警告。スナップショットにファイル [PATH] [FILENAME] が存在しません」という例外が発生します。

 

エラーメッセージ

 

原因

この問題は、プログラムがアンインストールされた後など、レジストリエントリがシステム上に存在しないファイルを指している場合に発生します。この例外は さまざまなファイルに対し、サポートされているほとんどのバージョンの Windows オペレーティングシステム上で報告されています。

 

解決策

  • 報告されたファイルがシステムに存在することを確認します。

  • 報告されたファイルがシステムに存在しない場合は、回避策として、ジョブログで報告された見つからないファイルと同じ名前のファイルを作成します。

次のどちらかの方法で問題を解決することもできます。

1. ファイルが属するアプリケーションのベンダーに、ファイルを削除/クリーンアップする方法を問い合わせます。

2. ファイルが属するアプリケーションを再インストールし、アプリケーションによってシステム上に保存されたファイルを正しく削除/クリーンアップする方法をベンダーに問い合わせます。

その他の解決方法: 次のファイルについて固有の問題が報告されています。以下の手順を実行しても問題が解決されない場合は、ソフトウェアベンダーにご相談ください。以下のいずれかのファイル名をクリックし、問題の解決方法を参照してください。

 

IAS.XML

原因:

このファイルは Network Policy Server (NPS) VSS ライターのファイルです。この例外は、NPS がシステムにインストールされているとき、設定が行われていない場合に発生します。

解決策:
この例外を解決するには、NPS を設定するか、NPS をシステムからアンインストールします。


SLANACCEL.EXE

原因:

このファイルは、SCVMM (Virtual Machine Manager) を採用した Hyper-V の以前のビルドに使用されていた SAN/LAN Transfer Virtual Accelerator サーバーのファイルです。Slanaccel.exe は RC ビルドの Hyper-V から削除されましたが、OS から正しく削除されていない可能性があります。

解決策:
次の手順を使用して問題を解決するか、問題の解決方法を Microsoft 社に問い合わせます。

1. SAN/LAN Transfer Virtual Accelerator サービスを削除します (実行ファイル slanaccel.exe はすでに削除されているため、システムには影響しません)。

2. SAN/LAN Transfer Virtual Accelerator サービスを削除するには、次の操作を実行します。

  a. ホストに管理者としてログオンします。

  b. [スタート]、[ファイル名を指定して実行]の順にクリックし、「CMD」と入力して、コマンドプロンプトを開きます。

  c. 次のコマンドを入力します。

        SC delete slanaccel

注意: SC は、NT サービスコントローラやサービスとの通信に使用されるコマンドラインプログラムです。


NTMSDATA.BAK

エラー:
C:\WINDOWS\system32\NtmsData\NTMSDATA.BAK

原因:
この問題は、リムーバブル記憶域サービスがバックアップ対象のサーバーで実行されている場合に発生します。

解決策:
このファイルは RSM (リムーバブル記憶域マネージャ) データベースのバックアップファイルです。

この問題を解決するには、次の操作を実行します。

  1. Windows の[サービス]コンソールで、リムーバブル記憶域サービスを停止するか無効にします。
    または

  2. 影響を受けるシステムの[シャドウコピーコンポーネント]>[サービスの状態]の下にあるバックアップ選択リストを修正し、「リムーバブル記憶域マネージャ」を選択解除します。(次の図を参照してください)

 
 

DCDBASE64.SYS または DCDBASE32.SYS

解決策:
これらのファイルは、Dell OpenManage™ Server Administrator のファイルです。この問題は、ファイルバージョンが (どちらのファイルも) 5.7:0.4821 である場合に発生することが確認されています。

この問題を解決するには、次のどちらかを実行します。

1. Dell 社のサイトから最新のドライバをダウンロードしてインストールします。
 

2. dcdbase ドライバの以前のバージョン (5.7 よりも前) を、同じオペレーティングシステムとパッチレベルを使用する別のサーバーから、例外で報告されたパスにコピーします。
 

SMCINST.EXE

問題 1:
このファイルは Symantec Endpoint Protection (SEP) クライアントのインストーラのファイルで、32 ビット版システムから 64 ビット版のソフトウェアをインストールした場合に保存されます。

解決策 1:
この問題は、SEPM (Symantec Endpoint Protection Manager) を 64 ビット版システムにインストールし、SEP クライアントを 64 ビット版システムに再配備することで解決できます。


問題 2:
VSS はシステム状態のサービスをリストアするために必要なファイルとして smcinst.exe ファイルを報告しますが、ファイルが存在するかどうかは実際に確認しません。このため、Backup Exec がファイルをバックアップしようとするときにエラーが発生します。

解決策 2:
1. レジストリでファイル名を検索し、ファイルが見つからない原因を特定します。
例:
       ソフトウェアをアンインストールしたとき、レジストリキーが元の状態のままになっていないかを確認します。
       ファイルが誤って削除され、アプリケーションの修復が必要な状態になっていないかを確認します。
2.問題のレジストリエントリを削除または修復し、見つからなかったファイルをリストアすることで、バックアップ警告は表示されなくなります。

 

BOOTMGR

エラー:

スナップショットにファイル %BeBootDrive%\bootmgr が存在しません。

サービス起動時に Remote Agent のデバッグログに記録されるエラーの例:
[2444] Initializing FSs
[2444] Unable to process entry %BeBootDrive%\bootmgr, this means restore will have issues

バックアップジョブの実行時に Remote Agent のデバッグログに記録されるエラーの例:
[4108] AD:Trouble moving to ROOT path - Status ????? (0x2000FE07) in SystemState::AddPathToSnapshotSet:615
[4108] AD:Trouble adding "System?State\Active Directory" to set - Status FS_NO_MORE (0x2000FE07) in SystemState::AddToSnapshotSet:495
[4108] Writer Automated System Recovery include file list:
[4108] Writer Automated System Recovery exclude file list
[4108] WriterID {BE000CBE-11FE-4426-9C58-531AA6355FC4} InstanceID {9EB918D9-CFC4-4036-9154-259E516D7DD7} selected for backup or restore.
[4108] ImagePath does not has a valid File path
[4108] Status INVALID_PATH_DESCRIPTOR (0xE000FE21) processing file path \\?\GLOBALROOT\Device\HarddiskVolume1\EFI\Microsoft\Boot when getting file descriptors
[4108] Unable to process entry %BeBootDrive%, this means this file will have issues
[4108] Component BCD file list:
[4108] o: %BeBootDrive%\bootmgr

原因:
システム状態をバックアップしているとき、uEFI を使用しているシステムが上記の例外を受信することがあります。

解決策:
1.
認定済みライターの一覧から ASR ライターを除外します。ASR ライター ID は「{BE000CBE-11FE-4426-9C58-531AA6355FC4}」です。

ASR ライターを除外するには、次の手順に従います。
a. 保護対象のコンピュータのレジストリを開きます。

警告: Windows のレジストリエディタを不適切に使用すると、オペレーティングシステムが正常に機能しなくなる可能性があります。Windows レジストリを変更する際は十分に注意してください。レジストリエディタのアプリケーションを使用した経験がある場合にのみ、レジストリの修正を行ってくだ さい。レジストリを変更する前に、レジストリとワークステーションの完全なバックアップを行うことをお勧めします。

b. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Symantec\Backup Exec for Windows\Backup Exec \Engine\Shadow Copy Components\ に移動します。
c. 「Shadow Copy Components」を右クリックし、「Additional Not Authorized Writers」という名前のキーを新しく作成します。
d. 「Additional Not Authorized Writers」キーを選択し、ASR という名前の文字列値を作成します。
e. 作成した文字列値 ASR をダブルクリックし、ASR ライター ID の値「{BE000CBE-11FE-4426-9C58-531AA6355FC4}」を追加します。
f. レジストリを閉じます。
注意: これにより、認定済みライターの一覧で ASR ライターが無視されるようになります。

2. システム状態のバックアップを実行します。

[システム状態]を選択し uEFI を使用してバックアップする場合は、必ずジョブを再作成するか、ジョブから[システム状態]を手動で削除して再選択する必要があります。
 

VMNETDHCP.EXE

エラー:
スナップショットにファイル c:\windows\system32\vmnetdhcp.exe が存在しません。

原因:
「VMware NAT Service」と「VMware DHCP Service」のパスがレジストリで正しく記載されていない場合、バックアップジョブで上記の警告が表示されることがあります。システム情報ユーティリ ティを使用し、モジュールの読み込み元や、サービスによって指定された場所を確認することができます。
 
1. [スタート]、[ファイル名を指定して実行]の順にクリックします。「MSINFO32」と入力し、[OK]をクリックします。これにより、システム情報ユーティリティが開きます。
2. [ソフトウェア環境]を展開し、[読み込まれているモジュール]を選択します。
3. 読み込まれているモジュールの一覧から vmnat.exe と vmnetdhcp.exe を見つけます。[パス]列を調べて、これらのモジュールがどのディレクトリから読み込まれているかを確認します。
例:
c:\windows\syswow64\vmnat.exe
c:\windows\syswow64\vmnetdhcp.exe
 
4. [ソフトウェア環境]の下にある[サービス]を選択します。[VMware NAT Service]と[VMware DHCP Service]を見つけます。[パス]列を調べます。この値は、[読み込まれているモジュール]で確認したパスと同じである必要があります。パスが異な る場合、Backup Exec は警告を発生します。
例:
c:\windows\system32\vmnetdhcp.exe
c:\windows\system32\vmnat.exe

この問題は、[読み込まれているモジュール]のパスが、[サービス]のパスと異なる場合に発生します。

解決策:  
  これを修正するには、Windows レジストリでサービスのパスを修正します。
 
警告: Windows のレジストリエディタを不適切に使用すると、オペレーティングシステムが正常に機能しなくなる可能性があります。Windows レジストリを変更する際は十分に注意してください。レジストリエディタのアプリケーションを使用した経験がある場合にのみ、レジストリの修正を行ってくだ さい。レジストリを変更する前に、レジストリとワークステーションの完全なバックアップを行うことをお勧めします。
 
1. [スタート]、[ファイル名を指定して実行]の順にクリックします。「SERVICES.MSC」と入力し、[OK]をクリックします。
2. [VMware NAT Service]と[VMware DHCP Service]を停止します。
3. [スタート]、[ファイル名を指定して実行]の順にクリックします。「REGEDIT」と入力し、[OK]をクリックします。
4. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\VMware NAT Service\ を参照します。
 
システム情報の[読み込まれているモジュール]で確認した正しいパスが読み込まれるように、ImagePath 値を編集します。
例: c:\windows\syswow64\vmnat.exe
 
5. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\VMnetDHCP\ を参照します。
 
システム情報の[読み込まれているモジュール]で確認した正しいパスが読み込まれるように、ImagePath 値を編集します。
例:c:\windows\syswow64\vmnetdhcp.exe
 
6. [VMware NAT Service]と[VMware DHCP Service]を起動します。


ASPNET_STATE.EXE

エラー:
c:\windows\microsoft.net\framework\v2.0.50727\aspnet_state.exe

原因:
Microsoft .Net Framework 2.0 に依存するアプリケーションを Windows 2008 (x64 版) にインストールする場合、aspnet_state.exe が C:\windows\framework\v2.0.50727 にインストールされます。
Windows 2008 の 64 ビット版にインストールする場合、Microsoft .Net Framework 2.0 のインストールパスは、c:\windows\microsoft.net\framework64\v2.0.50727 になります。システム状態のバックアップを実行すると、c:\windows\microsoft.net\framework64 \v2.0.50727 で aspnet_state.exe が検索されます。

解決策:
1.
Windows 2008 (x64 版) サーバーで、[スタート]、[ファイル名を指定して実行]の順にクリックし、「Regedit」と入力して、レジストリエディタを開きます。
2. 以下に示すレジストリキーを変更してイメージのパスが正しい場所を指すようにし、目的の場所がシステム状態の一部としてバックアップされるようにします。

警告:Windows のレジストリエディタを不適切に使用すると、オペレーティングシステムが正常に機能しなくなる可能性があります。Windows レジストリを変更する際は十分に注意してください。レジストリエディタのアプリケーションを使用した経験がある場合にのみ、レジストリの修正を行ってくだ さい。レジストリを変更する前に、レジストリとワークステーションの完全なバックアップを行うことをお勧めします。

次のレジストリパスを参照します。

  • HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\aspnet_state

  • HKLM\SYSTEM\ControlSet001\Services\aspnet_state

  • HKLM\SYSTEM\ControlSet003\Services\aspnet_state

展開可能な文字列値 (REG_EXPAND_SZ) である ImagePath という名前のキーを、
%SystemRoot%\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\aspnet_state.exe から
%SystemRoot%\Microsoft.NET\Framework64\v2.0.50727\aspnet_state.exe に修正します。

3. Windows レジストリエディタを終了します。
4. 上記のレジストリ変更を行ったコンピュータでシステム状態のバックアップを実行すると、正常に完了します。

 

SmcLU\Setup.exe

エラー:
C:\Program Files\Symantec\Symantec Endpoint Protection\SmcLU\setup.exe

原因:
SEPM はアップグレードを一時的にこの場所にダウンロードして保存します。更新のインストールが完了した直後、SEPM はこの場所から一時ファイルを削除します。このため、Backup Exec でスナップショットが最初に作成されるときにこのファイルは存在しますが、SEPM によってバックアップ処理中に削除されます。

解決方法:
1. このファイルは SEPM の一時的な更新インストールファイルであり、バックアップを行う必要はありません。Backup Exec ジョブログで例外が生成されても、安全に無視することができます。
2. この警告を回避するには、バックアップ選択リストからこのファイルを除外してください。

 

OEN16.INF

エラー:
C:\windows\inf\oen16.inf
仮想マシンの Windows イベントビューアには、以下が表示されます。

Event ID 12289 \ Source: VSS \ Type: Error \ Description: Volume Shadow copy Service error: Unexpected error VSS_E_WRITER_STATUS_NOT_AVAILABLE. An older active writer session state is being overwritten by a newer session. The most common cause is that the number of parallel backups has exceeded the maximum support limit. hr=0x80042409

解決策:
次の手順に従って VSS を VM に手動でインストールします。

1. VMware Tools インストーラで、[変更]、[ドライバ]、[VSS]の順にクリックします。
2. インストール処理を完了します。
3. 仮想マシンを再起動し、VSS コンポーネントのインストールと実行が正常に行われたことを確認します。

詳しくは、次の Mcrosoft 社の文書を参照してください。
「ボリューム シャドウ コピー サービスの復元操作を実行したときのエラー メッセージ: 0x80042409」(https://learn.microsoft.com/ja-JP/troubleshoot/windows-server/backup-and-storage/event-12289-vss-backup-restore)

 

BRSCV01A.EXE

エラー:

スナップショットにファイル C:\Windows\System32\brsvc01a.exe が存在しません。

原因:
プリンタを自動アップグレードする Brother ソフトウェアがコンピュータで実行されているとき、Brother 自動アップグレードエージェントサービスが作成され、次のサブキーがレジストリで使用されます。HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM \CurrentControlSet\Services\BrotherXP spl service。種類は REG_EXPAND_SZ、ImagePath は C:\Windows\System32\brsvc01a.exe。アップグレードが正常に完了すると、C:\Windows\System32 \brsvc01a.exe は削除されますが、サービスとサービスに関連するレジストリキーはそのまま残ります。
システム状態のバックアップの実行時にこのキーがまだ存在する場合、ジョブは上記の例外を発生して完了します。

解決策:
1.
上記のエラーに報告されたファイルがサーバーで見つかる場合は、このファイルをバックアップから除外してください。

警告: Windows のレジストリエディタを不適切に使用すると、オペレーティングシステムが正常に機能しなくなる可能性があります。Windows レジストリを変更する際は十分に注意してください。レジストリエディタのアプリケーションを使用した経験がある場合にのみ、レジストリの修正を行ってくだ さい。レジストリを変更する前に、レジストリとワークステーションの完全なバックアップを行うことをお勧めします。

2. 上記のエラーに報告されたファイルがサーバーで見つからない場合は、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\BrotherXP spl service キーを削除してください。(注意: これは自動アップグレードが次回実行されるときに再作成されます)
3. サーバーを再起動し、個別にシステム状態のバックアップを実行して、ジョブが上記の例外を発生して終了しないことを確認します。

 

S3CAP.SYS または STORFLT.SYS

エラー:
 
VSS スナップショットの警告。スナップショットにファイル c:\windows\system32\drivers\storflt.sys が存在しません。
 
解決策:
次の手順を実行し、バックアップが正常に完了するようにします。
1. メモ帳かワードパットを使用して空の文書を作成します。
2. 文書を Backup Exec ジョブログで報告されたファイルと同じ名前に変更します。
3. 見つからないファイルと同じディレクトリにファイルを配置します。
4. コピーが完了した後、通常通りバックアップを実行します。

 

HPSUMSERVERW32.EXE

エラー:
スナップショットにファイル c:/windows\hpsum_1270941654 \hpsumserverw32.exe が存在しません。

解決策:
1. hpsumserverw32.exe
ファイルが報告されたパスに存在することを確認します。

警告: Windows のレジストリエディタを不適切に使用すると、オペレーティングシステムが正常に機能しなくなる可能性があります。Windows レジストリを変更する際は十分に注意してください。レジストリエディタのアプリケーションを使用した経験がある場合にのみ、レジストリの修正を行ってくだ さい。レジストリを変更する前に、レジストリとワークステーションの完全なバックアップを行うことをお勧めします。

2. 存在する場合は、Windows レジストリでこのファイルのイメージのパスを調べます。Windows レジストリでは次のようになっています。c:\windows\hpsum_1270941654 \hpsumserverw32.exe (スラッシュが使用されている場合は、バックスラッシュに修正してください)

 

OEM12.INF

エラー:
Windows 2008 のシステム状態のバックアップに失敗した後、次のエラーがジョブログに表示されます。
最終エラー: 0xe000fedf - オブジェクトの読み取り時にエラーが発生しました。

ジョブログには、次のエラーが表示されることもあります。
VSS スナップショットの警告。スナップショットにファイル c:\windows\inf\oem12.inf が存在しません。
V-79-57344-65247 - オブジェクトの読み取り時にエラーが発生しました

原因:
複数のファイルに問題があるため、上記のエラーが発生することがあります。問題のあるファイルの一部はジョブログに報告されないため、Remote Agent サービスのデバッグを有効にし、特定のファイルの確認を行う必要があります。


デバッグログファイルの場所は \Program Files\Veritas\Backup Exec\logs\[servername]-beremote[xx].log または \Program Files\Veritas\Backup Exec\RAWS\logs\[servername]-beremote[xx].logです。このフォルダ内で最後に修正されたファイルを見直して、以下のようなメッセージがないかを確認します。

[10300] Status 0x00000002 returned calling FindFirstFile for \\?\GLOBALROOT\Device\HarddiskVolumeShadowCopy75\windows\inf\oem12.infin brUtil::GenerateFileList
[10300] brUtil::OpenActiveObject Error: 0xE0008485 Could not open the object msidcrl30.dllC:\Windows\winsxs\amd64_microsoft-windows-identitycrl_31bf3856ad364e35_6.0.6001.18000_none_adac6f6ef6bbe059\msidcrl30.dll

解決策:
上記の例では、oem12.inf が実際に見つからないため、ファイルを置換する必要があります。また、msidcrl30.dll は破損しているため、ファイルを削除する必要があります。Msidcrl30.dll の破損は、Windows 2008 にインストール可能な Microsoft バックアップツールを使用して確認できます。このツールはデフォルトではインストールされません。インストールすると、システム状態のみのバックアップをコマンドラインから実行できます。

wbadmin start systemstatebackup -backuptarget:e:

ジョブが終了すると、すべてのログはデフォルトで c:\windows\logs\windowserverbackup\*.log に保存されます。エラーログファイルを見直し、破損が原因でバックアップできなかったファイルを確認します。この例では、ファイルを手動でコピーしようとしたため、所有アクセス権とフルコントロールが付与されているにもかかわらず、アクセス拒否のエラーが生成されました。実行処理によってファイルが開いた ままロックされていた場合、VSS はスナップショットを作成できたはずなので、ファイルは破損していたことになります。

影響を受けたファイルを特定できたら、影響を受けたファイルを削除または置換します。
注意: 上記の手順は、システム管理者またはソフトウェアベンダーと相談したうえでのみ実行してください。


LSI_SAS.SYS

エラー:
Backup- \\SRV-EMPIRE79V\System?State
VSS スナップショットの警告。スナップショットにファイル c:\windows\\systemroot\system32\drivers\lsi_sas.sys が存在しません。

原因:
レジストリでこのファイルの物理パスが壊れています。

解決策:
1.
レジストリエディタを開き、次の場所に移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\services\LSI_SAS\ImagePath

警告: Windows のレジストリエディタを不適切に使用すると、オペレーティングシステムが正常に機能しなくなる可能性があります。Windows レジストリを変更する際は十分に注意してください。レジストリエディタのアプリケーションを使用した経験がある場合にのみ、レジストリの修正を行ってくだ さい。レジストリを変更する前に、レジストリとワークステーションの完全なバックアップを行うことをお勧めします。

2. 元の ImagePath 文字列 = systemroot\system32\drivers\lsi_sas.sys

    上記のイメージのパスを %systemroot%\system32\drivers\lsi_sas.sys に変更します。

上記の「値」が機能しない場合

イメージのパスを system32\drivers\lsi_sas.sys に設定します。

3. メディアサーバーを再起動し、バックアップジョブを再実行します。

 

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