Veritas NetBackup™ Appliance リリースノート
- NetBackup Appliance 5.1.1 について
- NetBackup Appliance 5.1.1 の機能、拡張機能、変更
- NetBackup Appliance ハードウェアの機能
- NetBackup Appliance の互換性
- 操作上の注意事項
- 付録 A. リリース内容
- 付録 B. 関連マニュアル
NetBackup Appliance ユーザーインターフェースの注意
次のリストに、NetBackup Appliance Web コンソールと NetBackup Appliance シェルメニューに関する注意事項および既知の問題を示します。
NetBackup Appliance Web コンソールのホームページにハードウェアエラーが表示されていても、[監視 (Monitor)] > [ハードウェア (Hardware)]ページにエラーが表示されていない場合、NetBackup Appliance シェルメニューで現在の状態を確認してください。[監視 (Monitor)] > [ハードウェア (Hardware)]ページにシェルメニューで利用できる情報の一部が含まれない場合があります。
アプライアンスに NetBackup クライアントのアドオンパッケージをインストールすると、NetBackup Appliance Web コンソールには不正な[アップグレード後のバージョン (Version after upgrade)]が表示されます。クライアントパッケージのインストールはアプライアンスのソフトウェアバージョンに影響しません。ただし、Web コンソールは NetBackup バージョンをアップグレード後のバージョンで表示します。
次のシナリオにあるように、Active Directory (AD) ユーザー名の機能に一貫性がありません。
NetBackup Appliance Web コンソール および NetBackup Appliance シェルメニュー
これらのインターフェースは、Active Directory (AD) のユーザー名の大文字と小文字を区別しません。
NetBackup Java コンソール
このインターフェースは、Active Directory (AD) のユーザー名の大文字と小文字を区別します。すべて小文字でユーザー名を入力した場合、NetBackup 管理者のコンソールへのアクセスが許可されます。すべて大文字でユーザー名を入力した場合、NetBackup のバックアップ、アーカイブ、復元インターフェースへのアクセスが許可されます。
NetBackup Appliance シェルメニューのコマンド Main > Settings > Security > Authentication > LDAP > Certificate set path name では、ハイフンが含まれるパス名は使用できません。ハイフンが含まれるパス名は、NetBackup Appliance Web コンソールで受け入れられます。
アプライアンスがプロビジョニングされていない場合は、NetBackup Appliance Web コンソールランディングページに次の通知が表示されます。
コールホームサービスが機能していません。コールホームサーバーでシステムがプロビジョニングされたかどうか確認するには、ベリタステクニカルサポートにご連絡ください。(Call Home service is not functional. Please contact Veritas Technical Support to verify if the system has been provisioned on Call Home server.)
ただし、この通知は表示されない場合もあります。アプライアンスの日付と時刻がネットワークタイムプロトコル (NTP) ごとに設定されていない場合は、ランディングページには日付と時刻を更新するための通知のみが表示されます。NTP ごとに日付と時刻を設定すると、コールホーム通知が表示されます。
Veritas Remote Manager からアラートの構成はサポートされません。アラートの構成は、NetBackup Appliance Web コンソールの[設定 (Settings)]>[通知 (Notifications)]>[アラートの構成 (Alert configuration)]メニュー、または NetBackup Appliance シェルメニューの Settings > Alerts コマンドビューからサポートされます。詳しくは、[設定 (Settings)]>[通知 (Notifications)]>[アラートの構成 (Alert configuration)] セクションを『NetBackup Appliance 管理者ガイド』で参照するか、Main > Settings > Alerts ビューコマンドのセクションを『NetBackup Appliance コマンドリファレンスガイド』で参照してください。
ソフトウェアバージョン 3.2 以降へのアップグレード後、NetBackup CLI ユーザーがアプライアンスにログインできないことがあります。この問題を解決するには、管理者としてアプライアンスにログインし、次のコマンドを実行します。
Support > Service Restart nbapp-nbcli
AMS (Appliance Management Server) バージョン 1.3 と 1.4 では、現在、5250 Appliance に接続されている外部ストレージシェルフの詳細が[概要 (Overview)]タブに表示されません。今後の AMS のリリースで、この問題の修正を予定しています。
ストレージシェルフの接続と NetBackup 5250 の ID 番号
NetBackup Appliance シェルメニューでは、ストレージシェルフのケーブル接続と ID 番号について誤った情報が表示されることがあります。次に、コマンド、出力メッセージ、表示されるエラーについて説明します。
Monitor Hardware > ShowErrors
[失敗。接続が検出されませんでした。(Failed. No Connection(s) Detected.)]
Monitor > Hardware > ShowHealth > StorageShelf Connection
[切断 | エラー (Disconnected | ERROR)]が断続的に表示される場合があります。
Support > ShelfOrdering > Show
一部のストレージシェルフに対して誤った ID 番号が表示されることがあります。
これらは誤ったレポートであり、アプライアンスの操作には影響しません。これらの問題に対する UMI メッセージのアラートは抑制されています。今後のアプライアンスのリリースで、これらの問題の修正を予定しています。
現在、NetBackup Appliance Web コンソールのハードウェア監視の[アダプタ (Adapter)]ページでは、5250 Appliance の[ID]と[Status (状態)]の列についてのみ正確な情報が表示されます。アダプタの状態の完全な情報を確認するには、NetBackup Appliance シェルメニューにログインして、次のコマンドを入力します。
Main > Monitor > Hardware > ShowHealth > Adapter
今後のアプライアンスのリリースで、この問題の修正を予定しています。
5250 Appliance で Support> Test Software コマンドを実行すると、次のようなメッセージが出力されます。
Checking whether registration information is properly set ... [WARNING]
このコマンドでは、アプライアンスの登録情報を取得できません。アプライアンスの登録情報を確認、検証するには、マイアプライアンスポータルにアクセスします。このチェックは、今後のリリースのコマンドから削除されます。
QLogic QLE8442 カードを搭載していない NetBackup Appliance 5240 モデルで Support > Collect Inventory コマンドを実行しようとすると失敗します。I/O 構成 H のモデル 5240 は iSCSI 対応ではないため除外されます。コマンド出力結果とともに対応するエラーメッセージが表示されますが、SFP アラートを処理する
EthTool
プラグインを除き、基盤となるハードウェア監視は引き続き機能します。ソフトウェアバージョン 3.2 以降のアプライアンスで次のいずれかのアプライアンスコマンドを実行すると、コマンドが期待どおりに応答せず、ハングアップしているように見えることがあります。
Manage > FibreChannel > Clean
Manage > FibreChannel > Show
この問題を解決するには、アプライアンスを再ブートして、再度コマンドを実行します。問題が解決しない場合は、ベリタスのサポートに連絡して、記事 100047385 を参照するようにサポート担当者に伝えます。
インスタントアクセス (IA) 操作中の NetBackup Web UI エラー
IA 操作の実行中に、次のエラーメッセージが表示されることがあります:
この問題は、次のいずれかの場合に発生することがあります。
初期構成の処理中に、バージョン 3.3.0.1 のアプライアンスが HA ノードとして構成されたが、MSDP パーティションは構成されなかった。
HA ノードがバージョン 3.1 から 3.1.2、3.1.2 から 3.2、3.2 から 3.3.0.1 の順にアップグレードされた。
この問題を解決するには、次の記事を参照してください。
https://www.veritas.com/content/support/en_US/article.100048389
プロキシサーバーの構成によって通知の設定への変更が阻止される (ソフトウェアバージョン 4.1 以前)
Veritas AutoSupport サーバーにアクセスするようにプロキシサーバーを構成している場合、Appliance Web コンソールを使用して[通知の設定 (Notification Settings)]を変更しようとすると、次のエラーメッセージが表示されることがあります。
この問題を解決するには、ベリタスのサポートに連絡し、詳細として記事番号 100049271 を参照するように依頼してください。