Enterprise Vault™ のヘルプ
ボルトキャッシュの設定
Enterprise Vault では、メールデータベースからアイテムをアーカイブするとき、通常、アーカイブ済みアイテムに直接リンクするショートカットが残ります。アイテムをショートカットに置き換えることで、メールデータベースの空き容量を節約できます。 ただし、ローカルメールレプリカで作業していて、ネットワークに接続していない場合は、ショートカットをダブルクリックしても関連付けられたアーカイブ済みアイテムを開くことはできません。 Enterprise Vault では、オフラインのボルトキャッシュにアーカイブ済みアイテムのコピーを保持することで、この問題を解決できます。ユーザーがオフラインの場合、ローカルメールレプリカのショートカットをダブルクリックすることで、「ボルトキャッシュ」のアーカイブ済みアイテムを取り込むことができます。
管理者は、「ボルトキャッシュ」を次の 3 つの方法のうちいずれかの方法で構成できます。
「ボルトキャッシュ」をユーザー自身が設定するオプションを使用できるようにする。
「ボルトキャッシュ」をユーザーの操作を必要とせずに自動的に設定できるようにする。
「ボルトキャッシュ」を無効にする。
「ボルトキャッシュ」内で利用できないアーカイブ済みアイテムを開こうとするとき、ネットワークに接続されていると、Enterprise Vault により、そのアイテムはオンラインボルトからダウンロードされ、表示されます。ただし、アーカイブ済みアイテムを開こうとするとき、ネットワークから切断されていると、Enterprise Vault では、次回オンラインになったときにアイテムをダウンロードするように求めるメッセージが表示されます。
管理者が「ボルトキャッシュ」を自動的に有効にするように選択していない場合、ユーザーは次のように設定できます。
ボルトキャッシュを設定する方法
- Notes を開始します。
- メールデータベースを開きます。
- 次の操作をまだ行っていない場合は行います。 これらのアクティビティの実行方法については、Notes のヘルプシステムを参照してください。
メールデータベースのオフラインコピー (レプリカ) を作成します。
メールデータベースのレプリカを開きます。
スケジュール設定されたローカルエージェントを有効化することにより、Notes を起動したときに、Enterprise Vault でエージェントを実行してアイテムをボルトキャッシュにダウンロードできます。
- 設定方法に応じて、[ツール]メニューまたは[詳細]メニューの[Enterprise Vault キャッシュオプション]をクリックします。
- [ボルトキャッシュを有効化]を選択します。
- 残りのオプションを設定して、[OK]をクリックします。
ディスク使用状況
「ボルトキャッシュ」に利用可能なディスクの空き容量を制御します。空き容量がない場合は、Enterprise Vault によって「ボルトキャッシュ」内の最も古いアイテムが削除され、新しいアイテム用に空き容量が用意されます。必要に応じて利用可能な空き容量を修正できます。
バックグラウンドのチェック
Notes を起動してから、「ボルトキャッシュ」にダウンロードするアイテムが確認されるまで待機する分数を指定します。接続速度が遅い場合は、チェック処理が開始する前にメールを読めるように、この値を大きくすると便利です。
ダウンロード
「ボルトキャッシュ」を更新するために Enterprise Vault でダウンロードする必要があるアイテムがある場合、次回オンラインになったときにアイテムを自動的にダウンロードするかどうかを制御します。代わりに、手動でダウンロードを開始するように選択することもできます。
- [開始]をクリックして、「ボルトキャッシュ」に追加するアイテムを検索します。