Veritas NetBackup™ 管理者ガイド Vol. 1

<%%s> の列挙に変更ジャーナルデータを使いませんが、変更検出に使います (not using change journal data for enumeration for <%%s> but will use it for change detection)

NetBackup はどのファイルが変わったか検出するために変更ジャーナルを使います。NetBackup はまた、各ファイルシステムのメタデータを調べて、どのファイルが変更されたか検出します。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 強制再スキャンが要求されました (not using change journal data for <%%s>: forced rescan requested)

［アクセラレータ強制再スキャン (Accelerator forced rescan)］オプションが、ポリシーの完全バックアップスケジュールで有効に設定されています。その結果、変更されたファイルを検出するために NetBackup は変更ジャーナルデータに完全に依存することができません。NetBackup はまた、各ファイルシステムのメタデータを調べて、どのファイルが変更されたか検出します。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: フィルタチェックサムの計算が失敗しました (not using change journal data for <%%s>: filter checksum calculation failed)

バックアップは複数のフィルタを使用し、どのファイルおよびディレクトリをバックアップに含めるかを判断します。 このフィルタには、 NetBackup のエクスクルードリストおよびインクルードリスト、シャドウコピーコンポーネントおよびシステム状態のバックアップに含まれるファイルおよびディレクトリなどがあります。

バックアップの間に、フィルタに対するチェックサムの計算が実行されます。新しいバックアップが実行されると、現在のバックアップのチェックサムが前回のバックアップのチェックサムに対して比較されます。チェックサムが一致しなければ、変更ジャーナルのデータを使用できません。代わりに、アクセラレータは通常のファイルシステムスキャンを実行し、バックアップに含めるためのファイルおよびフォルダを判断します。

処置は必要ありません。バックアップごとにフィルタが変わらない場合は、変更ジャーナルのデータが次回のバックアップで使用されます。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 変更ジャーナルの使用設定を検証できません <reason=%%s> (not using change journal data for <%%s>: unable to validate change journal usage <reason=%%s>)

このような場合、［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションを使用できません。アクセラレータは、通常のファイルシステムスキャンを実行し、バックアップに含めるためのファイルおよびフォルダを判断します。

処置は必要ありません。すべての条件を満たす場合、アクセラレータは次回のバックアップで［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションを使用します。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 変更ジャーナルの使用設定を初期化できません <reason=%%s> (not using change journal data for <%%s>: unable to initialize change journal usage <reason=%%s>)

代わりに、アクセラレータは通常のファイルシステムスキャンを実行し、バックアップに含めるためのファイルおよびフォルダを判断します。

処置は必要ありません。レコードがパージされた場合は、現在のバックアップの完了とともに、新たな基準が作成されます。破損がある場合、その破損が検出されるとデータベースが再作成されます。アクセラレータは、次回のバックアップで［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションを使用します。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: ハードリンクまたは再解析ポイントの変更が検出されました (not using change journal data for <%%s>: hard link or reparse point change detected)

変更がハードリンクまたは再解析ポイントに相当する場合、アクセラレータは［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションを使用できません。なお、変更に対応するファイルおよびディレクトリの数にはかぎりがなく、NTFS の変更ジャーナルはそれらすべてを追跡しません。

処置は必要ありません。ハードリンクまたは再解析ポイントに新たな変更が発生しなければ、次回のバックアップで［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションを使用できます。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: True Image Backup でサポートされていません (not using change journal data for <%%s>: not supported with true image backups)

［True Image Restore 情報を収集する (Collect true image restore information)］または［True Image Restore 情報を収集する (Collect true image restore information)］の［移動検出を行う (with move detection)］がポリシーで指定されています。ファイルを処理しどのファイルが変更されたかを判断するため、NetBackup は通常のファイルシステムスキャンを実行し、バックアップに含めるファイルとフォルダを判断します。変更されたファイルを特定するために変更ジャーナルの問い合わせも行います。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 無効なスケジュール形式 (not using change journal data for <%%s>: invalid schedule type)

アクセラレータは、［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションで、選択されているスケジュール形式をサポートしません。

［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションは、増分バックアップ (累積または差分) または完全バックアップでサポートされます。完全バックアップでは、ポリシーの［属性 (Attributes)］タブで［アクセラレータを使用 (Use Accelerator)］を有効にする必要があります。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: パスはローカルでなければならず、ディレクトリ接合とシンボリックリンクが含まれていません (not using change journal data for <%%s>: path must be local and not contain directory junctions and/or symbolic links)

バックアップ対象では、パスに再解析ポイントが含まれます (ディレクトリ接合点またはシンボリックリンク)。［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションは使用できません。NetBackup はディレクトリを正しくバックアップするために通常のファイルシステムスキャンを実行する必要があります。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 変更ジャーナルの設定が完了していません (進行中の可能性があります) (not using change journal data for <%%s>: change journal setup is not complete (may still be in progress))

［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションが、最近有効に設定されました。［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］を最初に有効にした後、NetBackup クライアントが NTFS 変更ジャーナルを処理しそのデータベースを設定するために時間がかかる場合があります。

［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションは、次回のバックアップから使用できます。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: ジャーナルデータが見つかりません (not using change journal data for <%%s>: unable to locate journal data)

［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションが、最近有効に設定されました。［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］を最初に有効にした後、NetBackup クライアントが NTFS 変更ジャーナルを処理しそのデータベースを設定するために時間がかかる場合があります。

［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションは、次回のバックアップから使用できます。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 無効な変更ジャーナルデータ (not using change journal data for <%%s>: invalid change journal data)

1 つのボリュームに多くの変更が発生すると、NetBackup Client Service では内部データベースのサイズ増加が必要な場合があります。このため、データベースが無効になることがあります。

データベースのサイズ増加および NTFS 変更ジャーナルとの同期が行われると、データベースに有効マークが付されます。［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションは、次回のバックアップで使用されます。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: スナップショットを適用できません (not using change journal data for <%%s>: unable to apply snapshot)

スナップショットベースのバックアップでは、NetBackup はライブボリュームではなくスナップショットの変更ジャーナルデータベースを使用します。NetBackup がスナップショットのデータベースを開こうとしたとき、エラーが発生しました。

次回バックアップを実行するとき、NetBackup は新しいスナップショットを作成し、データベースはエラーなしで開きます。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 以前のトラックログがありません (not using change journal data for <%%s>: no previous track log)

アクセラレータを使用した前回の完全バックアップがありません。

NetBackup は、アクセラレータ使用した前回の完全バックアップがある場合に限り、アクセラレータ使用の完全バックアップで［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションをサポートします。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 通常の完全バックアップでサポートされていません (not using change journal data for <%%s>: not supported with regular full backups)

［アクセラレータを使用する (Use Accelerator)］オプションは、ポリシーで有効に設定されていません。

完全バックアップでは、［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションを使用するために［アクセラレータを使用する (Use Accelerator)］が有効に設定されている必要があります。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 変更ジャーナルの使用設定を検証できません <reason=previous backup wasn't a successful backup> (not using change journal data for <%%s>: unable to validate change journal usage <reason=previous backup wasn't a successful backup>)

バックアップが部分的に成功した場合 (状態コード 1)、次のアクセラレータによるバックアップでは［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションを使用できません。

NetBackup では、次回のバックアップが成功した後で［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションを使用できます。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: サポートされていません (not using change journal data for <%%s>: not supported)

ポリシーのバックアップ対象は Windows の変更ジャーナルでサポートされないリソースです。サポート外のリソースの例は FAT ボリュームや FAT32 ボリュームです。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: リモートの Frozen Image はサポートされません (not using change journal data for <%%s>: not supported for remote frozen images)

バックアップはリモートの Frozen Image を使うように試みました。［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションはリモートの Frozen Image でサポートされません。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 有効ではありません (not using change journal data for <%%s>: not enabled)

［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションが有効ではありません。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 使用できるよう構成されていません (not using change journal data for <%%s>: not configured for use)

［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションが有効ではありません。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: ボリューム GUID を決定できません (not using change journal data for <%%s>: unable to determine volume guid)

内部エラーが発生しました。バックアップするボリュームを調べて、ボリューム GUID が各ボリュームと関連付けられていることを確認する必要があります。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: スナップショットを適用していません (オープンファイルを追跡できません) (not using change journal data for <%%s>: snapshot has not been applied (unable to track open files))

変更ジャーナルデータを使うためには、NetBackup はバックアップボリュームのスナップショットを作成してオープンファイルを正しく識別して処理できる必要があります。このエラーは NetBackup がボリュームのスナップショットを作成する前にバックアップが実行された場合に発生します。次回のバックアップが起きる前にスナップショットが作成できれば、NetBackup は次回のバックアップで変更ジャーナルデータを使えることがあります。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 無効なポリシー形式 (not using change journal data for <%%s>: invalid policy type)

［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションは標準または MS-Windows のポリシーでのみサポートされます。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: アクセラレータベースバックアップのリストと変更ジャーナルベースバックアップのリストが一致しません (not using change journal data for <%%s>: list of accelerator based backups does not match list of change journal based backups)

クライアントで、NetBackup は両方のアクセラレータバックアップと変更ジャーナルベースのバックアップを追跡します。これらのバックアップのリストが一致しなければ、次のいずれかが実行されます:

どちらの場合も、次の完全バックアップを実行するまで［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションを使うことができません。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 以前のバックアップに不完全な変更ジャーナルデータがありました (usn レコードが見つかりません) (not using change journal data for <%%s>: previous backup had change journal data that was not complete (missing usn records))

変更ジャーナルデータベースのサイズは固定です: それらは一定数のレコードだけを格納できます。ボリュームで多くのアクティビティが行われれば、バックアップがレコードを処理する前に、レコードが変更ジャーナルデータベースからパージされる可能性があります。その場合、［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションを使用できません。処置は必要ありません。すべての条件を満たす場合、アクセラレータは次回のバックアップで［変更ジャーナルを使用 (Use Change Journal)］オプションを使用します。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: ローカルでないボリュームとファイルシステムはサポートされません (not using change journal data for <%%s>: not supported for non-local volumes / file systems)

ポリシーのバックアップ対象はローカルボリュームではありません。たとえば、バックアップ対象は UNC パスを指定します。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 強制再スキャンスケジュールが構成されていません (not using change journal data for <%%s>: no forced rescan schedule configured)

このメッセージはアクセラレータの完全バックアップの間にだけ表示されます。アクセラレータの完全バックアップの間に変更ジャーナルデータを使うためには、［アクセラレータ強制再スキャン (Accelerator forced rescan)］オプションを使用するポリシーのスケジュールが必要となります。

<%%s> に変更ジャーナルデータを使用しません: 強制的に再スキャンを実行して、チェックサムを検証するために各ファイルを読み込みます (not using change journal data for <%%s>: forcing rescan, each file will be read in order to validate checksums)

このメッセージは完全バックアップの間だけ、ポリシーが［アクセラレータ強制再スキャン (Accelerator forced rescan)］オプションを使用して構成されていない場合に表示されます。

このメッセージが表示される前に、別のメッセージが変更ジャーナルデータをなぜ使うことができないか説明します。